東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本、本社、東京都新宿区、代表取締役社長 三浦 惺)は、ブロードバンドネットワーク時代のアクセスラインの多様化へ対応するため、無線LANシステム等を利用した高速IP通信アクセスの提供を目的とした「エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社」(以下、NTT−BP)を本日設立しました。
1. 設立趣旨
本格的なブロードバンド時代を迎える中、家庭や事業所等で、ADSL、光ファイバ、FWA等多様なアクセスラインの導入が進み、ブロードバンドならではのコンテンツ・アプリケーションの創出が進んでいます。これに伴い、外出先における利用や、固定回線に縛られないシームレスなネットワークアクセスについても、高速化・多様化のニーズが高まっています。
本日、NTT東日本が設立したNTT−BPは、このようなニーズにお応えし、ユビキタスブロードバンドの具現化を事業目的とする会社です。
具体的には、無線LANによるスポットアクセスを、生活動線上重要な「駅」を中心に展開していきます。また、これまでノートパソコン、携帯電話を中心としたサービスがIT産業の中心を占めていましたが、NTT−BPはPDAにも注目し、新聞・雑誌等のデジタルコンテンツをダウンロード配信する「PDA向けシンクロアクセス」の提供を行う等、新たな利用シーンの創造に挑戦していきます。
2. 会社概要
(1)
社名
:
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社
(英文名:NTT BroadbandPlatform,Inc)
(2)
設立日
:
平成14年7月15日
(3)
所在地
:
東京都中央区銀座5丁目15番5号
(4)
資本金
:
10億円
(5)
資本構成
:
NTT東日本 100%
(6)
役員構成
:
代表取締役社長 小林忠男
他 取締役2名、監査役3名
(7)
従業員数
:
16名
3. 事業概要
(1)
無線LANシステム等を利用した高速IP通信アクセスの提供
(2)
コンテンツ配信料金回収代行
(3)
上記業務に付帯する各種業務
4. 事業展開
具体的な事業展開としては、駅を中心とした無線スポットアクセストライアル「無線LAN倶楽部」を8月1日より行い、PDA向けにデジタル化されたコンテンツをダウンロード配信するコンテンツシンクロ配信技術や駅構内等での高速IPネットワーク通信環境構築技術の実現性・信頼性の検証、外出先でより便利により楽しくお使いいただくためのコンテンツ・アプリケーションなどのサービスの受容性の検証および鉄道会社様やコンテンツプロバイダ様等のアライアンス先企業様とのビジネスモデルの実現性の検証を行います。
また、今秋を目処として、「無線LAN倶楽部」の本格サービスを開始し、逐次
提供エリアの拡大を図って参ります。