スギ・ヒノキの落雷被害〜皆様のご相談から〜
「裏山に植えたスギやヒノキが枯れているのだけど・・・・」といったご相談が何件か寄せられました。
現地を調べたところ、
日南町下石見の事例では、スギが約40本程度集団的に枯損していましたが、その中に樹皮に縦の傷(写真参照)が見られ、落雷被害であることがわかりました。
落雷被害について調べてみると
落雷を受けた単木が枯れる事例のほか、集団的に枯れる事例もいくつか報告されています。被害木の特徴は、樹皮の裂傷(写真参照)、焦げ跡、樹幹割れといった外傷があげられますが、外傷が全く見られない被害木も多くあります。日南町下石見の事例で外傷の見られたのは一本でした。
また、落雷を受けた木がすべて枯れるというわけでなく、枯れる仕組みはまだわかっていない部分もあるようです。
スギやヒノキの枯れる原因は、落雷のほかにもいくつか考えられますが、30年、40年を超えた枯死木で写真のような外傷が見られた場合、落雷被害だと思っていただいていいようです。
雷被害状況
日南町下石見地内
樹幹に縦亀裂が生じた状況