「第6回カーボンリサイクル産学官国際会議2024」の開催報告
2024年10月21日
NEDOと経済産業省は、10月11日(金)、第6回カーボンリサイクル産学官国際会議2024をウェスティンホテル東京において開催しました。
本会合では竹内経済産業大臣政務官が挨拶するとともに、各国の産学官関係者によるパネルディスカッションなどが行われました。〔1〕カーボンニュートラルに向けたカーボンリサイクルの役割、〔2〕市場の国際展開と投資促進、〔3〕技術開発の3つのテーマについて議論を行い、更なる発展のために取り組むべき課題について確認するとともに、講演・パネルディスカッションのメッセージを取りまとめた総括文書を公表しました。さらに、次世代のカーボンリサイクルを担う学生と専門家との交流会や企業・団体等によるポスター展示を通じて、日本のカーボンリサイクルの技術を紹介しました。
1.概要
- 日時:2024年10月11日(金)13時00分から17時00分
- 場所:ウェスティンホテル東京(東京都目黒区三田1丁目4-1)及び、オンライン
- 主催:NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)および経済産業省
- 同時開催:ポスターセッション・ネットワーキング 12時00分から18時00分
- 参加人数:現地参加 291人、オンライン参加 551人
- 参加国等:27カ国・地域
- <主な出席者>
- 経済産業省 経済産業大臣政務官 竹内 真二
- 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)アジア・ゼロエミッション・センター センター長 ヌキ・アジャ・ウタマ
- オーストラリア外務貿易省 エネルギー多様化担当ディレクター カーメラ・パブリック・サール
国際エネルギー機関 Chief Energy Technology Officer ティムール・ギュル
- アメリカ合衆国 エネルギー省(DOE) 化石エネルギー・炭素管理局 次官補 ブラッド・クラブツリー
- 欧州委員会気候行動総局 低炭素及び強靱な経済に向けたイノベーション担当ディレクター アレクサンドル・パコ
- 一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF) 会長 満岡 次郎
2.成果
- 各国の産学官による講演・パネルディスカッションのメッセージを取りまとめた総括文書において、CCU/カーボンリサイクルがカーボンニュートラルに向けて重要な役割を果たすことを確認し、各国において、取組を一層加速させていくことを確認しました。また、多様な分野でカーボンリサイクルの取組が行われており、技術的な進捗やCCU(Carbon dioxide Capture and Utilization)/カーボンリサイクルへの関心がアジアにも着実に拡大していることが確認できました。他方で、ステークホルダーによるCO2排出量の配分等の環境価値の在り方や業種間の連携によるCO2サプライチェーンの構築の必要性など、技術開発の進展とともに発生する新たな課題にも取り組んで行く必要があることが指摘されました。
- また、本会議の関連イベントとして、次世代のカーボンリサイクルを担う人材育成に貢献するため、大学生と来日した海外の有識者が交流する機会を設置したほか、我が国企業のカーボンリサイクルの取組を紹介するパネル展示も開催し、日本のCCU/カーボンリサイクルの技術や取組を世界に発信しました。
- CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)やCDR(Carbon Dioxide Removal)を含めたカーボンマネジメントの機運は世界的にも高まりつつあり、国際的なイニシアティブも活発になっており、我が国としても国際連携を推進し、カーボンリサイクルの普及に向けた取組を加速していきます。
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Part 1開会セッションの様子の写真
図1 Part 1開会セッションの様子
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Part 2パネルディスカッションの様子の写真
図2 Part 2パネルディスカッションの様子
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閉会挨拶をするNEDO斎藤理事長の写真
図3 閉会挨拶をするNEDO斎藤理事長
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ポスターセッション、学生交流会の様子の写真
図4 ポスターセッション、学生交流会の様子
3.お問い合わせ
問い合わせ先
サーキュラーエコノミー部 讃岐、神田、庄司