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「さくら」シリーズ 「桜花久」・「桜萬福」・「美馬桜」のご案内
高能力供卵牛 「さくら」の産子たち
「さくら」(血統:安福久-平茂勝-神高福)は、当研究部で飼養する高能力供卵牛です。
産子の枝肉成績を基に算出される推定育種価は、「AHBHHH※(注記)1」と非常に優秀で、特にロース芯面積(11位※(注記)2)・歩留基準値(30位※(注記)2)の項目では県内雌牛の中でトップクラスです。
今回、「さくら」の受精卵移植により生まれた3頭の種雄牛、「桜花久」・「桜萬福」・「美馬桜」をご紹介します。
※(注記)1. Hは県内上位1/10以上、Aは上位1/4以上かつ1/10未満、Bは平均以上かつ上位1/4未満。
(公社)全国和牛登録協会がA表記したもののうち、上位1/10以上を畜産研究部独自でH表記として分類(R3.10時点)
※(注記)2. 県内雌牛15,007頭中の順位
桜花久(さくらはなひさ)
さくらはなひさのかいせつ ふじよしけいしゅゆうぎゅう へいせい28ねん12がつ13にちうまれ
【本牛の特徴】
「桜花久」は「第1花国」を父にもつ藤良系種雄牛で、本研究部で受精卵移植により生産されました。
本牛は発育に優れており、体型面では均称の良さ、体上線の強さが特徴となっています。
また、本牛の全きょうだい牛(去勢)は、A5-12、枝肉重量523.8kg、ロース芯面積が106cm2と抜群の肥育成績を残したことから、産肉能力の高さがうかがえます。
【現場後代検定の結果】
令和3度後期に現場後代検定が終了し、調査牛(去勢)は、BMS No.9.3・ロース芯面積 77.1cm2・歩留基準値 76.1 と、3項目で大分県歴代最高の成績となり、A率と上物率がともに100%となりました。
【交配のポイント】
交配時は「糸福」直系の藤良系種雄牛の母体(寿恵福・平福安等)を避け、気高系母体(百合茂・勝忠平等)への交配をおすすめします。
桜萬福(さくらまんぷく)
さくらまんぷくのかいせつ たじまけいしゅゆうぎゅう へいせい28ねん5がつ30にちうまれ
【本牛の特徴】
「桜萬福」は、「萬福8」を父にもつ但馬系種雄牛で、本研究部にて受精卵移植により生産されました。
「桜花久」と同様に本牛の全きょうだい牛(去勢)枝肉成績が判明しており、A5-11、503.9kg、ロース芯面積88cm2と良好な成績でした。
体型面では、体上線の強さ、資質、骨締まり、および乳器の形状の良さ等が特徴に挙げられ、種牛性に優れた牛であるといえます。
【現場後代検定の結果】
今年度後期に現場後代検定成績が出そろい、検定牛(去勢)の平均枝肉重量が523.7kg、平均BMS No. 8.6と、安定した成績となりました。
【交配のポイント】
藤良系(寿恵福・平福安・美国桜等)・気高系(百合茂・勝忠平等)母体への交配をおすすめします。
美馬桜(みまざくら)
みまざくらのかいせつ ふじよしけいしゅゆうぎゅう へいせい28ねん9がつ15にちうまれ
【本牛の特徴】
「美馬桜」は、大分県基幹種雄牛の「平福安」を父にもつ藤良系種雄牛です。
体型面では、体上線が強さ、肋張りのよさ、広い体幅が特徴です。
資質や品位など種牛性にも優れ「第12回全国和牛能力共進会 第6区 総合評価群」の指定種雄牛となりました。
【現場後代検定について】
現在、現場後代検定を実施中で、令和4年度前期に検定成績が出そろう予定です。
脂肪交雑基準値の期待育種価が2.8と「さくら」シリーズの中で一番高く、今後に期待の種雄牛となっております。
「桜花久」・「桜萬福」現場後代検定調査牛の枝肉写真
桜花久
さくらはなひさ1ごうのしゃしん
さくらはなひさ2ごうのしゃしん
さくらはなひさ3ごうのしゃしん
さくらはなひさ4ごうのしゃしん
さくらはなひさ5ごうのしゃしん
さくらはなひさ6ごうのしゃしん
さくらはなひさ7ごうのしゃしん
さくらはなひさ8ごうのしゃしん
さくらはなひさ9ごうのしゃしん
さくらはなひさ11ごうのしゃしん
さくらはなひさ12ごうのしゃしん
さくらはなひさ13ごうのしゃしん
さくらはなひさ14ごうのしゃしん
さくらはなひさ15ごうのしゃしん
さくらはなひさ16ごうのしゃしん
さくらはなひさ17ごうのしゃしん
「桜萬福」
さくらまんぷく1ごうのしゃしん
さくらはなひさ2ごうのしゃしん
さくらはなひさ3ごうのしゃしん
さくらはなひさ5ごうのしゃしん
さくらはなひさ6ごうのしゃしん
さくらはなひさ7ごうのしゃしん
さくらはなひさ8ごうのしゃしん
さくらはなひさ9ごうのしゃしん
さくらはなひさ10ごうのしゃしん
さくらはなひさ11ごうのしゃしん
さくらはなひさ12ごうのしゃしん
さくらはなひさ15ごうのしゃしん
さくらはなひさ16ごうのしゃしん
さくらはなひさ17ごうのしゃしん
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