×ばつ 日刊工業新聞"/> ×ばつ 日刊工業新聞 Journagram"/> ×ばつ 日刊工業新聞"/> ×ばつ 日刊工業新聞 Journagram"/>
コスモ・サイエンス 武藤泰和社長インタビュー【PR】
2023年12月07日
コスモ・サイエンス 武藤泰和社長インタビュー【PR】
半導体市場に積極投資、フェローテックマテリアルテクノロジーズ・山村社長が語る展望【PR】
2022年12月21日
半導体市場に積極投資、フェローテックマテリアルテクノ...
半導体関連だけでなく、家電や医療関係などあらゆる場所で活躍するフェローテック【PR】
2021年08月23日
半導体関連だけでなく、家電や医療関係などあらゆる場所...
1980年に米国企業の子会社として日本に設立、89年に親会社から独立した。中核技術はアポロ計画から誕生した磁性流体と、冷熱素子サーモモジュールの応用。現在、半導体を中心にしたエレクトロニクス、自動車、医療機器など幅広い分野で製品が採用されている。中国、アジアに多くの生産拠点を持ち、最近では提携戦略も積極的。東証STD市場に上場しており、17年4月から持株会社制に移行、売上高は2000億円に迫る。
村上 授
同社は 中国に主力工場を置き、事業・販路拡大に精力的だ。20年に中国の新工場でのシリコンウエハー量産や、中国事業を統括する賀賢漢氏が社長に就任するなど、さらなる中国市場の深耕を目指している。中国でハイテク分野の国産化が進むことを背景に半導体製造装置、FPD製造装置部品の精密再生洗浄事業などでも供給体制を整える。国内外では子会社を集約し中・長期的な成長と収益体制の構築を目指している。今後の成長戦略を注目して見ていきたい。
奥田 修
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ(略称:FTMT) 石英事業部 営業ユニット 営業グループ 担当課長 勤務地:熊本(営業所)
蓮村 幸寛
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ セラミックス事業部 石川生産ユニット 生産技術グループ 技術セクション長
大西 秋子
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ 石英事業部 営業ユニット 営業グループ
羽方 智史
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ CVD-SiC事業部 岡山生産ユニット 生産管理グループ 生産管理セクション長
中出 敏之
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ セラミックス事業部 石川生産ユニット 保全セクション セクション長 兼)安全衛生・環境グループ EA事務局 兼)生産革新室 安全衛生環境
柳澤 吉彦
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ CVD-SiC事業部 岡山生産ユニット 生産技術グループ 主任
中村 智洋
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ セラミックス事業部 石川生産ユニット 生産管理グループ
古町 沙紀
株式会社アサヒ製作所 品質保証部 品質保証課 課長
八代 定広
株式会社アサヒ製作所 営業本部 サービス事業企画部 企画課長
加藤 彰悟
東洋刃物株式会社 製造部 生産統括室 機工課 生産係 係長
佐藤 浩司
東洋刃物株式会社 製造部 生産統括室 技術開発課 課長
秋山 麻里
株式会社フェローテックホールディングス 総務法務室総務法務部 法務課長
栗原 誠司
株式会社フェローテックホールディングス 執行役員 技術開発統括室長
佐藤 正宗
東洋刃物株式会社 営業部東京営業所営業第一課
田鎖 克教
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ 真空技術事業部 VF製品ユニット長
松田 仁志
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ 真空技術事業部 営業ユニット FFグループ
浄光 大輝
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ 石英事業部 営業ユニット 営業グループ ※(注記)上記は2022年10月時点の所属先。現在はフェローテック シリコンジャパン(株)に所属
