複数地域で調査受入れを目指す理解の深まり
各段階において、随時、自治体を含む地域の皆さまに情報を共有しながら、意見をお伺いする
形で進めていきます。
次の段階に進もうとするときは、法律に基づき、市町村長や都道府県知事の意見を聴くことと
しており、その意に反して次の段階に進むことはありません。
地層処分レポート
高レベル放射性廃棄物等の
地層処分事業について
ご紹介します。
- よくいただくご質問 –調査段階で地域の声、意見はどのように反映されますか?
2019年 冬号発行
「科学的特性マップ」とは?
「科学的特性マップ」は、火山活動や断層活動といった自然
現象の影響や、地下深部の地盤の強度や地温の状況など地層
処分に関する地域の科学的特性を、既存の全国データに基づ
き一定の要件・基準に従って客観的に整理し、全国地図の形
で示すものです。
「科学的特性マップ」によって、地層処分を行う場所を選ぶ
際にどのような科学的特性を考慮する必要があるのか、それ
らは日本全国にどのように分布しているか、といったことが、
大まかに俯瞰(ふかん)できるようになります。
 マップ公表を契機に、日本でも地層処分に適した地下環境が広く存在するとの見通しを共有しながら、
将来的に複数地域で調査に関心を持っていただける自治体が出てくることを期待し、全国各地で対話
活動に引き続き取り組んでいきます。
 今後、処分事業に関心を持っていただける自治体が出てきた場合には、地域の意見を聴きながら、法律
に基づく処分地選定調査を一歩ずつ進め、最終処分地の選定につなげていく考えです。
2017年7月、科学的特性マップを公表以降、全国各地で説明会を
開催しています。今回は、説明会でご説明する内容のひとつである
「処分地選定に向けたプロセス等」をご紹介します。最終処分地の選定科学的特性マップの公表国民理解・地域理解を
深めていくための取組
全国各地での対話活動
国民や地域の声を踏まえつつ
• 地域の検討を社会全体
で支える環境づくり
• 地域特性を踏まえた
重点的活動等法律に基づく
処分地選定調査
文献調査(2年程度)
概要調査(4年程度)
(ボーリング調査等)
精密調査(14年程度)
(地下施設で詳細調査)
(注記)地域の意見を聴き、これを十分に尊重
(反対の場合には次の段階へ進まない)
「ジオ・ミライ号」は全国各地をまわる移動模型展示車です。
模型や映像で、地層処分について見て触って楽しく学んでいただけます。
出展のご要望がありましたら、NUMOホームページから
お申し込みいただくか、一番下に記載の連絡先までご連絡ください。
NUMOホームページ
2019年2月
発行:原子力発電環境整備機構(NUMO)
https://www.numo.or.jp/
地層処分に関して、皆さまからの疑
問にお答えするFAQをはじめ、技術
情報、イベント情報など、NUMOの
最新の取り組みを紹介しています。
ご案内 地層処分事業をより広く知っていただけるよう、皆さまへ様々な情報をお届けしています。
NUMOメールマガジン
車内の様子
地層の引き出し
3Dシアター
NUMOの主な動き 2018年10月〜12月
くろまる10月23日
ドイツの連邦放射性廃棄物機関(BGE)と協力協定を締結
くろまる出展のお申し込み・当面の各地の出展予定等、詳細は、 NUMOホームページ「お知らせ・広報活動」から「ジオ・ミライ号」ページ
をご覧ください!
連絡先:
NUMO広報部 03-6371-4003
NUMOは、2016年12月にドイツの実施主体であ
るDBEと放射性廃棄物管理に関する協力協定を締
結しました。ドイツの原子力法の改正により2017
年12月にBGEが設立され、DBEがBGEに統
合されたことから、NUMOとBGEとの間で改め
て協力協定を締結しました。
月に2回程度、NUMOや地層処分
に関する最新情報をお届けして
います。
「ジオ・ミライ号」は全国各地にお伺いします!
<2018年10月〜12月の出展実績>
10月6〜7日 :東京工業大学「工大祭」
10月20日 :電力中央研究所「研究所公開2018」
11月3日 :へきなんたんトピア「ふれあい広場2018」
11月11日 :宇部工業高等専門学校「高専祭2018」
11月17〜18日 :山梨県立科学館「青少年のための科学の祭典」
11月23〜25日 :浜岡原子力館 新エネルギーホール
12月8〜9日 :神戸市立須磨離宮公園
くろまる11月21日
「包括的技術報告:わが国における安全な地層処分の実現-適切な
サイトの選定に向けたセーフティケースの構築-(レビュー版)」
を発表
NUMOは2000年の設立以来、国や関係研究機関との適切な役割
分担と協力のもとに、地層処分の安全性と信頼性の向上を目指して
技術開発を進めております。
このたび、実施主体としてどのようにサイトの調査を進め、安全な
処分場の設計・建設・操業・閉鎖を行い、閉鎖後の長期間にわたる
安全性を確保しようとしているのかについて、これまでに蓄積され
た科学的知見や技術を統合して包括的に説明するため、包括的技術
報告書(レビュー版)を取りまとめました。
くろまる11月15日
韓国の韓国原子力環境公団(KORAD)と協力協定を締結
NUMOは、韓国の実施主体であるKORA
D(旧名称:KRMC)と放射性廃棄物の地
層処分に関する協力協定を延長しました。
本報告書の内容は、日本原子力学会および
海外の第三者機関による技術的なレビュー
を受けることとしており、表題には「レ
ビュー版」と付しております。レビューの
完了後、その結果を反映して適宜内容を見
直し、報告書の信頼性を一層高めてまいり
ます。
NUMOは海外(フランス、ドイツ、米国、韓国、スイス、英国、
カナダ、フィンランド、スウェーデン、台湾)の様々な組織と協力
協定(あるいは覚書)を締結し、地層処分に関する情報交換や調査、
共同研究及び技術開発等を行っています。

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