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尾瀬ニュース

尾瀬に行こォゼ! vol.44「続けていくこと」

2024年8月20日

夏本番を迎えている日本列島。8月上旬、とある日の尾瀬最高気温は、28.6°Cでした。標高が高い尾瀬は、東京都心と比べると、日中はおおむね約10°C、朝晩では15°C程度の気温差があるため、避暑地としても人気です。

さて、夏真っ盛りの尾瀬ですが、標高1,960メートルの山上湿原にあるアヤメ平は、緑が青々と伸び、夏の代表花である「キンコウカ」があちこちと咲き、まさに生命力に満ちあふれるシーズンを迎えています。現在は敷かれた木道以外は歩いてはいけませんが、昭和30年代は自由に湿原を歩き回ることが出来ました。
ちょうどその頃、「夏の思い出」が流行り、その影響で、尾瀬に多くの観光客たちが押し寄せました。その結果、アヤメ平は観光客に踏みつぶされ、裸地化してしまったという歴史があります。

東京電力では、そんな湿原を復元しようと1969年から植生活動をおこなっていますが、現在でも100%復活したとは言えない状況です。一度壊れてしまった自然を元に戻すことは簡単ではありません。それでも、「続けていくこと」が大事です。

尾瀬の夏は短く、夏の高山植物は、例年8月末には終盤を迎えます。9月に入ると、辺り一面で草紅葉(くさもみじ)が始まり、尾瀬は一足さきに秋へと移行します。草紅葉も味があり、魅力的です。そんな湿原の美しさを守るためにも、毎年、秋を迎える尾瀬で草花の植生活動を行っているのです。

写真01

昨年の植生活動の様子

写真02
写真03

荒廃したアヤメ平

写真04

100%復活とは言えないがここまで復活

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(追記) (追記ここまで)
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