Powered by 株式会社フェローテックホールディングス
奥田 修
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ(略称:FTMT) 石英事業部 営業ユニット 営業グループ 担当課長 勤務地:熊本(営業所)
「九州シリコンアイランドで熊本に生産拠点を設ける当社は事業拡大のチャンス」
昨今半導体業界が熱い熊本県の出身、大学では工学部で電子機械工学を専攻。前職では、商社の営業を担当していたが、以前の会社の先輩で、当社に在籍する方から「熊本営業所」設立を聞かされた。半導体の関連製品を多く取り揃え、積極投資を続けるこの会社に将来的な成長性を感じ、お世話になる事を決めた(2021年9月入社)。
日本の半導体産業は元気のない時期も続いたが、現在は熊本を中心に、台湾の大手ファンドリーの工場進出も契機となり、多くの半導体メーカー、製造装置メーカー、部材メーカーに至るまで、活発な投資が行われ、中長期でも需要の拡大が望める環境になってきた。そんな中で、当社グループも熊本県大津町に生産拠点を構築し、2024年6月以降を目途に「部品洗浄サービス」「石英製品」の生産稼働を開始する運びだ。
自身は九州全域の顧客に対し、半導体製造装置向け部材の石英製品、CVD-SiC製品の営業を担当している。今後は、顧客の近くに石英製品の生産拠点が構築される事から、顧客にとって特に重要性の高い納期対応力が増すことで、開発品・量産品の受注拡大なども期待される。当社に入社し、責任ある立場で仕事を任せてもらっている点は、仕事のやりがいに直結しており、やる気がある社員に対し、自由裁量が大きく与えられるのは、この会社の大きな魅力だ。
仕事に取り組む上で大切にしているのは、レスポンスの早さと業務の正確性だ。レスポンスの早さはビジネスの鍵であり、顧客から信用・信頼を勝ち取るうえで、最も重要だと思っている。営業としてもこれからチャンスが広がる九州の地で、腰を据えて会社の業績拡大に貢献していきたいと思う、最後に、熊本について少し紹介すると、阿蘇山に代表されるような景観の良さ、自然の豊富さが特長で、県内に温泉が多いのも魅力だ。前述の通り、現在は県内の投資が活発になっている状況の為、交通渋滞などの問題もあるが、これからインフラ整備が進むと聞いているので、この点は徐々に緩和してくると思う。是非ステークホルダーの皆様にも当社の九州での事業展開に注目してもらえたら有難い。
蓮村 幸寛
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ セラミックス事業部 石川生産ユニット 生産技術グループ 技術セクション長
「効率を高め、収益を生み出す」生産技術の観点で工場の自動化に取り組む
2005年に新卒で入社、大学では工学部で精密機械工学を専攻。就職先はUターンとなる石川県の企業を希望しており、在学中にセラミックスの加工を研究していたこともあり、当社に入社した経緯。現職は、石川工場で生産技術グループの技術セクション長として、半導体・その他産業向け「マシナブルセラミックス製品」加工の工程設計や工程改善などの担当をしている。新工場となる第二工場では、材料の製造工程などで自動化を推進する計画があり、その取り組みが重要な課題。
生産技術は、顧客が要求する製品仕様(性能)やコストに応えられるような工程改善を実施し、その結果として当社の売上増大や利益の改善を実感できる点がやりがいに直結する。石川工場は組織間の横のつながりが強く、問題が発生した時に、組織の垣根を越えて工場全体で問題解決に取り組む風土がある。また、人材育成に関しても、以前から研修制度が整備され、ワークライフバランスについても一定の配慮が有り、全社業績の向上も相まって、マネージャーの視点で見ても、この数年の正社員定着率は高いように思える。
エンジニアとして、仕事に取り組む上で常に意識しているのは、「効率を高め、収益を生み出すこと」だ。今後は、生産技術として新工場、および新製品の立ち上げに注力する必要がある。製造現場に従事するオペレータの負荷が減り、これまで以上に付加価値の高い作業に取り組めるように、自動化の進んだ工場を目指していくが、一緒に会社の成長に取り組んで頂けるような方がいれば歓迎したい。
大西 秋子
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ 石英事業部 営業ユニット 営業グループ
改めて入社(復帰)したフェローテック、女性も活躍しやすい環境は当社の魅力
