『南海トラフ地震臨時情報』が発表されたら
南海トラフ巨大地震臨時情報とは
南海トラフでは、過去に約32時間後や約2年後など、東側と西側で時間差をおいて大規模な地震が発生したことがあります。このように時間差で地震が発生する可能性が高まった場合に、気象庁から発表される情報が「南海トラフ地震臨時情報」です。テレビやラジオ、インターネットのほか、防災行政無線や北島町防災情報メールなどで皆さんに伝達されます。この情報は下記の4種類あります。
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臨時情報の発表の流れと対応
気象庁において南海トラフ沿いで異常な現象を観測した場合、5〜30分後に南海トラフ地震臨時情報(調査中)が発表されます。その調査結果が最短2時間後に、次の段階の臨時情報(巨大地震警戒、巨大地震注意又は調査終了)として発表されます。皆さんは地震に備えて、個々の状況に応じた防災対応を開始してください。3南海トラフ巨大地震臨時情報とは コピー.jpg
臨時情報が発表されたら(北島町内の場合)
北島町の基本方針
臨時情報の発表後すぐに避難しなければならない地域(事前避難対象地域 ※(注記))は北島町にはありません。
しかし、いつ地震が起こってもおかしくない状況です。通常の社会活動をできるだけ維持しつつ、地震が発生したらすぐに避難できる準備をしてください。
※(注記) 臨時情報が発表された場合に、津波が発生してからの避難では間に合わない沿岸地域など、地震の発生に備えて事前に1週間の避難を行う地域。
南海トラフ地震臨時情報(調査中) が発表されたとき
- 調査の結果により次の段階の臨時情報(巨大地震警戒、巨大地震注意、又は調査終了)が発表されます。気象庁や町からの情報を収集し続けてください。
- 次の段階でどの臨時情報が出ても行動できるように準備を開始してください。
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒) が発表されたとき
- いつ地震が起こってもおかしくない状況です。地震への備えを再確認してください。
- 通常の社会活動をできるだけ維持しつつ、地震が発生したらすぐに避難できる準備をしましょう。
- 事前避難対象地域は町内にありませんが、地震発生後の避難では間に合わない方は事前避難をしてください。
- 対 象 ・耐震性が不足する住居に居住している方
- ・自力での避難が困難な方(傷病者・高齢者・障がい者) など
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意) が発表されたとき
- 日頃からの地震への備えの再確認に加え、地震が発生したらすぐに避難できる準備をしましょう。
南海トラフ地震臨時情報(調査終了) が発表されたとき
- 地震発生の可能性がなくなったわけではありません。しばらくは地震発生に注意しながら通常の生活を行いましょう。
事前避難とは
事前避難とは地震が発生してからの避難では津波の到達に避難が間に合わない人が、予め安全な場所で生活することです。沿岸地域の居住者、自力避難が困難であったり時間がかかる人(傷病者・高齢者・障がい者など)、又は耐震性が不足する住居に居住している人などが事前避難の対象になります。
- 期 間 :最初の地震が発生してから1週間
- 場 所 :安全な親戚や知人宅など。それが難しい人は町が開設する避難所
- 持ち物 :飲食料や生活に必要な物は各自で準備してください
- 避難手段:徒歩を基本とする
- その他 :避難所運営は避難者の皆さんに行っていただきます。ご協力ください
参考資料
内閣府啓発動画・リーフレット https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/rinji/index.html
徳島県啓発動画(YouTube徳島県チャンネル)https://youtu.be/sl56aPJ5AY0