はじめに
リコーリースグループは、経営理念として「私達らしい金融・サービスで豊かな未来への架け橋となります」を掲げ、リコーリースグループらしい付加価値の高い金融・サービスを提供し、事業を通じて社会課題の解決を図りながら、より豊かでより便利な世の中を創造していくことを目指します。経営理念を実現する上で役員および社員一人ひとりが共通の価値観に基づき行動できるよう「リコーリースグループ行動規範」を定めています。リコーリースグループの役員および社員は法令やルールを理解し遵守しつつ、社会規範に沿った高い企業倫理観と責任を持ち、基本姿勢にて示される共通の価値観のもと、豊かな未来への架け橋となる行動を主体的に進めていきます。
リコーリースグループ行動規範
経営トップの率先と行動
リコーリースグループの経営トップは、持続可能な経済成長と社会的課題の解決を両立させ、社会、お客さまへの貢献、ならびに社員ハピネスを同時に実現するために、本規範の実現が自らの役割であることを認識して経営にあたり、実効性のあるガバナンス体制の構築・運用のために、社内、グループ各社に本規範の周知徹底を図ります。あわせてビジネスパートナーにも本規範の内容を提示し、理解を求めます。また、本規範に反し社会からの信頼を失うような事態が発生したときには、経営トップが率先して原因究明、問題解決、再発防止等に努め、その責任を果たします。
経営トップは、
- 常に自らを厳しく律した発言、行動を行います
- 実効性のあるガバナンス体制を構築・運用します
- 重要情報が速やかに報告される文化・風土を醸成します
- 継続的な教育機会を設け、本規範の周知徹底を図ります
- 自ら規範違反や不祥事に対応します
お客さま、社会の想定を超えた価値提供
リコーリースグループ各社は、グループ各社やビジネスパートナーと共に、想定を超える私達らしい金融・サービスを開発、提供することにより、個々のお客さまの課題および社会全体の課題解決を両立し、持続可能な社会と豊かな未来の実現に貢献します。
私たちは、
- お客さまの困りごとやニーズを把握し、真の課題解決に取り組みます
- お客さまの立場に立ったサービスの開発・提供を行います
- 継続的なサービス品質の向上に取り組みます
- 事業を通じて社会課題の解決を図ります
- ビジネスパートナーに理解を求め、状況を確認しながら共に取り組みます
すべての人々の人権を尊重
リコーリースグループ各社は、あらゆる事業活動が人権に対して影響をおよぼす可能性があることを認識し、国際的人権規範の内容を尊重し、差別や偏見のない多様性に配慮した行動をビジネスパートナーと共に実践します。また、人権に関する懸念の通報、相談および苦情を受け付ける窓口を設ける等、適切で実効的な体制の確立と運用に継続して取り組みます。
私たちは、
- 人材の多様性を認め、受け入れて、活かします
- ハラスメントを許しません
- ビジネスパートナーに理解を求め、実践状況を確認しながら共に取り組みます
地球環境への配慮
リコーリースグループ各社は、気候変動を解決すべく脱炭素社会の実現、循環型社会の形成に向けた環境リスクの課題解決、自然保護および生物多様性の保全による自然資本の重要性を認識し、"地球に寄り添った行動"をビジネスパートナーと共に実践します。
私たちは、
- 脱炭素社会の実現に貢献します
- 循環型社会の形成に取り組みます
- 環境リスクの低減を図ります
- 生物多様性保全に配慮した行動に努めます
- ビジネスパートナーに理解を求め、実践状況を確認しながら共に取り組みます
社会参画と発展への貢献(コミュニティーとの共生)
リコーリースグループ各社は、事業活動と社会貢献活動を通じて社会課題に取り組むことで、「良き企業市民」として持続可能な社会の発展に貢献します。また、役員および社員による自主的な社会貢献活動等を奨励し、支援します。
私たちは、
- 地域の特性を理解し、つながりを大切にした事業活動を行います
- 地域社会から信頼される企業風土をつくります
魅力あるワーク&ライフの追求
リコーリースグループ各社は、グループで働くすべての人が、最大のパフォーマンスを発揮できるよう支援することで、誰もが働きやすく、働きがいをもって楽しくいきいきと働ける職場づくりに取り組み、「会社の発展」と「個人の幸福」の両方の実現を図ります。
