国立国会図書館ウェブアクセシビリティ方針
令和3年12月 改訂版
国立国会図書館では、継続的かつ計画的にウェブアクセシビリティの確保・向上に取り組みます。国立国会図書館がインターネット等を通じて提供するサービス(以下「ウェブサービス」という。)は、JIS X 8341-3:2016「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」の適合レベルAAに準拠することを目標とします。また、当館のウェブサービスを通じて提供するウェブコンテンツの特性に応じたウェブアクセシビリティ向上に資する取組を進めます。なお、職員向けに運用するイントラネットのウェブコンテンツについては適合レベルAに準拠することを目標とします。
1. 対象範囲
- (1)国立国会図書館の次のウェブサービスで提供するウェブコンテンツ
- ①国立国会図書館ホームページ(https://www.ndl.go.jp/ )
- ②国立国会図書館国際子ども図書館ホームページ(https://www.kodomo.go.jp/)
- ③その他「Webサービス一覧」(https://www.ndl.go.jp/jp/use/service/index.html)に記載されているもの
- (2)職員向けに運用するイントラネットのウェブコンテンツ
2. 目標とする適合レベルと対応度
「1.対象範囲」のうち、(1)についてはJIS X 8341-3:2016の適合レベルAAに準拠することを目指します。(2)については、AAに準拠することが望ましいですが、ウェブコンテンツの数・分量が膨大であることに加え、技術的に対応が困難な部分があるため、適合レベルAに準拠することを目指して、段階的に取組を進めます。
※(注記)適合レベルAAに準拠とは
JIS X 8341-3:2016にはA、AA及びAAAの3つの適合レベルがあります。レベルA及びAAの全ての達成基準を満たす場合に「適合レベルAAに準拠」といいます。この表記方法は、情報通信アクセス協議会ウェブアクセシビリティ基盤委員会「ウェブコンテンツの JIS X 8341-3:2016 対応度表記ガイドライン 2021年4月版」で定められた表記によるものです。
「1. 対象範囲」について、対応必要箇所を洗い出し、目標達成に取り組みます。
なお、現状では目標適合レベルの達成が困難である次の事項について、段階的に取組を進めます。
- 国立国会図書館が作成したPDF等の電子文書ファイル:職員への研修を実施し、新規作成時にウェブアクセシビリティ対応が拡大するよう努めます。
- デジタル化した所蔵資料(画像等):ウェブアクセシビリティ向上のための方策を追求します。
これらウェブコンテンツを含む対象範囲においては、適合レベルはA一部準拠となる場合があります。
目標を達成するまでの間は、問い合わせ先を明記して、「国立国会図書館における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領」(平成28年国図総1603292号)に基づいた対応を行います。
3. 目標を達成する期限
2027年3月31日
※(注記)今後、JIS X 8341-3の改訂等に合わせて方針の内容及び達成期限を変更する場合がある。
4. 追加する達成基準
「1.対象範囲」のうち、(1)については、レベルAAAのうち以下の基準についても可能な限り達成することを目指します。
- 2.1.3 キーボード(例外なし)の達成基準
- 2.3.2 3回のせん(閃)光の達成基準
- 2.4.8 現在位置の達成基準
- 3.2.5 要求による変化の達成基準
5. 例外事項
以下のウェブコンテンツについては、ウェブアクセシビリティ対応の対象外とします。ただし、問い合わせ先を明記して、「国立国会図書館における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領」に基づいた対応を行います。
- (1)内容や形式をそのままの形で収集、保存及び提供することを事業主旨としているウェブサービスで提供するウェブコンテンツ
- (2)第三者が権利の一部又は全部を保持しているウェブコンテンツ
- (3)外部機関等が提供するサービスを利用したウェブコンテンツ
改訂情報
- 平成25年6月 策定(初版)(インターネット資料収集保存事業(WARP)へリンク)
- 平成28年8月 改訂版(インターネット資料収集保存事業(WARP)へリンク)
- 平成30年12月 改訂版(インターネット資料収集保存事業(WARP)へリンク)
- 令和3年12月 改訂版(現行版)
国立国会図書館ウェブアクセシビリティ方針に関する問い合わせ先
国立国会図書館 電子情報部
電子情報流通課 標準化推進係
メールアドレス:standardizationアットマークエヌディーエルピリオドジーオーピリオドジェーピー