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入浴施設の利用再開時のレジオネラ症への感染防止対策について
レジオネラ症は、レジオネラ属菌を含むエアロゾル(細かな水滴)や土ぼこりを吸い込むことで感染するといわれています。そのため、入浴施設における衛生管理の徹底や建設作業等での土ぼこり等の粉じん対策としてゴーグル・マスクの着用や作業後の手洗いの徹底等の対策が求められます。
入浴施設における衛生管理について(施設の管理をご担当されているみなさまへ)
入浴施設の衛生管理責任者の方々には、「熊本県入浴施設におけるレジオネラ症の発生防止のための衛生管理に関する条例」に基づき、適切な衛生管理に取り組んでいただいているところです。
令和2年7月豪雨の影響により、目に見える配管だけではなく、埋設した配管が破損したり、配管の継ぎ目がずれたりしている場合があります。そのような箇所から土を介してレジオネラ属菌が配管中に入り込み、増殖する場合があります。計器等に異常が見られる等、設備に破損の可能性がある場合は、点検・清掃をお願いします。
また、一定期間使用を中止していた入浴施設では、配管から完全に水が抜けておらず、溜まった水にレジオネラ属菌が繁殖する場合があります。使用を再開する際には、注水前に配管等の洗浄を行ってくださいますようお願いします。
土ぼこり等の粉じんの対策について
レジオネラ属菌は自然界に常在する細菌で、土壌の中にも存在しています。毎年、庭仕事や農作業中に土ぼこりを吸い込んだことによってレジオネラ症を発症したと疑われる事例が全国的に報告されています。
大きな災害の後では、災害ゴミの片づけや、倒壊した建物の撤去作業など、土ぼこり等を吸い込む危険性が高まります。作業をされる際には、ゴーグルの着用やマスクやタオルで鼻と口を覆い、土ぼこり等を吸い込まないようにしましょう。
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