東京女子医科大学病院

末梢早期肺癌に対する胸腔鏡下3次元手術シミュレーションによる多亜区域切除

先進的医療の取り組み
  • 電話予約・Web予約

  • 文字サイズ

  • 背景色

当院は原則お電話による「予約診療」です。

初診の方

  • 電話予約

    電話番号:03-5269-7600

  • 電話受付時間

    平日 9:00〜16:30
    土曜 9:00〜12:30(第3土曜日は休診)

  • Web予約

    初診の方はWeb予約フォームからも申込みが出来ます。
    16:00以降にお受けしたものは、翌日以降の回答となります。

  • 窓口予約時間

    平日 9:00〜16:30
    土曜 9:00〜12:00(第3土曜日は休診)

再診の方

  • 電話予約

    予約センターのお電話は大変混雑しておりますので、AI電話をご利用ください。

  • 1予約専用AI電話:050ー1807ー8332

    (注記)診察券番号をお伺いしますので、お手元に診察券又は予約票をご用意のうえ
    お電話ください。

  • 電話受付時間

    平日 9:00〜15:00
    土曜 9:00〜11:00(第3土曜日は休診)

  • 2予約センター(オペレーター対応):03-3353-8138

  • 電話受付時間

    平日 9:00〜16:30
    土曜 9:00〜12:30(第3土曜日は休診)

  • 窓口予約

    平日 9:00〜16:30
    土曜 9:00〜12:00(第3土曜日は休診)

  • 電話予約・Web予約
  • information

information

よくアクセスされるページ

  • 東京女子医科大学病院

    〒162-8666
    東京都新宿区河田町 8-1

    03-3353-8111 (大代表)

    • 若松河田駅下車 徒歩約5分
    • 曙橋駅下車 徒歩約8分
  • 診療・受付時間

    診療時間

    平日 9:00〜11:00
    土曜 9:00〜11:00(第3土曜日除く)

    受付時間(初診・再診(予約がない方))

    平日 9:00〜16:00
    土曜 7:30〜12:00(第3土曜日除く)

  • 休診日

    日曜・祝日・第3土曜日
    年末年始(12月30日〜1月4日)
    創立記念日(12月5日)

    (注記)12月5日が日曜日の場合は12月6日

  • 文字サイズ

  • 背景色

  • Language

Contents

末梢早期肺癌に対する胸腔鏡下3次元手術シミュレーションによる多亜区域切除

末梢早期肺癌は、CTでスリガラス様陰影(GGO)を呈する2cm以下の陰影で、PETでも通常陽性所見を認めません。末梢早期肺癌に対する治療として従来の肺葉切除では余りにも腫瘍の大きさや予後と比較し切除範囲が大きく、一方、自動縫合器を用いた肺部分切除では切除断端に腫瘍が残る可能性が否定できないという悩ましい問題があります。また、GGOは多発したり、手術後長期観察期間中、新たなGGOが現れることもまれではなく問題を複雑にしています。

気管支、肺動脈、肺静脈は肺門から末梢に分岐しながら交差しますが、その走行の立体関係は症例により多岐にわたり、複雑です。私たちは、呼吸器外科医が連続CT上で、気管支、肺動脈、肺静脈をなぞって、それらの分枝の絵を描き、ポリゴンとして3次元表示するソフトを自作し、3次元表示用のモデラーと結びつけ、肺の手術のシミュレーションを実用化しました。術前に、気管支・肺血管の3次元関係を明らかにし、3次元表示の中で変形、切断、移動、補助面の作成などを行い、切除範囲、手順を明確化します。
これにより、創を小さく出来るだけでなく、不必要な範囲の切除を回避し、手術時間短縮化などが可能となります。パソコンを用いて呼吸器外科医がCT画像をなぞるというロウテクですが、ハイテクのCT画像の3次元表示(ボリュームレンダリング法)より、必要な範囲のはっきりした3D画像を得ることが出来、また、3次元表示の中で補助面の作成など可能で、非常に実用的です。これにより、通常の区域切除ではなく、末梢早期肺癌に対しての理想的な手術=肺静脈を中心とした多亜区域切除が可能になりました。

最近では、早期末梢型肺癌や転移性肺腫瘍の症例が多くなり小さい傷で小さく肺を切除する要求が強まっています。
同様な病変に対しては、その他の治療法として CT下穿刺によるラジオ波による焼却や凍結、定位放射線量、重粒子線治療などがあります。胸腔鏡による治療はあくまで全身麻酔が前提であり、他の局所麻酔下などの治療法と異なりますが、胸腔鏡手術による摘出術は

  1. 病理標本を得、診断が確定できる
  2. 遺残病変が少ない
  3. 摘出することで、治療後の病変が残らず長期予後で感染や血痰という合併症が少ない
  4. 繰り返し治療を行うことが可能である

などの長所があります。

病院のご案内

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /