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サステナブルブランド「SMARTSTM」を立ち上げ、持続可能な社会の実現に挑戦【PR】
2024年03月29日
サステナブルブランド「SMARTSTM」を立ち上げ、持...
TOPPANHD、トルコに「建装材」新工場 米は設備増設
2024年06月20日
TOPPANHD、トルコに「建装材」新工場 米は設備...
展望2024/TOPPANホールディングス社長・麿秀晴氏 持ち株体制化で売上高増
2024年01月25日
展望2024/TOPPANホールディングス社長・麿秀...
TOPPANは1900 年の創業以来、原点である「印刷術」を「印刷技術」に進化させていくと同時に、事業分野の拡大に努めてきました。ここに「マーケティング力」「IT 力」「クリエイティブ力」、さらにさまざまな加工技術が融合・進化した姿を、TOPPANでは「印刷テクノロジー」と呼んでいます。この「印刷テクノロジー」をベースとして、現在では「情報コミュニケーション事業分野」、「生活・産業事業分野」、「エレクトロニクス事業分野」の3 分野にわたり幅広い事業活動を展開しており、社会やお客さまの課題解決につながる「トータルソリューション」の提供を行う、社会的価値創造企業を目指しています。
熊川 京花
印刷市場が縮小する中、TOPPANは長年培ってきた情報・微細加工などの技術力を武器に、デジタル変革(DX)・サステナブル変革(SX)事業を主軸とした事業構造変革を進める。2023年10月には「TOPPANホールディングス」の傘下に、凸版印刷の主要部門が母体の「TOPPAN」、グループ全体のDX事業を率いる「TOPPANデジタル」、凸版のセキュア事業部と旧トッパン・フォームズを統合した「TOPPANエッジ」を置いた新体制が始動した。グループのシナジーを高め、欧米で引き合いが強まる環境配慮型のモノマテリアル(単一素材)包材や、半導体用フォトマスク(回路の原版)など事業の多角化が進む。次代の成長を支える事業をいかに確立していけるか、100年に1度の大変革期に印刷企業からの“突破”が試されている。
凸版印刷(1)突破―価値創出企業へ
2022年12月13日
凸版印刷(2)DX事業"次の柱"に
2022年12月14日
凸版印刷(3)グループ再編でDX事業拡大
2022年12月15日
凸版印刷(4)環境配慮包材の海外開拓
2022年12月16日
凸版印刷(5)業務委託、DXの武器に
2022年12月19日
凸版印刷(6)知財戦略、全社に浸透
2022年12月20日
凸版印刷(7)電子部材、新テーマ模索
2022年12月21日
凸版印刷(8)財務戦略、バランス感追求
2022年12月22日
凸版印刷(9)供給網、持続可能性に軸足
2022年12月23日
凸版印刷(10)総合ヘルスケア事業推進
2022年12月26日
凸版印刷(11)企業向けメタバースで攻勢
2022年12月27日
凸版印刷(12)「二刀流」で海外市場深耕
2022年12月28日
凸版印刷(13)変革の担い手、不断に育成
2022年12月29日
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凸版印刷(1)突破―価値創出企業へ
2022年12月13日
凸版印刷が事業構造の大転換に踏み出した。世界を照準にデジタル変革(DX)・サステナブル変革(SX)事業を主軸に据え、持ち株会社制への移行も検討。培ってきた情報・微細加工などの技術力を強みに、サービスを先回りし提供する「創注型」ビジネスを加速する。受注産業である印刷企業の枠を“突破”し、付加価値を創造する企業へと進化の道を歩む。
凸版印刷(2)DX事業"次の柱"に
2022年12月14日
「今が転換期だ」。凸版印刷社長の麿秀晴は、紙媒体の市場縮小を踏まえてデジタル変革(DX)事業に力を注ぐ。事業ポートフォリオの見直しを進める中で“次の柱”として育成。2026年3月期にはDX事業の売上高を23年3月期見通し比約2000億円増の5000億円規模に引き上げる計画だ。
凸版印刷(3)グループ再編でDX事業拡大
2022年12月15日
2023年4月、凸版印刷グループの再編が動き出す。カード製造・発行やBPO(業務委託)を手がける凸版印刷の情報コミュニケーション事業本部セキュア事業部と、帳票の設計・製造などが強みのトッパン・フォームズ(東京都港区)が統合。同社が社名を変更し、「TOPPANエッジ」として始動する。
凸版印刷(4)環境配慮包材の海外開拓
2022年12月16日
