北部広域市町村圏事務組合では、北部広域ネットワークの一部を民間に開放し、低廉で高速の情報通信サービスが享受できる環境を整備し、地域の情報格差を是正すると共に、産業の集積及び情報化等への積極的な支援を行うものです。
北部広域組合では平成13年度に「北部広域ネットワークの構築に関する調査」を実施し、 北部地域における大規模ネットワークの必要性について検証を行いました。 平成14年度には、前年度の調査結果を受けて北部広域ネットワークの実現に向けた具体的な方策を検討した 「北部広域ネットワーク整備計画策定事業」の報告書を取りまとめ、事業化に向けた要件、課題などを洗い出し、 実現に向けて慎重かつ着実に進めてきました。以降、平成15年〜16年に北部広域ネットワーク整備事業として、名護市-恩納村-金武町-宜野座村を光ケーブルで 結び、ループ化を実現。 平成21年には、大宜味村-東村、平成24年には本部町・今帰仁村への延伸を実施しました。 今後、離島(伊江村、伊是名村、伊平屋村)、国頭村へのネットワーク敷設に向けて、慎重かつ着実に事業計画を進めてまいります。
「北部広域ネットワーク」は、北部地域12市町村に跨る大規模なネットワークであり、予算規模や工期的にも単年度での実施は難しい事業です。 よって、当組合では平成14年より、順次段階的な整備を検討し、進めてまいりました。
今後も、本部半島、離島、国頭村、名護市東側のネットワーク整備に向けて、状況に応じて整備を進めていきます。
南4市町村をつなぐネットワークの構築 [ 名護市 · 宜野座村 · 金武町 · 恩納村 ]
地域イントラネットの整備などの情報化が進んでおり、名護市マルチメディア 館を始め、情報通信特区及び金融特区、宜野座サーバファームなどの企業誘致施策も既に展開している名護市、宜野座村及びリゾートホテルなどの観光産業が発展しており、また、沖縄科学技術大学院大学の招致に伴い情報化のニーズが高まっている恩納村、さらに、町内ネットワークを構築し、IT施策を実施している金武町を結ぶネットワークの構築を行います。
恩納村、金武町を結び「南ループ」の完成
恩納村と金武町を結び「南4市町村ループ」を完成させ、更なる有効活用を図るとともに、ネットワークの信頼性を向上させたいと考えております。
平成21年、名護市から大宜味村、東村を結ぶネットワークを敷設。
北部12市町村を結び、利活用促進に向け整備計画中です。
平成24年、本部半島(本部町、今帰仁村)を結ぶネットワークを敷設
以降、離島(伊江村、伊是名村、伊平屋村)、国頭村、名護東等のネットワーク敷設を計画中です。
離島3村(伊江村・伊是名村・伊平屋村)へネットワークを延伸し、北部11市町村が接続される。
また、名護東ループを結んだことにより、より信頼性の高いネットワークを実現しています。
残る国頭村へのネットワーク敷設に向け計画中です。
平成15年度-1次整備 cities_net_map02.gif
源河公民館〜北部AP〜北部会館〜名護市役所〜名護市民会館〜
万国津梁館〜恩納村役場〜名護市MM館〜みらい1号館〜久辺3区〜宜野座SF〜宜野座村役場〜金武町役場
平成16年度-2次整備 cities_net_map03.gif
(恩納村役場)〜(金武町役場) みらい2号館
平成20年度
みらい3号館
平成21年度 cities_net_map01.gif
大宜味村・東村延伸
平成24年度 cities_net_map04.gif
本部町・今帰仁村延伸
整備事業は、今後段階的に整備が予定されている北部広域ネットワークの初期整備事業であり、北部地域の活性化に大きく寄与するものであると考えております。
その活用方法として、地域住民の利便性向上のために、「北部広域ネットワーク整備計画」で選定したアプリケーションの中から 地域のニーズが高く、即効性があるものを導入し、さらに、名護市東海岸地域を中心とする企業集積地帯に、 よりよい通信環境を提供し、企業誘致促進を図るため、企業向け通信サービスを展開します。
導入アプリケーション
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