町長メッセージ平成29年1月1日
掲載日:2017年1月1日更新
町長メッセージ
令和3年度基山町施政運営方針
令和3年度は、新型コロナウイルス感染症対策が最重要課題であり、ワクチン接種や予防対策に関することはもちろん、コロナ禍で厳しい状況に追い込まれている方々に対する支援等についても行ってまいります。加えて、一人暮らしの高齢者対策や防災、防犯、交通安全、健康増進にも努め、「町民の皆さん全員が健康で、安心と安全を感じられるまちづくり」に全力で取り組みます。次に、これまで基山町が培ってきた移住・定住促進、子育て支援、地域資源を活かした誘客の推進、基山町の自然と歴史を守り、活かす取り組みなどを、このコロナ禍でも、町内外に対して、積極的に、かつ、総合的に発信していくための「オール基山での基山町の積極的プロモーション活動の推進」を行っていきます。更に、三つ目として、厳しい財源の中で、基山町を更に良くするための公共工事の基本的な考え方、住民と行政の役割分担の見直し等を実施していきながら、公共工事の優先順位の見える化等を通じて、「公共工事の短中長期の計画等の検討」を行っていきたいと考えています。
まず、「町民の皆さん全員が健康で、安心と安全を感じられるまちづくり」については、町民の皆様方が安心してコロナワクチンの円滑な接種ができる体制を、地元医師会等との連携により、確実なものとします。この推進のためには、令和3年度から、一人暮らしの高齢者対策として設置予定の「プラチナ社会政策室」をワクチン接種の推進室として位置づけ対応します。特に、高齢者への接種の対応が同室の活動の基礎となってくると考えています。もちろん、新型コロナウイルス感染症対策はワクチン接種だけにとどまらず、各分野でお困りのことを把握して、適切な支援対策を行っていきます。加えて、久留米大学医学部等との連携により、基山町の健康対策の充実を図っていきます。
特に、一人暮らしの高齢者世帯対策については、新設のプラチナ社会政策室において、ワクチン接種の取り組みと並行して、様々な課題の把握からはじめていきます。次に、防災対策については、町全体で同じ対策をとるのでなく、地域や防災の種類によりメリハリのある対策を講じていきます。交通安全や防犯についても、警察との連携を強化していきながら、各種の抑止力に着目した取り組みを推進していきます。更に、来るべき高齢化社会に対応し、地域公共交通の更なる充実を図っていきます。
次に、「オール基山での基山町の積極的プロモーション活動の推進」については、移住・定住の促進、子育て支援の量及び質の両面からの推進、基山町の自然や歴史、地域資源を生かした体験型観光の推進など、これまでに行ってきた人口増への取り組みの集大成として、これまでの取り組みを再検証するとともに、町内はもとより、町外に対して、それらの取り組みをアピールかつ印象付けできるようなプロモーション活動を行っていきます。
次に、「公共工事の短中長期の計画等の検討」については、財政的制約の中で、基山町の社会的インフラを整備し続けていくために、公共施設等総合管理計画をはじめ、各種の計画等を適切かつ早期に策定し、各種のアクションの優先順位を見える化することが不可欠です。加えて、行政と住民の役割分担、行政と業者等の関係団体の役割分担を明確化するとともに、町民の皆さんに納得してもらえる各種取り組みのルール化を進めていきます。更に、ハード面だけでなく、基山町の環境対策についても、環境基本計画の策定を目指して、各種の催しやワークショップを開催してまいります。
令和3年4月1日
基山町長 松田一也