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皇室ゆかりのボンボニエール-引き継がれた日本の美-(9/12〜12/15)岡山・吉兆庵美術館

2024年9月4日更新/文化振興課
ヨーロッパで慶事の際に配られた伝統を持つ小さな菓子箱、ボンボニエール。日本では皇室が催す晩餐会の引出物として制作されてきました。その始まりは、明治27年に饗された明治天皇25周年の祝典でした。洋装に身を包み、西洋風の格調高い祝宴を開いて、各国から来賓を招き、近代化を歩む日本の姿を示すことが目的でした。ここで600名を越える来賓客に、ボンボニエールが配られたのです。明治という新しい時代を迎え、日本の文化継承を後回しにして、西洋化を図っていた時代。
明治初期には廃仏毀釈や廃刀令の発令など、日本の文化が失われると同時に工芸職人たちは一斉に職を失っていました。皇室ではこうした背景を鑑み、日本の伝統技を守るため、小さな工芸作品に彼らの技術を光らせ引出物として仕立て上げたのです。
今回は、手のひらサイズに結集した伝統の技、ボンボニエールを初め、皇室のゆかりの銀製品や日本の伝統工芸をご覧いただきます。

開催情報

しかく期間
令和6年9月12日(木曜日)〜12月15日(日曜日)

(注記)休館日:10月7日(月曜日)、21日(月曜日)、11月18日(月曜日)、12月2日(月曜日)

しかく場所 岡山・吉兆庵美術館

しかく時間 10時から17時(入館は16時30分まで)

しかく入館料:大人・高校生600円、小・中学生300円、65歳以上480円

岡山・吉兆庵美術館

施設情報

(注記)展覧会・イベントの内容等については上記施設へお問い合わせください。

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