© 2024 SoftBank Corp.
ブロードバンドサービスに関するユニバーサルサービス制度における
コスト算定等に関する研究会(第12回)
ご説明資料
2024年9月20日
ソフトバンク株式会社
資料3
© 2024 SoftBank Corp.1目次
1. コスト算定
• 基本的な考え方
• 特異判定式に対する当社考え
2. 負担金算定
• 基本的な考え方・これまでの整理
• MVNO回線の取扱いに対する当社考え
• 公衆無線LANアクセスサービスの取扱いに対する当社要望
3. 制度運用スケジュールへの当社要望
© 2024 SoftBank Corp.2コスト算定の基本的な考え方
競争の補完としての制度趣旨を踏まえ、
負担すべきコストはサービス維持に最低限必要な範囲とすべき
出典:ブロードバンドサービスに関するユニバーサルサービス制度における交付金・負担金の算定等に関するWG(第3回) 当社ご説明資料(令和5年10月13日)P.9
© 2024 SoftBank Corp.3特異判定式に対する当社考え
特異判定式の
維持管理係数について
• 以下の2点から、特異判定式における維持管理係数には、全国平均としてNTT東西殿の設備管理運営費比率(第一種
指定電気通信設備の接続料の算定に用いる係数)を用いることが適当と考えます。
1認可プロセスにより適正性、透明性が担保されており、算定根拠が公表されていること
2全国の町字の平均値であることから、条件不利地域で見込まれる非効率性および都市部の効率性の双方を反映できる
こと
• 従来と同スペックの設備による設備更新に係る構築費用については、交付金算定の対象とすることに異論ございません。
• 一方で、スペックがより良いものや仕様の異なる設備での更新が必要となる場合は、交付金算定の対象とすることについて、
都度妥当性の確認が必要と考えます。
• なお、設備更新費用の算定にあたり、既存設備の除却損に関しては、区域指定における除却損の整理と同様、交付金算
定の対象外である認識です。
維持管理における
設備更新費用の算定について
© 2024 SoftBank Corp.5特異判定式に対する当社考え2
特異判定式における
共通費の配賦基準について
• 放送と通信の費用配賦については、第6回研究会(注記)1での議論において、放送契約の有無を踏まえた費用配賦をする場合、一芯方式に
おける放送1/3の配賦比率についても利用実態を踏まえた提案をすべきとの指摘があり、議論を踏まえ、2024年3月報告書(注記)2では、
放送契約の有無に関わらず、配賦比率を放送1/3、通信2/3としたうえで、以下右図の注記が付記されたものと理解しております。
• このような経緯も踏まえ、特異判定式における共通費の配賦について、配賦比率には利用実態を反映せず、放送契約者数割合のみ考
慮することは不適切であり、データ量に係る利用実態の確認が困難な場合は、放送契約者数割合も考慮しないことが適当と考えます。
(注記)1 ブロードバンドサービスに関するユニバーサルサービス制度におけるコスト算定に関する研究会(第6回) 2024年1月22日
(注記)2 ブロードバンドサービスに関するユニバーサルサービス制度におけるコスト算定に関する報告書 2024年3月28日
出典:ブロードバンドサービスに関するユニバーサルサービス制度におけるコスト算定に関する研究会(第6回)議事概要 p11(当社にて、抜粋および青太字に加工)
出典:ブロードバンドサービスに関するユニバーサルサービス制度におけるコスト算定に関する報告書 p54
(前略)
それから、もう一つ、米印で「放送サービス相当を全体の3分の1とする場合」という言葉が書かれているんですけれども、こういう放送サー
ビス利用者と未利用者とで分けるんだったら、それに合わせて3分の1もやはり見直すべきなのかなということで、IP方式につきましても
、RF方式につきましても、テレビサービスについては技術条件がしっかり決まっていて、その中で伝送帯域について、アクセス系伝送路設備に
ついては、受信者端子において提供とする放送番組の全てを伝送するために必要な伝送体系を確保という ような文言が書かれていますの
で、多分、NTTさんとしては、ひかりTVでどれだけ帯域を使っていらっしゃるかというのは承知していらっしゃるんだと思います。
それから安定的な伝送するための措置として、(中略)一般的に言われているのは、2Kの放送で10から15メガ、それからひかりTVで
も4Kサービスしていらっしゃいますけど、4Kの放送だと30から40メガ というのがテレビを見ている間にずっと流れっ放しになるということで
もって、これはもう3分の1なんていうものではなくて、放送利用者については、放送サービス相当がもっ とずっと大きくなることが想定さ