2015年に中途入社だが、以前当社の関西営業所に勤務していたため、6年ぶりの復帰だった(現在は東京本社勤務)。大学では文学部で日本文学を専攻。復帰のきっかけは、当社の昔の同僚と道端でばったり会った流れで、東京勤務での復職を打診されたことだ。当時は派遣社員として他社で勤務していたが、以前の勤務経験から、働きやすい会社のイメージが強く、担当する業務もやりがいを持てると感じた。この運命的な復帰劇は心に強く残っている。現職は、カスタマーサポートという立場で、石英製品の受発注業務、出荷処理、在庫管理、債権管理、貿易関連業務全般を担当している。
仕事のやりがいは、自身の創意工夫次第で、業務の可能性が大きく広がる点だ。受注管理業務に関しても、ペーパーを使用していたアナログ的なやり方からDX化を進め、業務の効率化と正確性を実現するなど、自分自身の前向きな取り組みが採用される職場の環境はとても有難い。また、世界の人々の生活に半導体が欠かせない状況になっていることから、成長産業である半導体関連業界で日々の業務に取り組めるのは、社会や日本経済の発展に微力ながら貢献できている実感が持てる点も大きい。
当社は、一言で言うと「常に変化し続けている会社」だ。積極的な設備投資、業績拡大を目指した攻めの経営は、潔いほどの信念であり、従業員にとっても大きな魅力だ。性別や国籍に関わらず、やる気と能力があれば、評価も公平に下され、女性も取締役に就任するなど、社内での登用のチャンスがある会社だ。
「クイックレスポンス」「責任感を持って業務を遂行」、そして「困っている人は助ける」。これらのマインドを大切に、今後も業務の幅を広げ、自身のスキルアップにも取り組んでいきたい。
羽方 智史
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ CVD-SiC事業部 岡山生産ユニット 生産管理グループ 生産管理セクション長
「自ら考え動き、小さな改善を積み重ねる事が重要」岡山工場の生産管理を担当
前職では、メーカーの営業・資材管理などを経験。入社前は当社に知見はなかったものの、各種条件面やタイミングも希望に沿い、2022年3月に中途入社。大学では工学部で機械系を専攻。現在は、半導体製造装置向け部材 ※(注記)1 CVD-SiC製品 を製造する岡山工場の生産管理セクション長として、生産管理業務全般を担当。今後は、システム導入を前提に、工程管理の見える化、仕掛在庫のリアルタイム把握などの業務改善も重要テーマとして取り組んでいく。
岡山工場は、2015年7月にフェローテックグループに参画する以前も含めると、30年以上に渡りCVD-SiC製品の開発・製造を行っている事から、過去の経験と実績に裏打ちされた独自のコーティング技術、および伝統的なモノづくりの意識が根付いている。当社のこの確かな技術力の優位性を感じつつ、自身としては、他社で培った経験も踏まえ、良い意味で新風を吹かせ、生産管理全般の業務効率化に取り組んでいきたい。「意欲があり、自身の独創性も交えて新たな事に取り組む従業員に対し、周囲が寛容にサポートしていく雰囲気があるのも、当社の魅力的な社風の一つ」だ。
仕事に取り組む上で、大切にしているのは、受動的ではなく、自ら考え動き、小さな改善を積み重ねていく心掛けだ。自部門や関係部署の方々に「あの人が業務に携わってくれたお陰で本当に良かった。助かった。」と思ってもらえるよう、今後もこの会社に貢献していきたいと思う。尚、生産管理部門においても、中期的に採用が進む可能性があることから、改革意欲と行動力のある方に仲間になって貰えたら有難い。
※(注記)1 CVD-SiC製品:独自のCVD法製作による炭化ケイ素製品。SiCはシリコン(Si)と炭素(C)が1対1で結合した化合物で、耐摩耗性、耐熱性、耐腐食性等に優れている。当社では、主に半導体製造装置向け治具・消耗材として同製品の開発・製造・販売を担っている。
中出 敏之
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ セラミックス事業部 石川生産ユニット 保全セクション セクション長 兼)安全衛生・環境グループ EA事務局 兼)生産革新室 安全衛生環境
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」石川工場の環境・設備保全・安全衛生を担当
約1年半の派遣社員を経て、2006年に正社員として入社。高等専門学校では電気工学を専攻。現在は、セラミックス製品を製造する石川工場で、工場全体の設備保全、安全衛生の他、FTMT全社の環境対策の事務局も兼務し、担当業務は広範囲に渡る。石川では新設の第二工場竣工(2022年11月)もあり、新工場のレイアウトの検討や、配線・配管など、ユーティリティ全般の整備などに奔走する。
