2 経営指標の利用方法
ここでは、代表的な各指標を用いて経営分析を行う。各事業体においては、自らの数値と類似団体平均及び全国平均の数値との比較により自己分析を行う。以下に、その際の参考として、例示したA市と全国平均との比較を行っているが、各事業体においては、それぞれの事業体が置かれている状況や特性を踏まえた詳細な分析を行っていただきたい。なお、類似の特定団体に対する比較も併せて行うことが望ましく、さらに詳細な経営分析を行う場合については、「3各指標」の数値を用いて行うとよい。
?T 経営分析
本章で行う経営分析の指標は、次表のとおりである。
?U A市の類型区分及び経営状況
現在給水人口
主な水源
有収水量密度
経常収支比率
累積欠損金比率
不良債務比率
41,756人
ダム
0.77千m3/ha
120.04%
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−
A市は、現在給水人口41,756人で、ダムを主な水源としており、有収水量密度0.77千m3/haで、本書における分類では、給水人口3万人以上5万人未満、水源別区分はダム、有収水量密度は全国平均以上の類型(類型区分a5)に属する。
経営状況については、経常収支比率は100%以上であり、現在のところ健全な水準にある。
以下、「1.事業の概況」から4項目にわたる分析を行う。
平成30年度水道事業経営指標