「NEDO懸賞金活用型プログラム」第1弾「NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth」の受賞者を決定
2025年1月28日
NEDOは、2025年1月23日、「NEDO懸賞金活用型プログラム」の第1弾となる「NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth」の最終選考会(ピッチコンテスト)を東京・五反田にて開催しました。
本コンテストでは、グリーン分野に係る課題をより効果的に解決する、衛星データ等を活用したソリューションを広く募集しました。全67件の応募の中から、1次審査を通過した17件についてピッチコンテストを行い、受賞者12組が決定しました。受賞者には総額4,930万円の賞金がNEDOから授与されました。
また、スペシャルイベントでは、特別ゲストとして宇宙飛行士の向井千秋氏をお招きし、「衛星データの利活用による環境課題解決に対する期待と展望」と題したパネルディスカッションを実施し、パネリストの方々との間で活発な議論が交わされました。
最終選考会の様子は、NEDO公式YouTubeチャンネル「NEDO Channel」にてライブ配信を行い、1次審査通過者のプレゼンテーションの様子を多くの方に視聴頂きました。
【審査結果】
テーマ1:カーボンクレジット基盤構築
- 1位 日本工営株式会社
藻場創成適地・対策提案システムの構築
- 2位 株式会社sustainacraft
NbSプロジェクトの非永続性スコアを定量的に評価するための技術開発
- 3位 Green Carbon株式会社
森林由来のカーボンクレジットにおける創出プロセスの簡易化と透明性向上をワンストップで促進するプロダクト開発
- 審査委員特別賞 富士通株式会社
Sx(Soba transformation)
テーマ2:エネルギーマネジメント基盤構築
- 1位 富士通株式会社
波高マップ
- 2位 Space Tech Accelerator株式会社
衛星データ活用によるマイクロ水力発電適地探索の大幅効率化
- 3位 金城 尚吾
地域型再エネ100%未来を実現するデジタルツイン開発
- 審査委員特別賞 玉川 勝徳
「降雪・積雪・融雪量」のリアルタイム解析プラットフォーム構築〜高精度、高時間、高空間分解能で日本から世界へ〜
テーマ3:気候変動・環境レジリエンス基盤構築
- 1位 松八重 一代
AI支援による衛星画像解析に基づく鉱物資源サプライチェーンリスク可視化プラットフォームの構築
- 2位 株式会社Penetrator
(衛星+行政+登記データ)×AIによる災害の早期復旧計画の策定支援
- 3位 サンリット・シードリングス株式会社
環境DNAデータと衛星データの融合による森林生態系ポテンシャルのオープン地図化
- 審査委員特別賞 株式会社Gaia Vision
森林における災害インシデントのモニタリング・予測システムの開発
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NEDO林理事による開催挨拶の様子
主催者挨拶を行うNEDO林理事
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最終選考会会場でのピッチコンテストの様子
プレゼンテーションを行う1次審査通過者