医療費適正化にご協力ください

急速な高齢化や、医療の高度化などにより医療費が増加する中で、国民皆保険制度を続けていくためには医療費増加に歯止めをかけていかなければなりません。基山町国民健康保険では被保険者の数は減少傾向にありますが、医療費は年々増えています。医療費の増加は国民健康保険税の引上げにもつながってしまいます。

医療のかかり方やお薬のもらい方で、自分自身の健康と医療費をもう一度見つめ直しましょう。

特定健康診査、特定保健指導を受けましょう

健診を定期的に受けることで、早期発見・早期治療に結びつくことができ医療費を抑えることができます。基山町では、健康ポイント事業により、町が実施する健診(検診)を受けると健康ポイントが付与され、きのくにカードのポイントに交換もできます。

またメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)やその予備群とされた方に積極的な保健指導も行っています。病気を未然に予防し食生活の見直しや生活改善を心がけましょう。

後発医薬品(ジェネリック医薬品)を利用しましょう

ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分が、同じ量含まれ、同等の効き目があります。新薬と異なる添加剤が使われることがありますが、有効性、安全性及び品質について国が厳格な審査のうえ、製造販売を認めているお薬です。医療の質を落とさずに、個人の負担を軽くでき長期の服用が必要な場合などは効果的です。

基山町でも、ジェネリック医薬品差額通知をお送りし、ジェネリック医薬品に変えた場合には医療費負担がどのぐらい減るのかをご案内しています。ジェネリックシールやカードなどを保険証やおくすり手帳に貼るなどして、活用していきましょう。

かかりつけ薬局を持ちましょう

複数の医療機関を受診し、同じ効能のお薬やたくさんのお薬を使用すると飲み合わせによっては、副作用が出たり医薬品の飲み残しが発生する恐れがあります。医薬品の飲み残しは、医療費の無駄になってしまいます。

基山町からは、同じ効能のお薬や飲み合わせに注意が必要な薬を飲んでいる方に対し通知をお送りしています。通知が届いた方は、一度薬局に相談してみましょう。またかかりつけ薬局を見つけて、おくすり手帳を利用することで、お薬の把握等ができますのでぜひ活用してください。

整骨院・接骨院では保険適用にならない場合があります

柔道整復師(整骨院・接骨院)による施術を受けた場合の保険給付(療養費の支給)の件数については、年々増加しています。

柔道整復師による施術は、外部からの要因による骨折・打撲・捻挫・脱臼の場合は、保険適用されます(骨折及び脱臼については、緊急の場合を除き、あらかじめ医師の同意を得ることが必要です。)が、日常生活からくる疲れや単なる肩こり、体調不良、打撲や捻挫が治った後のマッサージ等の場合や、医療機関で同じ傷病の治療を受けている場合で医師の指示がない場合等は、保険証は使えません。

医療費通知を確認しましょう

基山町では、医療費通知を年3回に分けてお送りしています。これは健康や医療に対する理解を深めていただき、医療費や受診の記録を確認することを目的としています。

この通知は確定申告の医療費控除に使用することができますが、保険適用分のみの記載となります。自費診療などの費用についてはご自分で医療費の明細書又は領収書をご用意ください。

【令和6年度の発送スケジュール】

休日や夜間の受診本当に必要ですか

休日や夜間の診療は、割増料金がかかり医療費の増加になります。夜間や休日の安易な診察は、緊急性を必要とする方の治療に支障をきたすこともあります。緊急等やむを得ない場合以外は、診療時間内に病院にかかりましょう。

小児救急医療電話相談(#8000)※(注記)「0942」からの発信は、「0952-24-2200」へおかけください。

佐賀県では、お子さんの夜間のケガ・急病等の際、保護者の方々が対処に戸惑う時や医療機関を受診すべきかどうか判断が難しいときに、応急対処の方法や受診の要否について助言を行う「電話相談窓口」を設けています。

【電話相談】毎日19時から翌朝8時まで、「#8000」(携帯電話からでもご利用になれます。)で救急医療の専門スタッフ(救急専門医や看護師等)が対応します。

※(注記)以下の方は「0952-24-2200」へおかけください。

・プッシュ回線以外の固定電話からおかけの方

・市外局番が「0942」及び「092」の固定電話からおかけの方

(佐賀県ホームページ)http://www.pref.saga.lg.jp/kiji00334475/index.html

99さがネット

佐賀県内の病院、診療所、歯科診療所の検索など役立つ医療情報を提供しています。

(99さがネット)https://www.qq.pref.saga.jp/