GHS(The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals:化学品の分類および表示に関する世界調和システム)とは、化学品の危険有害性の分類の基準を定め、それらをラベルやSDSといった情報伝達手段に関して国際的に調和させるためのシステムです。国際連合(国連)GHS小委員会において検討され、2002年に国連GHS文書として策定し、2003年に発行されました。
我が国においては、2001年にGHS関係省庁連絡会議が発足し、国連GHS文書の翻訳、分類マニュアル及びガイダンスの作成、関係各省によるGHS分類事業等を進めてきました。また、GHSに基づいたラベル及びSDSを実施するために、労働安全衛生法や化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)を改正し、さらに日本産業規格(JIS)を整備しました。
NITE化学物質管理センターは、本サイトを通して、関係各省が実施したGHS分類結果を公表しています。また、分類結果の英語版を作成し、英語版サイトにて公表しています。さらに、当センター独自の取り組みにより収集・整理した関連情報等を併せて提供することにより、GHSの実施を支援しています。