理事長あいさつ

平素より私ども信用金庫をお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。
皆様方の当金庫に対するご理解を深めてもらうために、毎年ディスクロージャー誌を作成いたしております。私どもの業務内容について、ご理解を深めていただければ幸いに存じます。
現下の国際情勢は、昨年度末に発表された米国トランプ大統領による関税政策により、第2次世界大戦後の自由貿易体制が大きく揺さぶられております。更に、ロシアのウクライナ侵攻やイランとイスラエルの軍事衝突など引き続き難しい局面にあります。国内においては、マイナス金利政策の終了による「金利ある世界」が具体化し、合わせて上記の関税政策の混乱が金融市場へ波及する中、同時に自動車を含めた製造業関連を中心に影響が広がっており、連動して裾野の中小零細企業を取り巻く経営環境は一段と厳しくなっております。
以上のような経営環境のもと、おかげさまをもちまして令和7年3月末現在で総資産が830億円、預金量につきましては769億円となりました。
当金庫は、地元になくてはならない信用金庫でありつづける為に、「お客様との共生、地域との共生」を旗印に、信頼に値する健全性と強じんな経営基盤の確立を図りながら、個人・法人にかかわらず顧客数の拡大に努め、「地元で集めたお金は地元へ還元(貸出)する」というお金の地産地消を進めて参ります。
また、今年7月より最上町支店を移転・改装し、新店舗を開店いたしました。新たな最上町支店を引き続きよろしくお願いいたします。
加えて、今年は初代藩主戸沢政盛公が1625年に新庄城を築城し領内を開いてから400年という節目の年であり、新庄市の「新庄開府400年記念事業」に全面的に協力しております。今後とも地域の皆様と運命共同体として役職員一致協力して努力する所存でありますので、より一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

• 令和7年7月


• 新庄信用金庫


• 理事長 井上洋一郎