国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という)は、中長期計画において、「事業の適正な評価を行い、不断の業務改善を行う。また、評価に当たっては機構外部の専門家・有識者を活用するなど適切な体制を構築することとする。その際、必要性、効率性、有効性の観点にも留意しながら評価し、その後の事業改善へ向けてのフィードバックを行う。」としており、事業について評価を実施することを定め、不断の業務改善に資するべく、次の3つを目的として掲げ、評価を実施しています。
評価は、その実施時期により、事前評価、中間評価、終了時評価および追跡調査・評価に分類されます。NEDOでは、研究開発マネジメントサイクルの一翼を担うものとして研究評価・事業評価を位置付け、評価結果を事業の資源配分、事業計画等に適切に反映させることにより、事業の加速化、縮小、中止、見直し等を的確に実施し、技術開発内容やマネジメント等の改善、見直しを的確に行っていきます。
評価の実施にあたっては、次の5つを共通原則としています。
NEDOでは、事業の規模、目的、内容および性格に応じて、評価を行っています。評価は、次の種類に大別されます。
NEDOが実施者を選定して実施する研究開発に関して行う評価。
NEDOが実施者及び研究開発内容を選定して実施する研究開発に関して行う評価。
プロジェクト評価及び制度評価の対象となるものを除く事業に関して行う評価。
なお、制度等の下で実施される各研究テーマについても、必要に応じて評価を実施しています。
プロジェクト評価は、概ね図に示す体制で実施しています。
プロジェクト評価の実施体制
プロジェクトと制度の中間・終了時評価においては、3つの標準的な評価項目を軸に評価基準を定めています。以下に標準的評価項目・評価基準を示します。評価に際しては、これを基に評価対象毎に適した評価項目・評価基準を設定します。
また、事業評価においては、1.必要性、2.効率性、3.有効性の評価項目に基づき、評価対象事業の特徴に適した評価基準を設定しています。
NEDOにおいては、中間評価の結果をもとに、事業のその後の実施方針を検討し、必要に応じて次年度の計画等に反映させることとしています。プロジェクト評価の結果の反映については、個々の中間評価報告書に記載しております。
また、評価結果から得られた技術開発マネジメントに係る多くの知見、教訓、良好事例等を蓄積することにより、マネジメント機能全体の改善・強化に反映させています。
これまでの評価実績・評価報告書についてはこちらをご覧ください。
最終更新日:2023年11月7日