FTMT石川工場は、「エコアクション21」と言う、環境省が策定した日本独自の環境マネジメントシステム(EMS)を2005年1月に認証。毎期期首に3カ年の環境負荷低減目標を設定し、「PDCAサイクル」を回しながら、日々二酸化炭素や廃棄物排出量削減などの省エネ改善活動にも取り組んできた。2018年には関西、岡山工場も認証に加わり(千葉工場は従前のISO14001を継続認証中)、事務局として、年に1回発行する「環境経営レポート」のとりまとめも担当している。
現在は環境、設備保全、安全衛生と多角的にモノづくりと工場運営に携わる監督者の立場だが、守備範囲が広いという事は、日々様々な事象に直面し、多くのチャレンジが出来る事でもあり、問題解決や改善の結果、顧客や従業員から「ありがとう」の言葉をもらった時に、心から仕事のやりがいを感じ取れる。自分が貰って嬉しい「ありがとう」の言葉は、意識的に他者に対しても出来るだけ表現するように心掛けている。
半導体市場の成長に対応し、今後も石川エリアでの生産能力増強が継続される見通しだ。お客様や従業員にとっても快適な工場運営を意識し、且つ、時代が求めるSDGsの考えも意識しながら、「環境対策」にも益々注力していく。好きな言葉「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」の精神で、今後も多くの課題に取り組んでいく。頭が柔らかく、色んな角度から物事を見られる、問題解決力のある方に、仲間に加わって頂けたらこんなに心強いことはない。
柳澤 吉彦
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ CVD-SiC事業部 岡山生産ユニット 生産技術グループ 主任
「スピード経営とロジカルな技術の積み上げを融合する会社」岡山工場の生産技術担当
2017年2月に中途入社。モノづくりに近いところで材料開発を手掛けたいという気持ちから、半導体分野で ※(注記)1:マテリアル製品 を含む幅広い製品ラインアップを持つ当社への入社を決断。現在、生産技術部門でCVD炉でのSiCコーティングに関するプロセス開発や製品歩留まりの改善などに取り組んでいる。
フェローテックグループは積極的なM&Aで業容を拡大してきたが、入社してみると、傘下企業が保有していた要素技術を深掘りし、独自性や業界における競争優位性を確立していく企業としての取り組みが長けている事も実感した。自身が在籍するCVC-SiC事業に関しても、成長への意欲が高く、スピード経営が特徴であるフェローテックの文化と、三井造船傘下であった旧アドマップのロジカルに技術を積み上げていく文化との融合が進み、化学反応を起こす、とても面白い企業だと感じている。
仕事のやりがいは、半導体と言う成長と技術革新が特徴の業界において、事業成長を目指す当社では、技術的にも常に取り組むべき新たな課題に向き合う機会が与えられている点だ。当社はCVD-SiCの開発・製造の歴史が長く、技術の蓄積からくる問題解決力の高さが特長だ。
技術者として仕事に取り組む上で大切にしているのは、「極力、小さな疑問や不明な事柄を素通りせず、そこに着目して向き合う事」だ。諦めずに最後まで取り組む姿勢を持ち日々の業務に取り組んでいる。問題解決に至った際に感じられる達成感は何物にも代えられない。最後に、生産技術部門において、今後は要素技術など、何かの技術に長けている方に仲間に加わって頂けたら有難い。そういう方であれば、新技術への対応力や、探求心もきっと強く、当社の発展に大きな力となって頂けると思う。
※(注記)1 マテリアル製品:半導体製造装置向けに使用される治具・消耗材として、当社が製造・販売している「石英」「シリコン」「セラミックス」「CVD-SiC」4種類の製品を総称して、「マテリアル製品」と言います。
中村 智洋
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ セラミックス事業部 石川生産ユニット 生産管理グループ
「完璧より完成」仕事のアイディアを形にするために大切な心構え
2008年に新卒で入社、工業高校出身。高校時代に当社の石川工場を見学した際、工場が整然としていて綺麗な印象が有り、半導体製造工程向けに世界有数の高度な技術を有する「マシナブルセラミックス製品」に魅力を感じたのが入社の動機。製造の技能職として加工現場で経験を積んだのち、現在は自ら希望して異動した「生産管理」の職場で、マシナブルセラミックス微細加工製品の生産計画立案が主な担当業務。
