農研機構

プレスリリース
(お知らせ)酪農経営向け「飼料設計支援プログラム」を公開、利用申請を受付開始

- 最も低コストな飼料メニュー設計案と自給飼料作付け案をGoogle Colaboratory上で計算、提示 -

情報公開日:2024年6月18日 (火曜日)

ポイント

  • 農研機構は、酪農経営向け「飼料設計支援プログラム」を、Google Colaboratory上に公開し、本日より利用申請を受付開始しました。
  • 搾乳牛、乾乳牛、育成牛を対象に、経営全体で最も低コストな飼料メニュー設計案と自給飼料作付け案を同時に提示することができます。
  • 希望者は利用申請・承認を経ることでプログラムにアクセス可能になり、Webブラウザ上でプログラムを実行することができます。

概要

農研機構は、農業生産者・行政団体向けに、酪農経営向け「飼料設計支援プログラム」をGoogle Colaboratory上に無料公開し、本日より利用申請を受付開始しました (Google Colaboratoryは、ブラウザから直接Python(プログラミング言語の一種)のプログラムを記述・実行できる、Google提供のサービスです)。

プログラムの特徴

これまで農研機構が配布していた「搾乳牛向け飼料設計支援プログラム」は 搾乳牛のみが対象でしたが、今回の「飼料設計支援プログラム」は搾乳牛に加えて、乾乳牛と育成牛も対象となりました。目標乳量、頭数、経営耕地面積、飼料の栄養価及び単価等の各種前提条件を記述したExcelファイルをプログラムにアップロードすることで、経営全体で最も低コストな飼料メニュー設計案と自給飼料作付け案を同時に提示することができます。
また、「搾乳牛向け飼料設計支援プログラム」では、利用者が自らのPCにPython環境を構築する必要がありましたが、「飼料設計支援プログラム」は、農業生産者・行政団体の方が利用される場合は新たに環境を構築することなく、利用申請・承認を経ることでGoogle Colaboratory上のプログラムにアクセス可能になり、Web上でプログラムを実行することができます。

利用申請方法

〇農業生産者・行政団体の方:

ご利用にあたってはGoogleアカウントが必要になります。ご利用を希望される方はGoogleアカウントを取得の上、以下の連絡先までご連絡ください。利用申請・承認後、無償で提供いたします。

〇民間企業等の方:

利用契約の後に、Google Colaboratory上ではなく、ご自分のPC上に構築したPython環境下で動作するプログラム一式を有償で提供いたしますので、こちらについても、ご利用を希望される場合は以下の連絡先までご連絡ください 。

〈連絡先〉
農研機構北海道農業研究センター広報チーム
cryoforum(at)ml.affrc.go.jp (at)を@に変えて

図 「飼料設計支援プログラム」の概要
問い合わせ先など
研究推進責任者 :
農研機構北海道農業研究センター 所長 奈良部 孝
研究担当者 :
同 寒地酪農研究領域 上級研究員 西村 和志
広報担当者 :
同 研究推進室 広報チーム長 竹内 順一

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