農研機構

プレスリリース
(お知らせ)ノビエ防除支援システムを活用した乾田直播栽培技術体系標準作業手順書「滋賀県湖東地域版」(改訂版)を公開

- 大規模水稲作の担い手が直面する課題解決に貢献 -

情報公開日:2024年8月28日 (水曜日)

ポイント

  • 農研機構は、「ノビエ防除支援システムを活用した乾田直播栽培技術体系標準作業手順書『滋賀県湖東地域版』」(改訂版)を本日ウェブサイトで公開しました。
  • 本改訂版では①乾田直播栽培の収益性、②乾田直播栽培Q&A、③実践者の声を新たに収録しています。
    特に重要な雑草防除については、推奨する基本防除体系に加え、雑草が残った場合の対応策や除草剤情報を更新しました。
  • 本改訂版の活用により、滋賀県をはじめ西日本全域へ乾田直播栽培が更に普及することが期待されます。

概要

生産現場は地域ごとに気候条件等が異なります。西日本では雑草防除の重要度が高く、「乾田直播栽培を始めたが、雑草防除がうまくいかずに雑草が残る」という声を多く耳にします。そこで農研機構は、ノビエ防除支援システムを活用した雑草防除技術を柱に、滋賀県湖東地域の営農条件に適合するように乾田直播栽培技術を組み立て直した「乾田直播栽培技術標準作業手順書『滋賀県湖東地域版』」を2023年3月24日に公開しています。 この度、この手順書に直近2カ年の生産者実践事例をもとに有用情報を多数追加し改訂した「ノビエ防除支援システムを活用した乾田直播栽培技術体系標準作業手順書『滋賀県湖東地域版』」をウェブサイトで公開しました。

本改訂版には、2021〜2023年に滋賀県湖東地域の9生産者が実践した事例をもとに、「乾田直播栽培の収益性」の章を新たに追加しました。さらに、生産現場でよく聞かれた質問を「乾田直播栽培Q&A」として、生産者の技術に対する評価を「実践者の声」として豊富に盛り込みました。本改訂版の活用により、水稲面積の拡大や複合経営への移行を目指す担い手が抱える課題の解決に貢献することを期待しています。

【利用方法】

  • 以下のURLより、標準作業手順書のサンプル版(PDF)をどなたでもご覧いただけます。
  • 標準作業手順書全編のご利用には利用者登録(無料)またはログインが必要です。
    以下のURLより、「ログイン/利用者登録」のページにアクセスすることができます。

「ノビエ防除支援システムを活用した乾田直播栽培技術体系標準作業手順書『滋賀県湖東地域版』」
URL : https://sop.naro.go.jp/document/detail/88

問い合わせ先
研究推進責任者 :
農研機構西日本農業研究センター所長雅明
研究担当者 :
研究推進部岡本
広報担当者 :
研究推進部研究推進室広報チーム長阿部弘実

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