石川工場でも戦略製品である微細加工品のスケジューラの仕事は、工場を動かしているという実感が持てる、生産管理の醍醐味と思える点が仕事のやりがいに繋がっている。新工場の立ち上げも予定されており、今後MRP(資材所要計画管理)という新たなシステムも導入されていく事から、その習得も含め、将来的にはFTMTグループ全体の生産管理に携われるように、自らのスキルも磨いていきたいと考える。
この会社は、事業の成長が著しい中においても、従業員の様々な状況に応じて、各自の働き方を指南するなど、社員達に向き合う会社であり、その環境の中で安心して仕事が出来る事は日頃実感している。石川県に生まれ育ったが、自然災害が比較的少なく、県民性としても人当たりが良く、包容力と協調性の高さに特徴があることから、公私ともに生活していくにはてとも良い土地だと感じている。
仕事に取り組む上で大切にしているのは、「完璧より完成」を目指す心構えだ。今日の完璧は10年後の完璧とは限らない。それよりも頭に浮かんだ各自のアイディアを仲間と議論し、着手していく中で、よりよいモノに磨き上げていく。80点を目指し、成果を出していく。この心構えがチャレンジ精神や次のアイディアに繋がる。元々完璧主義者であった為、スケジューラとして、製造現場の皆にも負担をかけることが少なくなかった。その反省も踏まえて、これからもこの心構えを大切に会社の成長に貢献していきたい。
古町 沙紀
株式会社アサヒ製作所 品質保証部 品質保証課 課長
大学は教育学部数学科の出身。卒業後、中学で教職の経験を持ち、その後飲食、携帯ショップでの接客経験などを経て、2015年に派遣社員として、当社で生産管理業務に従事。2017年からは正社員となり、その後QSセンターで全国の営業所と連携し、顧客クレームと再発防止を担当。その経験が買われ、2020年からは品質保証課長として、日々改善活動に取り組み、新製品開発プロジェクトにも参画している。学生時代から、手芸やDIYなどのモノづくりには興味があり、現職で図面を見る業務にも抵抗がない。自身の教職や接客の経験は、現職の「不具合の原因を究明し、適切な手を打つこと(改善力)」、および「お客様と折衝し、良好な信頼関係を築くこと(コミュニケーション力)」に確実に生かされている点を実感している。
以前の問題点として、顧客クレームが発生しても、その情報が窓口の担当者のみで抱えられてしまい、組織の問題として共有されていない状況があった。このため、自身が中心に取り組んだのは、「サイボウズ社」の業務支援ツールを用い、クレーム登録と対応履歴の関係者間の共有化を図り、「顧客クレームの見える化」を実現する事で、顧客満足度を向上させる事だった。当社はマネージメント層の若返りも進展してきた事から、他部門を巻き込んでのこのような業務改善や標準化も成果に繋がりやすい環境になってきた。自身としてもとても仕事のやりがいを感じられる点だ。
問題やクレームの発生には、必ず複合的な要因がある。問題発生時こそ、決してネガティブな気持ちにならないことを心掛けている。冷静である事、時には頭を切り替える事でこそ、柔軟な良い考えが浮かぶものだ。現在は、部下を持っていないが、将来部下・自身のチームが持てた時、「理想の上司」となれるように日々を精進していきたい。
八代 定広
株式会社アサヒ製作所 営業本部 サービス事業企画部 企画課長
お客様へのサービス向上に、スピード意識、デジタル化、若手の柔軟な発想を活用
1999年に中途で入社。前職の電気開発担当から、技術者としての幅を広げるため、サービスエンジニアに転身。アサヒ製作所は業務用洗濯機・乾燥機などの設備の製造・販売を主な事業としているが、現在はサービス事業企画部に所属し、全国のサービス拠点・及び顧客のサポートを担うほか、業務の効率化、原価低減などを推進している。元々は電気系の技術者だが、当社入社後に溶接や機械組付けの技能も習得した。同様に、シーケンサなど、電気に関する知識・経験がなかった従業員もOJTを通じて電気系に強くなる、そんな逆のケースも少なくない。
ホテルや養護施設などのシーツ、工場の制服などの洗濯を日々担うクリーニング業者は、当社の重要なお客様だ。長時間の設備稼働をしているケースも少なくないことから、機械の故障が発生した際に、迅速な対応で一早く機械を復旧させる事が重要だ。当社の設備には、独自の「ARMS(アサヒ・リモート・モニタリング・システム)」と言う、ネット回線で顧客側の設備のシーケンサと当社のサービスエンジニアのPCとを結び、WEBカメラなどでリアルタイムに機械の不具合を検知し、迅速な対応を行う仕組みがある。このシステムを通じて、お客様に導入した設備で発生した不具合を素早く解決出来た時、それは正に仕事のやりがいを実感できる瞬間だ。
