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津和野街道を歩く(令和6年11月10日)

登録日:2024年11月29日

松本廿日市市長、岩本吉賀町長と一緒に津和野街道をウォーキングしてまいりました。

津和野藩参勤交代の歴史をもつ津和野街道を活用し、交流事業を推進することを通して、各地域の活性化を図る目的にて協定を結んだ3市町ですが、具体的な交流事業を実施する上でまずは3人の市長と町長で歩いてみようとの意気込みにて実施いたしました。

廿日市市から津和野町までの距離は約77キロメートルで、このうち廿日市市佐伯から吉賀町までの古道は約19キロメートル、さらに佐伯に現存している石畳の古道は約7.5キロメートルとなっております。

この度は、廿日市市栗栖にある津和野街道入り口から観音堂や石畳道を通って中間点を折り返す、全長4キロメートルをプロモーションビデオの撮影も含め約2時間かけて歩きました。

当街道は、参勤交代のルートであるとともに、和紙や穀類などの運送、厳島神社や小島神社、太皷谷稲成神社への参拝などの道としても利用されていたとのことであります。
藩主あるいは商人や町人が、藩政や商売、生活のことなど様々な思いでこの道を往来していたことなどを、数々の足に踏まれた石畳に目をやり想像しながら歩く時間は、歴史のロマンを感じ、とても楽しいものでありました。

また、幕末から明治初期のキリシタン弾圧に伴うキリシタン流配の道という歴史をもつ当街道でありますが、現在も信者の方々により巡礼の道として利用されているとお聞きしております。
わずか4キロの一部ながら自分の足で歩いてみて、廿日市市から津和野町までを歩かれる信者の方々の熱い信仰心に頭の下がる思いでありました。

この度のウォーキングでは、NPO法人佐伯里山くらぶの皆さまにガイドをして頂きました。
この古道は緑豊かな山中を渓流沿いに走っておりますが、全国に類を見ない多様な樹種の木々が生えていることや、その樹木を活用し木工芸産業が繁栄してきたことなどのお話を教えて頂きました。
懇切丁寧な対応とともにご協力を頂いた皆さまにお礼を申し上げます。

廿日市市松本市長の発案にて実現したこの度のウォーキングですが、実際に歩いてみて津和野街道の素晴らしさを改めて実感し貴重な体験の機会となりました。
松本市長には自然と歴史を活かしたまちづくりにも目を向けて頂いていることに感謝を申し上げます。

ウォーキングの出発点である街道入り口までは国道186号線を車にてまいりました。
道中に車窓から見える風景は、一部紅葉となった自然が美しく、雰囲気の良い佇まいのカフェやお食事処の存在も発見したところであり、多くの皆さまにもドライブやウォーキングに訪れ、楽しんで頂きたいと願っております。

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