私たちは、
- 安全かつ健康で快適な職場環境をつくります
- 互いに尊重しあい、コミュニケーションを取り合うことで、より良い職場環境をつくります
- 自律的かつ柔軟な働き方で、ワークライフ・マネジメントを実現します
公正で健全な企業活動と適切なマネジメント
1.自由な競争関係を維持し、誠実に取引を行います
リコーリースグループ各社は、お客さまおよびビジネスパートナーに安心して取引いただくため、独占禁止法その他各国・地域において適用される競争法関連法令を遵守し、自由な競争関係が維持された公正な取引その他の企業活動を誠実に行います。
私たちは、
- 独占禁止法・下請法その他の競争法関連法令を遵守します
- 独占禁止法を遵守し公正・公平な事業活動を行います
- 下請法を遵守し適正な取引を行います
- 取引にあたり適切な説明・表示・勧誘・広告を行います
- 取引の実行に際して正しい契約手続を行います
2.国、地方公共団体およびお客さま等と健全・公正な関係を維持し、取引を適正に行います
リコーリースグループ各社は、国、地方公共団体、お客さまおよびビジネスパートナー等との関係構築、商談、取引に際し、健全かつ公正な対応を常に心がけ、贈収賄等の違法行為および社会常識を逸脱した接待・贈答等の授受を行いません。
私たちは、
- 国、地方公共団体等と適正な関係を維持します
- 国や地方公共団体等との取引を適正に行います
- 社会常識、ルールを逸脱した接待・贈答等の授受は行いません
- 不適切な支払等を行いません
3.反社会的勢力との関係を持ちません
リコーリースグループ各社は、反社会的勢力との関係を遮断し、反社会的勢力との間で一切の取引、利益供与を行いません。
私たちは、
- 反社会的勢力に対する態勢を堅持します
- 反社会的勢力による不当要求には応じません
- 反社会的勢力との関係を遮断します
4.マネー・ローンダリング/テロ資金供与防止に努めます
リコーリースグループ各社はマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与(以下「マネロン・テロ資金供与」といいます。)を防止するため、マネロン・テロ資金供与防止に係る内部管理態勢の整備を図ります。
私たちは、
- マネロン・テロ資金供与の防止に関連する法規制を遵守します
- 犯罪による収益の移転防止に努めます
- 「疑わしい取引」を検知した場合は速やかに届出を行います
5.情報資産その他の無形資産を適正・適切に管理します
リコーリースグループ各社は、企業秘密、知的財産、お客さまおよび社員等の個人情報等の情報資産その他の無形資産を適正かつ適切に管理、運用します。
私たちは、
- 適正・適切に情報を取得します
- 適正・適切な情報資産管理を行います
- 情報資産を外的脅威から保護します
- 自社の知的財産を保護・管理し、他者の知的財産を侵害しません
6.ステークホルダーと適時適切なコミュニケーションを行います
リコーリースグループ各社は、株主・投資家をはじめとする幅広いステークホルダーへの情報開示・情報発信と適時適切なコミュニケーションにより、経営の透明性の確保および企業市民としての責務を果たします。
私たちは、
- 積極的かつ正確・公平・迅速な情報開示・情報発信を行います
- 株主・投資家等のステークホルダーとの双方向のコミュニケーションに努めます
- インサイダー取引は行いません
7.会社の利益と対立するような個人的行為を行いません
リコーリースグループ各社は、役員および社員の個人的な行為が、リコーリースグループの企業活動に不利益をおよぼす場合、あるいはそのおそれがある場合には、これを認めません。
私たちは、
- 個人の利益と会社の利益が対立する状況を避けます
- 兼業・副業を行う場合、事前に会社の許可を得ます
8.会社が保有する資産を適正に管理し使用します
リコーリースグループ各社は、環境に配慮した商品を選定するとともに、会社が保有する有形無形の資産を管理、使用するためのルールを定め厳格に運用します。
私たちは、
- 会社保有資産を適正に管理します
- 会社保有資産を適正に使用します