仕事を進める上で今マネージャーとして大切にしているのは、スピード(解決力)、効率化(様々な業務のデジタル化)、そして若い従業員の固定観念にとらわれない柔軟な発想力の活用だ。アサヒには、自由闊達に意見を言い合える風通しの良さがある。その特徴を会社の強みにして、これまで以上に世界中のお客様に当社を知って頂き、当社の上質なサービスを提供していきたい。
加藤 彰悟
東洋刃物株式会社 製造部 生産統括室 機工課 生産係 係長
「B to C向け製品の商品化で全国の皆様に当社をより身近に感じて欲しい」
2006年に新卒で入社。工作機械の製造や社内設備保全を担当。併せて新商品開発プロジェクトリーダーとして、B to C向け製品などの開発も担う。
当社はB to B向けの工業用刃物を主要事業としているが、2021年秋には、冬場の生活者の問題解決として、B to C向けの「アイクラ」という製品を開発・商品化した。雪国では、除雪を行う前にトラックなどの車両の下や日陰で固まってしまった雪や氷は、スコップなどを用いて砕くことが一般的だが、作業性・効率が悪いという問題を抱えていた。豪雪地帯では人手による除雪は限定的かもしれないが、当社が位置する宮城県のようなエリアでは、「雪・氷砕き」に便利な製品は重宝される可能性があり、当社の工業用刃物の加工技術を応用して、「刃先が壊れず丈夫な」厚雪・氷砕き用の生活者密着型の除雪道具を商品化した。一般ユーザーからは「軽くて、思いのほか、使ってみると悪くない(使いやすい)」と言うお声を頂いている。
当社は、材料の仕入れから製品の研磨・加工に至るまで、工業用刃物の一貫生産体制を築いているのが特徴であり、お客様に高品質な製品を提供するためには、関係部門との連携や信頼感が必要不可欠だ。それぞれの重要テーマごとに部署間の垣根を越えてチームを編成し、一丸となって目標に向かって取り組める、そんな会社が東洋刃物だ。「アイクラ」と言うB to C向け製品を商品化出来たのもそのような会社の風土があるからこそ、チャレンジを形に出来たと思っている。
仕事に取組み、人生を歩む上で大切にしている心構えがある。「起きてしまったことは仕方がない。例え起きたことが良い結果ではなかったとしても、そのことに引きずられるのではなく、大切なのは『これから(未来)をどうするか?』、その気持ちを持ち続ける事」だ。現在自身は「アイクラ」に続くB to C向け製品の開発に取り組んでいる。全国の皆様に当社をより身近に感じて頂き、より多くのユーザーのお役に立てるような商品を今後も生み出していきたいと思う。
佐藤 浩司
東洋刃物株式会社 製造部 生産統括室 技術開発課 課長
「リアルにイメージできるものはカタチにできる」製品開発の心構え
1993年に新卒で入社。大学では機械工学を専攻。「ものづくり」の企業、その中で「刃物」という地味ながらもあらゆる産業に欠かせないものを製造している当社に興味が湧き入社。 紙、フィルム、金属箔等のシート状部材をスリット(長手方向に切断)する刃物や周辺部品、ならびにそれらを組み込んだ「カッターユニット」の開発、設計を担当。
2019年には、自身が製品開発を担当した「ナイフホルダー」、「ナイフユニット」の2製品が国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として知られる「グッドデザイン賞」を受賞した。何れも工業用刃物では珍しいスタイリッシュなデザインだ。受賞した「ナイフホルダー<クイックモデル>」は、従来は刃替え(刃の交換)作業時にボルトの着脱が必須だったが、それを簡単に工具レスで行える点を盛り込み作業時間の大幅短縮に成功、「軽量モデル」や識別管理に便利な有色の「カラフルモデル」もラインアップした。一方、「ナイフユニット<アドヴァンスヘッド>」は極めて鋭利な刃先を有したナイフの装着が前提であり、特に安全性を考慮したフルカバードでのデザインを念頭に製品化、加えて使用時に組み合わせるフレームブラケットへの着脱を容易かつ確実に行える点もユーザーから好評を得ている点だ。
開発者としてのやりがいは、自身の設計した製品がお客様の手に渡り、直接お役に立てている事を目のあたりにし、ダイレクトな声を頂ける、その瞬間に他ならない。そしてそこに至るためには、困難なミッションでも、社内の関係者で力を合わせて、課題解決していく東洋刃物と言う会社の風土が極めて重要だ。
