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令和七年十月二十一日提出
質問第九号

幹部自衛官の充足に関する質問主意書

提出者 平岩征樹




幹部自衛官の充足に関する質問主意書


自衛官の定員充足率が二十五年ぶりに九割を下回った。採用難に加え、直近十五年で最多となった中途退職も影響が大きい。幹部自衛官についても士よりは充足率が高いものの、九十二%程度であり、中途退職者数も近年高止まりしている。幹部自衛官は特性として都道府県を跨いだ異動が曹士より多く、また勤務時間が長くなりがちであるとされている。我が国防衛をその双肩に担う幹部自衛官の質と量を確保することは急務であり、以下のとおり質問する。

一 幹部自衛官の離職率を低下させるためには離職原因の分析が不可欠であり、離職の際に聞き取った理由等の定性的な指標だけでなく階級別・職場別(司令部勤務や艦艇勤務等)の離職率といった定量的な指標についての分析と対応が必要と考えるが、対応状況を教えられたい。
二 民間での意識調査では転勤は離職の理由として大きな割合を占めるため、民間企業では転勤のないエリア総合職の導入が進んでいる。類似制度の自衛隊への導入について検討すべきと考えるが見解如何。
三 内部部局等勤務自衛官の勤務実態について長時間残業が恒常化しており、令和六年一月から十二月までの間における、防衛省本省内部部局に勤務する自衛官の一カ月間の課業時間外の勤務時間の平均は約三十六時間となっているが、自衛官の俸給における超過勤務手当相当分は約十%しかついていない。残業時間の抜本的な削減、もしくは内部部局勤務手当等の超勤実態との差分を埋めるための手当創設が必要と考えるが見解如何。

右質問する。

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