基山町歴史的風致維持向上計画
基山町では、基山町歴史的風致維持向上計画を策定しました。この計画は、地域固有の歴史や文化、伝統を守り育て、次世代に継承し、基山町らしいまちづくりを進めることを目的としています。
このたび、歴史まちづくり法第5条に基づき、基山町の歴史的風致維持向上計画が主務大臣(文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣)から認定されました。(平成31年1月24日認定)
歴史まちづくり法(正式名称:地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律)とは
我が国には、城や神社、仏閣などの歴史上価値の高い建造物が、またその周辺には町家や武家屋敷などの歴史的な建造物が残されており、そこで工芸品の製造・販売や祭礼行事など、歴史や伝統を反映した人々の生活が営まれることにより、それぞれの地域固有の風情、情緒、たたずまいを醸し出しています。しかしながら、維持管理に多くの費用と手間がかかること、高齢化や人口減少による担い手が不足していることにより、歴史的価値の高い建造物や歴史や伝統を反映した人々の生活が失われつつあります。
「歴史まちづくり法」は、このような良好市街地の環境(歴史的風致)を維持・向上させ、後世に継承するために、平成20年11月4日に施行されました。
歴史的風致とは
歴史的風致とは、「地域における固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動と、その活動が行われる歴史上価値の高い建造物及びその周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境」と定義(歴史まちづくり法第1条)されており、ハードとしての建造物と、ソフトとしての人々の活動を合わせた概念です。
認定式 認定証2
認定式の状況(左:田中国土交通大臣政務官、右:松田町長) 認定証
町では、これから計画に基づき、歴史的風致の維持向上を図り、地域の特性を活かしたまちづくりに取り組んでまいります。
【計画期間】平成31年度から令和10年度までの10年間
【概要版】
【計画書】(令和3年3月更新)
第2章-1 基山にみる歴史的風致(PDF:7.04メガバイト) 別ウインドウで開きます
【計画変更】
本町の歴史的風致維持向上計画について、主務省庁に軽微な変更の届け出を行いました。
変更箇所一覧(令和3年度)(PDF:54.4キロバイト) 別ウインドウで開きます
【関連情報】
別ウィンドウで開きます国土交通省(外部リンク)
別ウィンドウで開きます文化庁(外部リンク)
別ウィンドウで開きます農林水産省(外部リンク)
歴史的風致維持向上計画の進行管理・評価
各認定都市において、計画に位置付けた方針の達成及び課題の改善の着実な進展を図ることを目的として進行管理・評価を毎年度実施しており、
令和5年度の進行管理・評価について主務省庁に報告を行いました。
歴史的風致維持向上計画の中間評価(令和元年度から令和5年度)
町では、平成31年度から令和10年度までの10年間、歴史的風致の維持向上を図り、地域の特性を活かしたまちづくりに取り組んでいます。令和5年度はその中間の年度で、(1)認定計画で設定した「歴史的風致」がどれだけ維持向上できたか、(2)認定計画で掲げた「方針」がどれだけ達成できたか、(3)認定計画を通じてどのような「波及効果」があったのか、(4)認定計画に位置づけられた「代表的な事業」の質がどれだけ担保できたか、主に4つの項目について評価を行いました。
木山口町まちづくり協議会
木山口町は、長崎街道沿いの町場として『元禄絵図』にもみることができ、江戸時代以来多くの人々が往来して賑わってきた空間です。現在でも若宮八幡神社の祭礼や造り酒屋、製薬会社などの建造物と一体的に地域の伝統を継承した人々の活動が大切に受け継がれている歴史的風致があります。
令和2年7月から、通称「きやまぐち」と称されている基山駅付近を通る長崎街道沿いの地元住民等により「木山口町まちづくり協議会」が組織され、基山町歴史的風致維持向上計画に記載されている「木山口町にみる歴史的風致」の維持向上を目的に地域の歴史的な個性を生かしたまちづくりに取り組んでいます。
基山口町大安売り風景 昭和25年(1950)
木山口町大安売り風景 昭和25年(1950)
(出典:基山町歴史的風致維持向上計画)
木山口町まちづくり協議会広報誌