製品開発担当として、常に何か面白い事はないか?目を引くような製品の開発が出来ないか?という事は心の中で意識している。公私共に様々な事に好奇心を持ち、自分自身の引き出しを増やし、柔軟な発想で、「リアルにイメージできるものはカタチにできる」という考えのもと、今後もお客様に喜ばれるような製品開発に取り組んでいきたい。
秋山 麻里
株式会社フェローテックホールディングス 総務法務室総務法務部 法務課長
2022年7月に中途で入社。大学では法学部 法律学科を専攻。当社に入社を決めたのには2つの理由がある。一つは、外から見て、「スピード感のある経営を行っており、それが楽しそうで魅力」に映った点だ。もう一つは、面接で当社を訪れた雪の日、会社のエントランス前で立っていたところ、当社の従業員が、「おつかれさまです。」と気軽に挨拶をしてくれて、「どうぞ。」とドアをあけてくれた事が好印象だった事だ。このような親切な従業員の居る会社なら、新天地として選んでも「私も早く馴染めそうだ。」と思えた事が大きい。実際入社してからも、自身にとって新分野となる「半導体業界」について、親切に教えてくれる方達に恵まれ、とても助かっている。
現在の業務は、法務担当として、コーポレートガバナンスコードの策定、取締役会の上程資料作成、子会社の契約書のレビューや中国でIPOの準備を進めるグループ会社へのサポートなどがあげられる。自分がグループの誰かのサポートをする→それがその方のためになる→結果としてそれが会社の業績向上や成長に繋がる。法務という管理業務を担当する上で、やりがいとして認識できることだ。
人生を歩み、仕事に取り組む上で、大切にしているモットーは「日常の5心」だ。1.素直 2.反省 3.奉仕 4.謙虚 5.感謝。古くから日本に伝わる、とても素敵な5心だが、体現するには、自身を律し、他者を思いやる心が不可欠だ。フェローテックに参加し、まだ日は浅いが、これらの心構えを忘れず、法務の分野でスキルアップ、キャリアアップを図り、より一層充実したビジネスパーソンを目指していきたいと思う。
栗原 誠司
株式会社フェローテックホールディングス 執行役員 技術開発統括室長
社内の雰囲気は「転職したてでも、まるで10年前からいたようになじめた」という。2015年に半導体素材メーカーから転職。定年まで勤めることも視野に入っていたが、56歳でシニア転職を果たす。これまでの知見を生かして、悔いのない仕事をしたいと思ったことが入社の決め手となった。現在、技術開発統括室長として20人強の部下を束ねる。
大口径シリコンウエハの拡大投資を続ける同社。自動車メーカーで製品採用の増大を目指す。集積回路(IC)や大規模集積回路(LSI)など顧客需要の拡大から将来性を見込む。同業界の裾野はまだ広がると分析するが同時に「一足飛びにジャンプするのでなく、一歩一歩確実に、かつ迅速にかけあがることが重要」と技術の空洞化も危惧する。確固とした土台を築く上で、年齢に関係なく、機械・電機・材料系と幅広い分野のエンジニアと共につくりあげたい思いがにじむ。求める資質に、“1+1=3にはならない”というように技術者としての原理原則を知っていることと、考察力をあげる。
佐藤 正宗
東洋刃物株式会社 営業部東京営業所営業第一課
自身の業務が身近な製品のモノづくりに貢献できる喜び
2020年に新卒で入社。大学では教養学部で人間科学を専攻。様々な業界の
会社を相手に事業を展開するB to B企業の同社を、「自分の知らない世界」を知ることが出来る魅力的な企業と感じ、入社を決めた。入社後は営業部門で取引先の対応を担っている。以前、お客様から素材の加工法について相談を受け、当社から適切な工法を提案した事で、取引先の生産効率向上に繋がった。その取引先では、誰もが日常的に使用している製品を製造しており、自分の業務が、そんな社会の身近な製品のものづくりに貢献できていることが実感できた時、自身の仕事にやりがいを感じた。
入社3年目だが、業務に関する疑問があっても、周囲の先輩方が親身に相談にのってくれる職場環境であり、この点もとても恵まれている。また、経験豊富な先輩方の得意分野や様々な知識を、日々吸収できることから、自身のスキル向上に繋がる点も実感している。
今後、自身が業務で多く取り扱う品種について、製造工程を一から学びたいと考えている。製品に関する技術的な理解を深めることで、お客様の満足度向上に繋げられるよう、日々精進していきたい。
田鎖 克教
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ 真空技術事業部 VF製品ユニット長
知的好奇心を携えて
