報道資料
困ったら 一人で悩まず 行政相談
子供たちが自転車で国道を安全に横断できるようにしてほしい
- あ っ せ ん を 踏 ま え 、 自 転 車 横 断 帯 の 視 認 性 を 改 善 -
総務省熊本行政評価事務所(所長 古澤 良章)は、「私の子は、通学時に国道57号(通
称:東バイパス)を自転車で横断中、車に轢かれそうになった。自転車横断帯の標示が消えて
いるため、自動車から自転車横断場所だと認識されないのではないか。子供たちが自転車で
安全に横断できるようにしてほしい。」との行政相談を基に、実地調査を行うとともに、民間
有識者の意見を反映させることにより、国民的立場に立った苦情の救済を推進するため、行
政苦情救済推進会議(座長 鈴木 桂樹 熊本大学名誉教授)に諮りました。
同会議の意見を踏まえ、令和4年3月9日、熊本河川国道事務所に対し、関係機関と共に
現地の安全確保のための協議を行い、必要な対策を進めることについて、あっせんを行い
ました。
この交差点の自転車横断帯は不明瞭になっていましたが、あっせんの結果、3月22日に
補修が行われ、視認性が改善されました。
また、熊本河川国道事務所、熊本県警察本部及び熊本市により、更なる安全確保に向け
た取組に関する協議が6月28日に開催され、意見交換が行われました。
ふるさわ よしあき
すずき けいじゅ
【照会先】
総務省 熊本行政評価事務所
主任行政相談官 安井 浩二郎
電 話:096-324-1662
メール:kumam02@soumu.go.jp
行政相談マスコット
キクーン
令 和 4 年 7 月 1 9 日
熊本行政評価事務所
1 行政相談の概要
しろまる 私の子は自転車で高校に通学しており、保田窪交差点(熊本市内)で国道57号
を横断している。
しろまる 国道の横断のために自転車横断帯が設けられているのだが、子は、通学時に
この横断帯で、県道から国道に曲がってきた自動車に轢かれそうになった。
しろまる この横断帯の標示は消えている。このため、自動車からは、自転車横断場所で
あると認識できないのではないか。
しろまる 幸いに子は事故に至らなかったものの、この横断帯を多くの高校生が通行して
いるし、交差点の自動車交通量は多く、事故が発生しないか不安である。
しろまる 子供たちが安全に横断できるようにしてほしい。
【保田窪交差点の位置】
歩道橋(保田窪2号)
歩道橋(保田窪1号)
自転車横断帯
(南北2か所)
国道57号
(注記)上下7車線
至 東海大星翔高校、
JR東海学園前駅
県道 改善状況撮影地点
(写真はGoogle Mapのもの)
東海大星翔高校
JR東海学園前駅
熊本市立西原小学校
国道57号
保田窪交差点
(地図はGoogle Mapのもの)
【交差点の俯瞰写真】
2 改善状況(自転車横断帯の補修 → 視認性が向上)
自転車横断帯
(痕跡あり)
保田窪2号歩道橋
高校、駅方面
横断帯の痕跡
<改善前> 令和3年12月13日 午前8時10分頃
<自転車横断帯の補修後> 令和4年3月31日 午前8時頃
保田窪2号歩道橋
・ 自転車の通行場所が明確になった。
高校、駅方面
・自転車横断帯の標示は、白線の一部が残っているのみで、晴れた日の日中であっても視認しにくい。

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