NTT東日本は、電話回線の使用していない時間を利用して災害情報等の地域生活に密着した情報を各家庭に発信可能な情報提供端末、オフトーク通信装置「OTK−II」を販売開始します。
商品名
オフトーク通信装置
「OTK−II」
9,700,000円
87,200円
販売開始日
平成16年2月27日(金)
販売地域
NTT東日本エリア※(注記)2
9台/年
500台/年
※(注記)1
上記販売価格には消費税相当額および地方消費税相当額は含まれていません。
※(注記)2
NTT東日本のサービス提供地域:新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東の17都道県となります。
1.商品概要
本商品は、電話回線を使用していない時間を利用して、情報センタから地震・津波・台風・土砂災害等の災害緊急情報や地域の催し物、学校行事などの生活情報等、地域に密着した情報を各家庭に送ることが可能な情報提供システムです。画像の配信もサポートし、被災箇所の画像等の情報提供が即時に可能となります。主に地方自治体、農協・漁協へ導入し、地域住民、農漁協会員等へ、画像・文字・音声により最新の地域情報をお届けすることのできる装置です※(注記)3。
※(注記)3
別途、弊社ネットワークサービス「オフトーク通信サービス」のお申込が必要です。
「オフトーク通信サービス」とは、情報提供センタからの地域情報・生活情報などの各種情報を、お客さまにお届けするサービスです。加入電話回線を介し、回線の空き時間を利用して行います。
2.主な特徴
役場等にセンタ装置「CE−008」を設置することで、住民の家庭内に設置した宅内装置に対し、画像情報、文字情報、音声情報を送出することが可能になります。
(1)新設計により省スペース化と優れた操作性を実現
従来のオフトーク通信用センタ装置はサイズが大きいため設置スペースが必要でしたが、新設計の本商品はサーバタイプのパソコン機となりますので余計なスペースをとりません(従来機より約20%省スペース化を実現)。また、情報送出の設定に関するユーザインタフェースを一新し、情報の編集、送出が容易に可能です。
(2)一斉多数同報通信
地域にお住まいの住民に対し、センタ装置から一斉に情報発信が可能です。また、例えば地域の消防団員、教職員、市町村の住民等特定のグループに対しての情報発信も可能です。
(3)複数ch(チャネル)情報提供
最大4ch
※(注記)4までの番組を提供できます。1chで地域情報をお届けし、2chで音楽をお届けするといった使い方が可能です。
※(注記)4
NHKのラジオやCDの音楽を提供する場合は、該当機関への申請が必要になります。
(4)遠隔情報発信機能
センタ装置に電話回線を通じてアクセスすることにより、センタ装置を設置していない場所から遠隔制御することができます。これにより、遠隔から地域住民への情報提供等が可能となります。
(5)緊急情報送出機能
地震や津波発生等の緊急情報を発信する場合において、電話を利用中の住民に対して緊急信号を送出することにより、オフトーク通信の利用を促す警報を発信することができます。また、住民側の宅内端末のボリュームを強制的に大きくすることで、確実な情報伝達を実現します。
<宅内装置データオフトーク受信用セットトップボックス「STB−002」>
センタ装置「CE−008」からの情報を受信し、TV画面に出力するための専用装置です。「STB−002」は従来の音声情報、文字情報に加え、静止画情報も受信可能になり、災害情報等の送出時に情報を画像でわかりやすく提供することが可能です。
(1)データオフトーク(画像+文字+音声によるオフトーク通信の受信機能)
住民側は専用の受信ユニットを設置することで情報提供センタから音声+画像による番組を受信できます。ご家庭のTVと接続し、リモコンで操作するため、簡単に利用することができます。1〜4chまで変更可能なため、番組を選択して受信することができます。
(2)インターネット接続
お手持ちのTVと接続し、リモコン操作でインターネットやメールを利用することができます。
※(注記)5
※(注記)5
インターネット、電子メールの利用には別途プロバイダとの契約が必要です。