相続対策
知っておきたい相続の豆知識
所有地の有効活用や相続税対策の検討方法について
相続対策に役立つ土地の分類
複数の土地を所有されている場合は、それらを書き出して、今後どのようにしたいかにより、次の3つに分類することをおすすめします。色分けすることで、現在の土地の利用状況をあらためて把握して有効活用や相続税対策の検討につなげていくことができます。
土地の分類方法
土地の分類例の図1.自宅、手放したくない土地
家族の基盤となるご自宅や先祖代々受け継がれてきた土地です。このような土地は、相続する人を早めに決めて遺言書に指定しておくことが大切です。
2.納税用に売却したい土地
相続により相続税を納める資金が必要になったときに売却するための土地です。但し、納税資金が必要になったときにすぐに売却できる土地というのは、一般的に立地の良い土地となります。そのため、万が一の時に備え、事前にご検討されることをおすすめします。
3.有効活用して収益を上げたい土地
賃貸アパート・マンションを建てたり、駐車場にするなど人に貸し、継続して収益を上げていくための土地です。有効活用の方法によっては相続税課税対象額を下げられるものもあります。但し、「税金」「金利動向」「事業計画」などきちんと把握することが必要です。