凸版印刷はサステナブル変革(SX)事業を今後の主軸の一つに掲げている。SX事業のけん引役となるのが、透明バリアーフィルムの「GL BARRIER(バリアー)」を軸とした環境配慮包材だ。2026年3月期に連結営業利益の15%以上をパッケージを含む海外生活系事業で稼ぐ計画。凸版の技術力を世界で発揮するチャンスが到来しているとも言える。
凸版印刷(5)業務委託、DXの武器に
2022年12月19日
凸版印刷は1998年の金融機関の事務センター業務を皮切りに業務委託(BPO)事業を手がけ、1200社超への業務支援実績を有する。今後強化を図るのが“継続型”のBPO事業。一時的な需要の取り込みだけでなく、行政などの課題解決に資するサービスを長期間展開することで、構造変革の柱であるデジタル変革(DX)事業の武器の一つにしていく狙いがある。
凸版印刷(6)知財戦略、全社に浸透
2022年12月20日
凸版印刷は事業構造変革の一環で新事業の創出を急いでおり、2026年3月期の連結営業利益のうち10%以上を新規事業で稼ぐ目標を掲げる。達成のカギは、知的財産戦略の浸透だ。技術開発を担う「総合研究所」の所長を務める執行役員の菊地保貴は「競争優位性のあるビジネスモデルや技術を核とした事業化の加速」が必要だと分析する。
凸版印刷(7)電子部材、新テーマ模索
2022年12月21日
凸版印刷が事業ポートフォリオの変革に向けて新事業創出の加速を掲げる中、電子部材などを手がけるエレクトロニクス事業本部は、2026年3月期の同事業における営業利益のうち10―15%を新事業で稼ぐよう新たな柱作りを進める。半導体用フォトマスク(回路の原版)事業は利益面で連結業績に貢献しているが、専務執行役員の植木哲朗は「(好調な事業に)いつまでもしがみついているわけにはいかない」と先を見据える。
凸版印刷(8)財務戦略、バランス感追求
2022年12月22日
「成長投資やトッパン・フォームズ(東京都港区)の完全子会社化に向けた株式取得なども実行してきており、構造改革への投資額は過去と比べて増えている」―。凸版印刷で財務を担当する取締役常務執行役員の黒部隆は、同社が2021年3月期以降、投資活動によるキャッシュフロー(CF)がプラスの状態が続いているとの指摘に対してこう語る。
凸版印刷(9)供給網、持続可能性に軸足
2022年12月23日
コロナ禍や、ロシアによるウクライナ侵攻などで産業界を取り巻く環境は大きく変化した。凸版印刷取締役執行役員の真島宏徳は、足元で「原材料の調達リスクが高まっている」とみる。従来、コスト削減の観点で特定の企業からの集中購買を行っていた原材料の調達は、4対3対2対1の比率で複数企業に分散させる方法に見直した。
凸版印刷(10)総合ヘルスケア事業推進
2022年12月26日
凸版印刷が持つ複数のコア技術をかけ合わせた新事業が立ち上がっている。体外診断用医薬品の製造と、情報管理、業務委託(BPO)といったデジタルソリューションを融合した、総合的なヘルスケアサービスだ。常務執行役員の深田克彦は「凸版らしい診断薬ビジネスを確立させ、社会に貢献していきたい」と意気込む。
凸版印刷(11)企業向けメタバースで攻勢
2022年12月27日
凸版印刷が次の柱と位置付けるデジタル変革(DX)事業において、重点領域の一つと定めるのがメタバース(仮想空間)だ。「世の中が追い付いてきた」と常務執行役員の中尾光宏が自負するように、凸版の仮想空間関連事業の歴史は長い。
凸版印刷(12)「二刀流」で海外市場深耕
2022年12月28日
凸版印刷はパッケージや建装材といった生活系事業と、パスポートやIDなどのセキュア事業という“二刀流”で海外市場に挑んでいる。海外売上高は2022年4―9月期時点で2750億円と、連結売上高の3割超まで成長した。常務執行役員の池田隆夫は「(次期中期経営計画最終年度の)25年度に向けて年率3―5%の成長を維持したい」と決意を示す。
凸版印刷(13)変革の担い手、不断に育成
2022年12月29日
「祖業である紙の印刷事業が縮小傾向にある激動の時代。会社の成長を支えるのは人だ」―。凸版印刷副社長の大久保伸一は、事業ポートフォリオ変革に向け、従業員が創意工夫を発揮できるような環境の整備や人的資本の継続的な強化が必須だと力を込める。
熊川 京花
熊川 京花
編集局 第一産業部
神奈川県出身。弊社ニュースイッチ編集部で1年半ほどインターンを経験し、2021年入社。東日本支社編集部で東京都23区の中小製造業を中心に取材。23年4月から第一産業部でIT業界を担当している。食べること、知らない街を歩くことが好きです。
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