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令和七年十月二十一日提出
質問第八号

暗号資産に対する基本的な認識に関する質問主意書

提出者 平岩征樹




暗号資産に対する基本的な認識に関する質問主意書


暗号資産の取引市場は拡大を続けており、全世界での時価総額は四百兆円、日本での取引額は五兆円を突破した。暗号資産の機能は発明当初に期待された決済機能だけではなく、暗号資産ETFや暗号資産を財務戦略の一環として蓄積するトレジャリー企業の出現、国家として準備金の対象となるなど、投資商品としての機能も備えるようになった。またその種類についてもビットコインだけではなく、後発で値動きが激しいアルトコインや逆に米ドルなどの法定通貨と連動させることで値動きを抑えたステーブルコインなどが出現している。これらの状況を踏まえ、現在の暗号資産に対する政府の姿勢を以下のとおり質問する。

一 暗号資産はそのものが流出し詐取される対象となる事案が頻発していることや、ランサムウェア攻撃と身代金としての暗号資産が分かち難く結びついている点など、伝統的金融に比して負の側面が定量的にも定性的にも大きいと考えるが、政府の認識如何。
二 暗号資産はオルタナティブ投資とされつつあるが、資金調達・事業活用型でない暗号資産については投資資金が何らかの設備投資等を惹起するものではない。これらの投資が社会に対してどういった効用を与えると考えるか政府の認識如何。
三 暗号資産ETFの出現により、暗号資産交換所ではない伝統的な金融市場も暗号資産の影響を受けることになった。伝統的金融と暗号資産は、その表章するものの有無から根本的な性質を異にするため、伝統的金融と暗号資産、また法定通貨を担保とするステーブルコインとそれ以外の暗号資産をコミングルさせない措置が必要と思料するが政府の認識如何。

右質問する。

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