下水道の使い方に関するお願い
下水道は、1年365日、私たちの生活になくてはならないものです。この快適な下水道施設を有効を使っていただくためには、使用者の皆さまに「正しい使い方」をしていただかなければなりません。
汚水の到着点は終末処理場ですが、出発点は皆さまのご家庭の台所やお風呂などです。汚水と一緒に異物や危険物を流すと、ご家庭の排水管が詰まったり、町の下水道管が損傷したり、終末処理場の維持・管理に困難が生じたりと、様々な不具合が発生する原因になります。
今年度、町内において終末処理場へ汚水を送るためのポンプにウエットティッシュやごみなどが詰まり、ポンプが止まる事故がたびたび起きています。
ポンプが止まると、汚水が終末処理場まで流れずに、近くのマンホールから道路上にあふれ出てきます。さらには、ご家庭のトイレなどの排水口からも逆流してくる場合もあります。
皆さまのご家庭の排水設備も町の下水道施設も、快適に長く使い続けるためには、下水道へ流してよいモノと流してはいけないモノを正しく守っていただくことが大切です。
ポンプから取り出されたウエットティッシュ ごみ
※(注記)ポンプに詰まっていたウエットティッシュ、ごみ、油の塊(オイルボール)
トイレに異物を流さない
水に溶けない紙や紙おむつ、たばこ、ビニールなどの異物を流すと詰まりの原因になります。また、ティッシュペーパーも水に溶けにくいので流さないでください。
台所のごみ、食用廃油は流さない
野菜くずや残飯、天ぷら油などの廃油を流すと、管を詰まらせる原因になります。
使用済みの油は市販の薬品で固めて、燃えるごみとして処分してください。
アルコールやガソリンなどは流さない
アルコール、ガソリン、灯油などを流すと、管のなかでガス化して爆発を起こすことがあります。絶対に流さないでください。
下水道管の近くに植樹しない
下水道管の近くに植樹すると、管に木の根が侵入し、詰まりや破損の原因となります。