旧社名・フェローフルイディクスだった1989年に新卒で入社。大学時代は機械工学を専攻。就職先に悩んでいたときに、釜石市の誘致企業として同社を見つけて興味をもったことがきっかけだ。入社後は釜石工場に配属。99年に当時本社があった東京・上野で技術営業の経験を積む。2016年から真空シールやサーモモジュールの製造現場の千葉工場の工場長としてモノづくりの現場に携わる。
山村章社長の「経営者・技術者の姿勢に感銘を受けた」という。入社2-3年目の若手社員と直接話す機会を設け、コミュニケーションを大事にしている山村社長の背中を見て、人材育成に取り組む。心がけていることは、きちんと分かるように説明すること。「背中を見て覚える方式だけではなく、今の時代に合わせた伝え方がある」と感じている。
「自分自身で考え、行動に移せる」知的好奇心のある人と共に、事業発展させていきたい思いをにじませる。
※(注記)インタビュー時は、株式会社フェローテック 製造部 部長
松田 仁志
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ 真空技術事業部 営業ユニット FFグループ
責任ある仕事も任せてくれる
2017年に新卒として入社。学生時代は、心理学を専攻していたが、日本の強みである製造業のモノづくりに興味を持っていたことから、サーモモジュールや磁性流体など、ニッチなコア技術を持つ当社に魅力を感じた。当社のコア製品で磁石に反応する液体「磁性流体」の営業担当として、日々スピーカーメーカーやバイオ(医療)関連の顧客などを訪問し、顧客のニーズを的確にとらえ、密なコミュニケーションでより良い製品、サービスを提供する事を心掛けている。
若手社員の新鮮な目でこの会社を見た時に、この会社では年齢や社歴に関係なく、業務に対して意欲があり、チャレンジ精神が旺盛な社員に対し、与えられる自由裁量が大きく、自ら手を挙げれば、様々な責任ある仕事も任せられる点が大きな魅力と捉えている。また、担当製品の中でも、「感温性磁性流体」や「バイオメディカル用磁性ナノ粒子」などは、今後日本国内のみならず、欧米や中国など海外でも売上伸長が期待される事から、業務を通じ、自身の国際感覚も徐々に磨き、ビジネスマンとしてのスキル向上も図っていく。
浄光 大輝
株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ 石英事業部 営業ユニット 営業グループ ※(注記)上記は2022年10月時点の所属先。現在はフェローテック シリコンジャパン(株)に所属
営業は会社の顔、社内外で頼りにされるビジネスパーソンを目指して
2019年に新卒で入社。大学では経営学部でマーケティングを専攻し、就活中は顧客と直接折衝の出来るB to B企業の営業職を探していた。教授の紹介で当社を知り、ニッチトップ戦略、および確かな技術力のある点に魅力を感じ、当社を選んだ。入社以来、担当業務は半導体製造装置向け治具・消耗材である「石英製品」の営業だ。国内の顧客を訪問し、拡販や市場情報の入手などに日々取り組んでいる。
文系学部出身の自身が専門性の高い石英製品の知識を習得する上で、社内の先輩や上司の支援は勿論の事、お客様から石英の材質特性や、半導体技術に関して親切にレクチャーをしていただいた事もとても助けられた点で、感謝している。営業は会社の顔であり、お客様にとって身近なコンサルタントでありたいと思う。そのためには、専門性を高め、「商談」の時間もお客様にとって価値のある時間にすることを意識して臨みたいと考えている。
社風に関して思う事は、若手にも仕事の裁量や権限が大きく与えられ、自身の発想で仕掛けたい仕事にチャレンジさせてくれる風土があることだ。このような、上位者や先輩たちの度量の大きさはビジネスパーソンとしての自身の成長に直結するように感じている。
仕事をする上で大事にしているのは、「自分自身が納得できているかどうか?」であり、それこそが、自分自身の「芯」となる気がしている。例えば、客観的には正しい事象であっても、自分自身が納得をしていなければ、お客様や社内の関係者にも説得力のある話は出来ないからだ。「社内外から頼りにされるような人物」を目指して、これからも日々の仕事に精進していきたい。
村上 授
村上 授
東日本支社 編集部
大阪府出身。2015年入社、大阪、東大阪、姫路で地域の中小企業などを担当。22年から現支社で東京23区の企業を取材。趣味はマンホールカード集めや銭湯通いほか。
有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。
ログイン