3 利用方法


「2算出式」に掲げた「1.業務の概況」から「9.繰入金の状況分析」の9項目に関する各経営指標について解説を行うとともに、例示の事業(A施設、B団体)の数値を取り上げ、コメントを添えている。なおA施設はB団体が経営する工業用水道事業の計8施設(うち建設中1施設)の1つであり、B団体配水能力合計に占めるA施設の割合は約1.7%である。
本書におけるA施設およびB団体の経営指標については、あくまで数値から読み取れることを簡易的に述べるにとどめているが、各地方公共団体の経営する施設や団体を実際に分析する際は、より詳細かつ個別の事情を勘案の上、実施していただきたい。


?T.経営分析

本章で紹介する経営指標は、次表のとおりである。

(注記)施設別、団体別で全国平均に差があるのは、建設中の施設のものを計上するか否かの違いであり、施設別は、253施設のうち建設中の11施設を除く242施設についての平均であるが、団体別は、155団体のうち建設中の施設しかない2団体(2施設)を除く153団体(251施設)についての平均であるためである。


?U.例示の施設及び経営状況と類型区分

(1)A施設の類型区分・・・「c3」(現在配水能力規模は「小規模」、水源の種類は「ダムを有するもの」、供用開始年度は「昭和51年度以降」)
(2)B団体の類型区分・・・「?T」(現在配水能力規模は「大規模」)

以下、「1.業務の概況」から9項目にわたる分析を行う。

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令和元年度工業用水道事業経営指標

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