安全かつ快適な生活を営めるように、建築物には、様々な要求がなされています。地震や火災に対する備えや長期間での性能の維持、
騒音・振動に対する対策や環境への配慮など、よりよい暮らしを実現するために、建築物が持つべき性能が明らかになりつつあります。
建築研究部では、これらの要求性能を基準として社会に普及したり、新しい要求に対応するための技術的提言や建築物に係わる全地球的な課題に対応するための研究を行っています。
また、建築基準法や住宅の品質確保の促進等に関する法律の技術基準の継続的な見直しを進めるため、民間の技術開発に応じた技術基準の見直し提案等を、
関係団体の協力を得てWeb上に設置したコンタクトポイントを通じて収集するとともに、民間の能力を積極的に活用して基準の整備、
見直しを図るための技術情報を蓄積するため、本省と連携して建築基準整備促進事業における
課題設定などにも当たっており、これらを踏まえて基準見直し原案の作成のための検討を外部有識者等による委員会を設置運営しつつ行っています。