ここでは、「1.業務の概況」から「9.繰入金の状況分析」にわたる9つの観点から、「2経営指標一覧」に掲げた各経営指標を用いて経営分析を行う。各事業体において、自らの数値と類似団体平均の数値を記入しながら、全国平均と、例にあげた施設別区分でのA施設、団体別区分のB県の数値を比較参照し、経営分析が行えるよう考慮した。
−
−
−
−
−
−
−
−
4.財務比率
1.<流動性>
流動比率
当座比率(酸性試験比率) (%)
2.<安全性>
自己資本構成比率 (%)
固定資産対長期資本比率 (%)
−
−
−
−
−
−
−
−
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−
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−
−
−
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−
763.9
617.3
66.6
90.6
1,592.9
1,546.0
70.9
82.0
5.施設の効率性(稼働状況)
現在配水能力に対する契約率 (%)
施設利用率 (%)
導送配水管使用効率 (千m3/m)
79.6
57.0
0.52
68.3
50.2
1.51
79.6
57.0
0.52
66.8
46.9
0.66
6.生産性
職員1人当たり給水収益
(千円)
78,427
125,966
78,427
81,019
7.料金に関する項目
料金回収率 (%)
106.8
121.0
106.8
107.1
8.費用に関する項目
1.<費用構成比>
職員給与費 (%)
資本費 (%)
2.<給水収益に対する割合>
職員給与費 (%)
資本費 (%)
13.2
51.0
12.3
47.8
11.3
33.1
9.4
27.4
13.2
51.0
12.3
47.8
13.6
36.8
12.7
34.3
9.繰入金の状況分析
損益勘定繰入金対総収益 (%)
資本勘定繰入金対資本的収入 (%)
2.0
18.0
0.0
−
2.3
27.0
0.0
−
※(注記)施設別、団体別で全国平均に差があるのは、施設が建設中ものを計上するか否かの違いであり、施設別については建設中を除き、団体別では建設中を含むこととしているためである。
2.例示の施設及び団体の経営状況と類型区分
(1) A施設の状況
現在配水能力
主 な 水 源
供用開始
年 度
総 収 支
比 率
経常収支
比 率
契約率
793,100m3/日
表流水
一部:S46
全部:H28
121.5%
121.5%
68.3%
A施設は、現在配水能力793,100m
3/日(計画配水能力1,316,000m
3/日)で、総収支比率、経常収支比率ともに121.5%であり、本書における分類では、現在配水能力規模は「大規模」(現在配水能力200,000m
3/日以上)、水源の種類は「表・伏・湖」、供用開始年度は「昭和50年度以前」の類型に属する。
(2) B県の状況
合計現在配水能力
主 な 水 源
総 収 支
比 率
経常収支
比 率
累積欠損金
比 率
不良債務
比 率
契約率
1,466,290m3/日
−
110.0%
109.9%
−
−
66.8%
B県は、合計現在配水能力1,466,290m
3/日(合計計画配水能力2,322,690m
3/日)で、総収支比率110.0%、経常収支比率109.9%であり、本書における分類では、現在配水能力規模は「大規模」(現在配水能力200,000m
3/日以上)の類型に属する。
以下、「1.業務の概況」から9項目にわたる分析を行う。
平成23年度工業用水道事業経営指標