2024年10月19日17時41分
東日本大震災の被災地支援をきっかけに、47都道府県のコメで造っている日本酒「絆舞」の仕込みが19日、全国253の信用金庫が協賛し、福島県会津坂下町の曙酒造で始まった。今年は能登半島地震の復興応援企画として北陸限定ラベル付きも販売する。売り上げの一部を東日本や北陸の被災自治体に寄付する。
22信金の役員らがカラフルな法被姿で仕込み式に出席。蒸したコメを水やこうじが入ったタンクに運び、「おいしくなあれ」と声をかけながら棒でかき混ぜた。今年のラベルの「絆舞」の字は、能登半島地震で被災した石川県七尾市の書家三藤観映さんが揮毫。式典で原本が福島県に贈られた。
【写真】 福島県に書家三藤観映さんが揮毫したラベル文字の原本を贈呈するのと共栄信用金庫の鈴木正俊理事長(左)=19日午後、福島県会津坂下町