織井の清水

奥州平定にきた八幡太郎義家の側女織井御前がにわかに産気をもよおした。付近に産湯のための水が無かったので、義家が矢の根で試掘したところ、清水が懇々と湧き出したと言う。
その後どんなにひでりが続いてもその清水は減水しないで難を救った。今なお湧き出て、夏には井戸水よりも冷たく、訪れた人に涼を与えている。織井清水保存会では環境整備・清掃を行い清水の保存に努めている。

この清水には昔、水の底に名の知れぬ魚が常に潜んでいて、村の中に災いあれば浮かび出たという不思議な伝説がある。(『相生集』)

所在地

福島県安達郡大玉村玉井字馬場

機織御前

織井御前ともいい義家の側女を祀った社で、以前は清水の側に小さな宮社があったが、後に相応寺境内に祀られた。

所在地

福島県安達郡大玉村玉井南町188 相応寺境内
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