近年の局地的な豪雨や大規模な地震の発生などにより、万が一ため池が決壊した場合を想定し、町ではため池ハザードマップを作成しました。
作成したため池ハザードマップは各世帯へ配付及び各区公民館等の公共施設へ掲示し、町民の皆様の防災・減災意識の醸成に努めていきます。
ため池ハザードマップとは
全国のため池の多くは老朽化が進行し、局地的な大雨や大規模な地震による災害が各地で発生している中、ため池が決壊する恐れのある場合または決壊した場合に迅速かつ安全に避難するための参考資料として、その被害範囲を地図化したものです。
基山町のため池ハザードマップ
今回作成した、ため池ハザードマップは基山町内にある8箇所のため池が災害時に同時決壊する最悪のケースを想定したものです。
平成30年度に作成した「基山町洪水・土砂災害ハザードマップ」に掲載している河川の氾濫による浸水想定区域、土石流警戒区域、急傾斜地警戒区域、指定避難所に加え、新たにため池の決壊による浸水想定区域、ため池決壊後の流水到達時間、住民参加型ワークショップにより検討した災害発生時の避難方向を記載しています。
また、記載されたため池決壊による浸水想定区域は赤色の濃淡により浸水の深さ(浸水深)を示し、ため池の決壊後どのくらいの時間で流水が到達するかを5分後、10分後、20分後、30分後、60分後という文字と線で記載し、迅速かつ安全な避難を促すものです。
対象のため池
基山町内にある8箇所のため池
(※(注記)下記のため池については、決壊した場合に家屋の被害や人的被害を与えることが想定される「防災重点ため池」に指定されています。)
(1)池の坂(いけのさか)
(2)菖蒲坂(しょうぶざか)
(3)向平原(むかいひらばる)
(4)桜の堤上(さくらのつつみかみ)
(5)桜の堤(下)(さくらのつつみした)
(6)亀の甲(かめのこう)
(7)南田(みなみだ)
(8)八幡池(はちまんいけ)
内容に関する問い合わせ等について
ため池ハザードマップがお手元に届いていない方や内容に関してご質問のある方は、産業振興課農林業振興係までご連絡ください。
また、PDF版も下記よりダウンロードできますのでご活用ください。
(※(注記)PDF版は多少見づらくなる部分がある可能性がございますがご了承ください。)