NTT東日本では、「Bフレッツ」契約者を対象にIPv6
*1を利用したサービス実験を平成14年12月18日(水)から、東京23区および東京都下の一部地域にて実施します。
*1
IPv4の次期バージョンにあたるインターネットプロトコル。128ビットの広大なアドレス空間を持ち、ネットワークの自動設定やセキュリティの技術を標準で実装しているという特徴を持つ。
1.IPv6サービス実験の概要
・
本サービス実験に参加いただいたモニターにIPv6アドレスを付与いたします。
・
提供するIPv6アドレスは、端末毎にユニークなアドレスであり、それに対応した任意の端末名をDNS*2等に登録することが可能です。
・
上記により
<1>
通信相手のIPv6アドレス、あるいは端末名を指定することで、端末間の通信が可能です。
<2>
メッセージやファイル転送時に通信相手の端末がオフラインの場合、端末名に対応したネットワーク上のディスクスペース(相手方)に転送・蓄積する等の利用が可能です。
<3>
また、端末間通信では、リアルタイムのデータ、映像、音声通信も可能です。
これらは、現行フレッツのISP事業者様経由によるインターネット接続(IPv4が主流)と同時かつシームレスに利用可能です。
*2
Domain Name System の略称。ドメイン名とIPアドレスを変換するシステム。
(1)IPv6サービス実験の概要図
[
画像:(1)IPv6サービス実験の概要図]
(2)具体的なサービス実験のイメージ
具体的なサービス実験のイメージは、別紙
1、
2、
3のとおりとなります。
2.IPv6サービス実験の目的
NTT東日本では、ISP事業者様等による「IPv6インターネット」の取り組みとは別の側面で、閉域的なアプリケーションの創造・発展によりIPv6の普及に貢献すべく本サービス実験に取り組んでまいります。
本サービス実験では、次の項目を調査・検証します。
<1>
各種アプリケーションの利用シーンの調査
<2>
ネットワーク、プラットフォームの設備、サービス機能の運用検証
<3>
伝送品質の技術的検証、従来とは異なるトラヒック特性の検証
<4>
xSP事業者様、端末ベンダー様、およびOSベンダー様との接続環境の検証 等
3.IPv6サービス実験の実施条件
(1)実施エリア
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実施エリアにおいて「Bフレッツ」を契約していただく必要があります。
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IPv6に対応した端末を準備していただく必要があります。
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実施期間中のモニター数として、最大3,000程度を想定しています。
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本サービス実験への参加については無料となりますが、「Bフレッツ」に関わる料金(契約料、工事費、月額利用料等)が別途必要となります。
受付開始日時:平成14年12月18日(水)午前9:00〜
注1)
Bフレッツ ビジネスタイプの受付開始日時は、下記の通りとなります。
受付開始日時:平成14年12月24日(火)午前9:00〜
注2)
平成15年2月の受付開始日時については、決まり次第お知らせいたします。