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津和野町では、「0歳児からのひとづくり」をキーワードとして「自ら学び続ける子」という指針を共有し、乳幼児期から保育園、小学校から高校までの教育の環境づくりを進めています。
それに伴い、教育委員会では平成28年度より「芸術士®派遣事業」という新しい事業を取り入れました。令和3年度7月現在、1名の芸術士®が津和野町内の保育園や小学校に派遣され、活動しています。
芸術士®活動は、芸術の専門知識を教えるものではなく、日頃の遊びや身近なものを題材としたアート活動を通して感性と情緒を豊かにし、自ら学ぶ子どもを育てます。
五感を通して自分の思いを色や形、言葉を使って表現をする事で、技術や創造力だけではなく、時間や人の気持ちなど、目に見えないものを想像する抽象的な思考も育みます。
これらの力が、就学以降の学校や日常生活の中で自分で考え、表現する力につながっていきます。
「津和野の子どもたちの教育を保育士や先生、保護者も町の人も専門家もみんな一緒に!」
「レッジョ・エミリア・アプローチ」という北イタリア発祥の教育姿勢をもとに津和野町独自の活動を展開する中で、個々の感性を育むだけでなくアートを通して教育施設が地域とつながる環境づくりにも力を入れています。
