マチュピチュ村との友好都市締結の経緯

マチュピチュ村は、南米ペルー共和国にある人口約3,000人の村で、世界遺産である「マチュピチュの歴史保護区」があり、年間100万人がこの地を訪れる世界的に有名な村である。
大玉村玉井出身の移民、野内与吉氏がこの地で村の行政官や村長を務めたことが縁となって、かねてよりマチュピチュ村から友好都市締結の申し入れがあったものの、実現に至らずにいた。

その後、野内与吉氏の孫にあたる野内セサル良郎氏が日本国内に在住し、日本とペルーをつなぐ活動をしていることもあり、平成24年6月に村内外の有志23名が大玉村長の親書を携えてマチュピチュ村を訪問した。
平成26年4月にマチュピチュ村長から友好都市締結を希望する文書が届き、それに対する返事として、まずはマチュピチュ村側から大玉村を訪れ、その後に、大玉村からマチュピチュ村への訪問と合わせて、友好都市締結の方法、時期、などを相談したい旨も記した招待状を送付した。

同年6月にマチュピチュ村から友好都市締結に向け、手続きを進めることを決定したが、諸般の都合から大玉村に来ることができないので、先ずはマチュピチュ村で式典を開催し、その後大玉村にて再度式典を開催することで提案がマチュピチュ村からあった。

これを受け、平成26年度中での締結は困難との判断により、翌年度以降の締結を検討することになった。
平成27年度には、一般財団法人自治体国際化協会の支援事業により予算措置を行い、在日本ペルー大使館の協力も得ながら話を進め、大玉村からのマチュピチュ村訪問を初めに行い、マチュピチュの歴史保護区での友好都市締結を行うこととした。
平成28年度にマチュピチュ村長が来村され、8月7日のおおたま夏まつりのセレモニーとして友好都市交流活動指針の締結を行った。内容は、平等な活動を行うためのガイドラインとして共通の基準を設定した。
平成30年度(7月28日〜8月6日までの10日間)、福島県地域創生総合支援事業(サポート事業)により予算措置を行い、マチュピチュ村公式訪問団(13名)及び一般訪問団(14名)でマチュピチュ村を訪問した。教育分野及び住民主体の国際交流により「人・もの・情報」の交流を推し進め、世界を相手に活躍できる国際感覚豊かな人材育成と、村民の“国際交流”に対する理解の醸成を図った。
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