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人間はいかに宇宙に存在するのか天文学で探る

左近 樹

(天文学教育研究センター/天文学専攻 准教授)

2007年東京大学大学院理学系研究科博士課程中途退学,同年同研究科助教。2008年博士号取得。2023年から同研究科准教授


Q. 子供の頃好きだった教科は?
A. 算数
さまざまなアプローチで考えたり,方法を絞り込んだり,試行錯誤するのが好きでした。

Q. 中高生の頃,どんなことに興味を持っていましたか?
A. 英語のスピーチ
誘っていただいたのをきっかけに、どうやるとうまく発音できるか練習するのが好きになりました。高松宮杯(現:高円宮杯)に出て鳳鳴館本館で友人らと騒いだのは良い思い出です。

Q. 心の師匠は?
A. 自然のこえを聞くこと
人間はさまざまな思索や意識を持って他者と関わるが,自然を前にすると人間は自身の原点較正ができる気がするので。

Q. 趣味はなんですか?
A. クラッシック音楽鑑賞・ピアノ演奏
東大ピアノの会に属していました。音楽を聴くことや演奏することが,研究活動の良い時も悪い時も,自身を大変支えてくれました。

Q. 自分は運がいいと思う?
A. はい
家族,恩師,同僚を始め,さまざまな人に支えられ今に至ります。多くの試練にも元気に立ち向かえる環境に恵まれたことに感謝し,恩返しができれば良いと考えています。

Q. 宇宙人はいると思う?
A. はい
ホモ・サピエンスの歴史(40万年)は太陽系の歴史(46億年)の ~ 0.01%,文明を5000年程度として太陽系の歴史の0.0001% であり,人類はとてもありがたく貴重な瞬間に今ここにあるのは疑いのない事実です。
一方,太陽系が,天の川銀河の中で特殊な場所にいるようにも思えず,天の川銀河には2000億の星があり,1兆を超える銀河の中には天の川銀河のような化学的に豊かな環境を持つ銀河がかなりあると思えば,今この瞬間もどこかに高度な文明が存在しない理由はないと思います。

Q. 東大理学部のいいところはここ!
A. 自由と責任に基づく多様性が守られるところ
人それぞれが努力しやりがいを持てる環境があり、自分次第でどのような手法にもどのようなことにも挑戦できるので。

Q. 転生できるとしたら?
A. (転生できるなら)
小さい頃から,宇宙における生命の起源と同じく,人や動物が有する「意識」の発生とその意義に興味がありました。転生できるなら,子や孫の時代が平安であるか見守りたいです。

ー メッセージ ー

人類の根源的な疑問を追究する「理学」に効率性を度外視して強く挑んでください

理学部ニュース2024年9月号掲載

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