れるということで、そういうようなテレビの利用時間帯、 令和3年度の情報通信白書でもって、全世代平均でもって、インターネットの利用時
間が テレビの視聴時間を超したというような記述があったかと記憶しておりますけれども、その場合のインターネットというのは、スマホのモバイル
に流れる分も含めてですので、多分固定インターネットにアクセスされる時間帯というのは、テレビの視聴時間帯よりもま だ恐らく短い。 特にこ
のサービス支援対象となるようなルーラルな地域では高齢者が多いと思いますので、その傾向は非常に顕著だと思いますので、そういう
ような数値を組み合わせて、3分 の1を含めてこういう見直しが必要だというような御提案をいただければ、検討する余地はあるかなと
思いますけれども、今日の御提案の範囲内では、まだ取り上げがたいかなという印象
(後略)
15 放送サービスを利用する利用者分に限定して、支援区域における一
芯方式の費用配賦を検討して はどうかとの提案もあったところ、規制コ
ストの増大等とのバランスも踏まえ、運用実態等も勘案して 継続検討
事項とする。
© 2024 SoftBank Corp.6参考:特異判定式における共通費の配賦基準について
出典:ブロードバンドサービスに関する ユニバーサルサービス制度における コスト算定に関する研究会(第6回)
NTT東西殿説明資料(令和6年1月22日)P.1
出典:ブロードバンドサービスに関する ユニバーサルサービス制度における コスト算定等に関する研究会(第10回)
NTT東西殿説明資料(令和6年9月4日)P.11
© 2024 SoftBank Corp.7目次
1. コスト算定
• 基本的な考え方
• 特異判定式に対する当社考え
2. 負担金算定
• 基本的な考え方・これまでの整理
• MVNO回線の取扱いに対する当社考え
• 公衆無線LANアクセスサービスの取扱いに対する当社要望
3. 制度運用スケジュールへの当社要望
© 2024 SoftBank Corp.10目次
1. コスト算定
• 基本的な考え方
• 特異判定式に対する当社考え
2. 負担金算定
• 基本的な考え方・これまでの整理
• MVNO回線の取扱いに対する当社考え
• 公衆無線LANアクセスサービスの取扱いに対する当社要望
3. 制度運用スケジュールへの当社要望
© 2024 SoftBank Corp.11MVNO回線の取扱いにおいて必要な対応(1/2)
当社課題認識
出典:ブロードバンドサービスに関するユニバーサルサービス制度における交付金・負担金の算定等に関するWG(第3回) 当社ご説明資料(令和5年10月13日)P.17
MNOが利用形態を把握できないMVNO回線については
MVNOから利用実態を報告するなど、MNOが利用形態を把握する仕組みが必要
© 2024 SoftBank Corp.12MVNO回線の取扱いにおいて必要な対応(2/2)
具体的な運用を明らかにしたうえで、
関係事業者に過度な負担にならないよう検討が必要
事務局案は
MVNOから通信モジュール回線数の報告を受けた総務省が、
各MNOに対して
一次MVNO単位で当該回線数の通知が必要と理解
出典:ブロードバンドサービスに関するユニバーサルサービス制度におけるコスト算定等に関する研究会(第10回)
「ブロードバンドサービスに関する ユニバーサルサービス制度における 令和6年度第二弾の総務省令の制定に向けて(案)」(令和6年9月4日)P.15
© 2024 SoftBank Corp.13目次
1. コスト算定
• 基本的な考え方
• 特異判定式に対する当社考え
2. 負担金算定
• 基本的な考え方・これまでの整理
• MVNO回線の取扱いに対する当社考え
• 公衆無線LANアクセスサービスの取扱いに対する当社要望
3. 制度運用スケジュールへの当社要望
© 2024 SoftBank Corp.15当社が提供する公衆無線LANアクセスサービスについて
利用規約の一例
出典:ソフトバンクWi-Fiスポット利用規約(i)
当社は公衆無線LANアクセスサービスとして「ソフトバンクWi-Fiスポット」を提供中
当社の携帯電話回線の契約を前提に提供
© 2024 SoftBank Corp.17目次
1. コスト算定
• 基本的な考え方
• 特異判定式に対する当社考え
2. 負担金算定
• 基本的な考え方・これまでの整理
• MVNO回線の取扱いに対する当社考え
• 公衆無線LANアクセスサービスの取扱いに対する当社要望
3. 制度運用スケジュールへの当社要望
© 2024 SoftBank Corp.19EoF

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /