各刑事施設視察委員会の
意見に対する措置等報告一覧表
平成26年4月末日現在
1 札幌刑 平成26年3月27日
法第13条3項に定める「被収容者の人権に関する理解を深め
させ,並びに被収容者の処遇を適正かつ効果的に行うために必要
な知識及び技能を習得させ,及び向上させるために必要な研修及
び訓練」を定期的に実施し,その具体的な内容を少なくとも年に
1度,視察委員会に報告していただきたい。
未報告
拝命から3年未満の若年職員を対象に人権研修等を実施している。今後
も引き続き,職員の人権意識向上に資する研修の実施とその内容の提供に
努めていきたい。
2 札幌刑 平成26年3月27日
医療に関し,診療科目毎に,被収容者が受診を希望してから受
診日までに要する日数と受診希望者,受診者,診療内容に関する
数値等を,視察委員会に資料として提供いただきたい。
未報告
内科については,診察が必要な受刑者について,その日のうちに,診察
を行っている。一方,外科,精神科,歯科などの専門科目については,受
診の必要な受刑者について,医師の出勤日に合わせて診察を行っている。
今後,受診希望者,受診者及び診療内容に関する数値等を,視察委員会に
資料として提供することについて,検討したい。
3 札幌刑 平成26年3月27日
刑務所に勤務する医師の実情を伺うための意見交換会を是非実
施していただきたい。
未報告
医師の実情を伺うための意見交換会を実施することについて,今後,検
討したい。
4 札幌刑 平成26年3月27日
意見提案書提出の秘密保持の観点から,職員に知られずに提出
できる方法を検討されたい。
未報告
現在も可能な範囲で意見提案書を提出しやすいよう配慮しているところ
であるが,御意見については今後の参考としたい。
5 札幌刑 平成26年3月27日
被収容者の多くが所定の「意見提案書」の用紙を使用しなけれ
ばならないと認識しているので,どのような用紙を用いても良い
ことを周知する必要がある。
未報告
生活心得に,所定の用紙の他に自己の便箋を用いても良いことが記載さ
れており,刑執行開始指導時においても,同様の説明をして周知している
が,その他の周知方法について検討したい。
6 札幌刑 平成26年3月27日
発信・面会の回数や対象者が極めて限定されていることは,あ
る程度やむを得ない面がある一方で,過度な制約が,被収容者の
更生や社会復帰を阻害する危険があることについて充分配慮のう
えで運用いただきたい。
未報告
関係法令に基づき適切な取扱いを実施しているところ,適正な外部交通
(面会及び信書の発受)が受刑者の改善更生及び円滑な社会復帰に資する
ものであることに留意して運用している。
7 札幌刑 平成26年3月27日
弁護人への手紙発信について,実質的な検閲がなされた旨の報
告があった。内容にわたる検閲は許されないことを周知された
い。
未報告
弁護人への発信における信書の検査については,関係法令等の規定に基
づき,適切に行っている。
8 札幌刑 平成26年3月27日
菓子・甘味飲料水の選定方法について,受刑者全員へのアン
ケート調査を実施するなど,更なる改善を望む。
未報告
平成23年に全受刑者を対象としたアンケートを実施しているが,再度
アンケートを実施することを検討したい。
9 札幌刑 平成26年3月27日
自弁物品の購入価格が総じて高い。社会復帰後の生活安定と再
犯防止の観点からも,無駄な支出が少なくなるよう法務省におい
ては改善を検討されたい。
未報告 上級官庁に意見を報告したい。
10 旭川刑 平成26年3月31日
制限区分第4種の指定については,受刑者の隔離の脱法となら
ぬよう慎重かつ謙抑的な運用がなされるべきである。
未報告 制限区分第4種の指定は,今後も法令に基づき適正に運用していく。
11 旭川刑 平成26年3月31日
被収容者の病気や症状に応じた的確な診断と治療が受けられる
よう,治療体制を強化すべきである。
未報告
常勤医師である医療課長,非常勤医師等で対応が困難な場合は外部医療
機関での診療等を実施しており,今後ともこれを継続し,更なる診療体制
の強化に努めたい。
12 旭川刑 平成26年3月31日 職員に対する人権教育を徹底するべきである。 未報告
被収容者の人権に配慮した適正な処遇を実施すべく,今後も研修を実施
するなどして職員への指導を継続する。
13 旭川刑 平成26年3月31日
被収容者が意見提案書を自由に提出できるよう十分な配慮をす
るべきである。
未報告
意見提案書の取扱いについては,職員が誤解することがないよう,今ま
で以上に職員に周知徹底することとしたい。
14 帯広刑 平成25年6月18日 可能な範囲で毛布の交換,枚数の確保に努められたい。 平成25年6月18日
毛布の交換については,平成25年10月に全被収容者に対し,新品の
毛布を1枚貸与した。また,毛布の枚数の確保については,医療上必要と
される者には,その都度,増貸与している。
なお,衛生面について,今後も定期的に毛布乾燥を実施していくなど,
適切に対応したい。
15 帯広刑 平成25年6月18日
運動用具の使用については,被収容者が公平に使用できるよう
配慮を求める。
平成25年6月18日
運動用具を被収容者全員が使用できるようにすることは予算上困難であ
るが,運動用具の使用が特定の被収容者に偏らないよう,今後も継続して
配慮していく。
16 帯広刑 平成25年11月26日
新聞の回覧時間を確保するため可能な範囲で購入部数の増加を
図られたい。
平成25年11月26日
現状の購入部数を増すことは,予算上困難であるが,被収容者に対し,
時事の報道に接する機会を均等に与えられるよう,今後も継続して配慮し
ていきたい。また,限られた部数で効率的に新聞の回覧ができるよう,あ
らかじめ閲読時間を定めているところ,被収容者がその時間を容易に視認
できるよう,タイマーの設置位置を変更するなど配慮している。
17 帯広刑 平成25年11月26日
被収容者が集会時に喫食する菓子(嗜好品)については,品目
ごとに金額を明らかにするよう要望する。
平成25年11月26日
可能な限り菓子(嗜好品)ごとの金額が判別できるよう対応を検討した
い。
18 帯広刑 平成25年11月26日
衣類の着脱制限については,気象状況等に応じて柔軟な対応を
要望する。
平成25年11月26日
衣類の着脱制限については,被収容者の健康を維持できるよう,適時的
確な時期にするよう心掛け,慎重に検討していきたい。
19 帯広刑 平成26年1月28日
訓令等の改正,変更があった場合,被収容者に対し,十分な告
知を行うことを要望する。
未報告
訓令等の改正及び変更があった場合には,担当職員において告知してい
たが,今後は,告知の必要性を勘案した上で,被収容者がその内容を確実
に把握できるような方法を検討していきたい。
20 帯広刑 平成26年3月5日
アレルギーがある被収容者の代替食については,通常食とカロ
リーの差がないように努められたい。
平成26年3月5日
現在給与している代替食が規定の総カロリーを下回ることはないもの
の,通常食と比較して不公平感のない代替食の給与が可能となるよう,創
意工夫に努めていきたい。
21 網走刑 平成26年3月5日 医師について常勤の医師を最低でも1名確保すること。 未報告
常勤医師の採用については,継続して募集を行っているが,現在まで採
用に至っていない。今後とも上級機関及び関係医療機関等の理解を得なが
ら,常勤医師の採用に向けて努力していきたい。
22 網走刑 平成26年3月5日
集会菓子について,購入先の業者と菓子類を低価格で販売する
よう交渉すること。
未報告
自弁物品購入に係る取扱業者の選定については,法務省矯正局において
指定した業者に決定したものであり,原則として,全国統一の規格及び価
格の物品を提供している。
なお,特別に必要性が認められる場合には,その都度検討し,要望して
いきたい。
23 網走刑 平成26年3月5日
購入先業者に対し,菓子類の個別の価格の提示を求めること。
また,被収容者に個別の販売価格を提示すること。
未報告
特別に必要性が認められる場合には,その都度検討し,要望していきた
い。
24 網走刑 平成26年3月5日
集会菓子の購入価格は,10円未満の端数のない金額となって
いるが,実情に即した金額とすること。
未報告 特別に必要性が認められる場合には,関係部署と協議して検討したい。
25 網走刑 平成26年3月5日
購入先業者に対し,自弁物品について,品質の確保及び価格の
低額化を図る意見提案を求めること。
未報告
特別に必要性が認められる場合には,その都度検討し,要望していきた
い。
26 網走刑 平成26年3月5日
被収容者を収容している旧棟について,冬季の暖房を新棟同様
の温度となるように温度管理をすること。
未報告
新棟及び旧棟に寒暖の差が認められる場合には,ボイラーの送蒸要領及
び温度計測による温度管理を検討したい。
27 網走刑 平成26年3月5日 冬季の居室内の温度を維持するため建物等の改修を行うこと。 未報告
旧棟については,昭和59年に建築されたもので,耐用年数を経過して
いないため,大規模な改修・改築は困難であるが,必要な補修について,
適宜,上級官庁に要望していきたい。
28 網走刑 平成26年3月5日
旧棟入浴施設の扉及び壁部分の改修工事をし,衛生条件を改良
すること。
未報告 新年度の予算状況を踏まえ,改修を検討したい。
29 網走刑 平成26年3月5日 職員を大幅に増員するべきこと。 未報告 職員の増員については,適宜,上級官庁に要望していきたい。
30 月形刑 平成26年3月26日
月形刑務所の職員数は,収容人員に比していまだ十分ではな
い。受刑者の人権尊重と職員の充実した職場環境を実現するべ
く,職員の増員を図るべきである。
平成26年4月15日 職員定員の増員については,適宜,上級官庁に要望していきたい。
31 月形刑 平成26年3月26日
月形刑務所で集団下痢が発生した。同様の事案が再発すること
のないよう,衛生面に十分に注意してほしい。
平成26年4月15日
職員及び炊場就業者の衛生意識の向上,食器等の消毒方法等の改善・徹
底,その他衛生管理徹底のために必要な備品等の整備など,あらゆる観点
から再発防止に向けた取組を引き続き行っていきたい。
32 月形刑 平成26年3月26日
居室及びその周辺部の衛生状態については,受刑者の健康に影
響することから,常に気を配ってほしい。
平成26年4月15日
居室及びその周辺部については,引き続き,2か月に1回程度の定期的
な清掃等を行うほか,必要の都度,各所清掃を行っていきたい。
33 月形刑 平成26年3月26日
受刑者の居室内での運動制限について,その理由を受刑者に説
明すべきである。
平成26年4月15日
被収容者用所内誌に居室内での運動制限の理由等を掲載することで,被
収容者に周知することとしている。
34 函少刑 平成25年3月3日
被収容者からの問合せが多い事項については,所内誌への記載
にとどまることなく,複数の手段による丁寧な周知説明の徹底を
改めて要望する。
未報告
被収容者からの問合せが多い事項については,これまでも,担当職員か
らの教示に加え,工場内の食堂等に掲示するなどしていたところである
が,今後も,これを徹底するように努めたい。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
35 青森刑 平成26年3月6日
受刑者が公平さを感じられるような言動や対応(特に食事面)に
ついて引き続き励行するよう要望する。
未報告
(平成26年5月29日
予定)
職員研修等を通じて,今後も法令に基づいた適正な処遇を継続するとと
もに,平等な配食の確認をはじめ,各自の使用する食器の種類等について
見直しを図るなどし,公平感のある処遇を励行していく。
36 青森刑 平成26年3月6日
清掃を含めた衛生管理について引き続き徹底するよう要望す
る。
未報告
(平成26年5月29日
予定)
全天候型運動場など清掃が行き届かない箇所等が存在していたことか
ら,運動実施前に職員が清掃状態を点検することを徹底するなど,今後も
より一層衛生管理の向上に努めていく。
37 青森刑 平成26年3月6日
受刑者が刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律を支
障なく閲覧できるように要望する。
未報告
(平成26年5月29日
予定)
模範六法は既に整備済みであるが,被収容者の基本的な権利,義務に関
する基本的情報については,書籍を整備する等して,常に付与できるよう
な体制を図ることを徹底していく。
38 宮城刑 平成26年3月31日
備付書籍の貸与冊数が共同室は月2冊,単独室は月6冊のとこ
ろ,各1冊増冊するとのことであるが,それでも不十分であり,
さらなる改善を求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
各人に1冊増冊したほか,勉学,作業,信仰上及びその他の専門書等を
貸与しており,合計して一人当たり共同室は月9冊,単独室は月12冊貸
与している。
39 宮城刑 平成26年3月31日
備付書籍を指定された期間前に返却できないことは不合理であ
り,改善を求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
職員配置の都合上,1名の職員が全受刑者の貸与・返却事務を行ってい
るため,個人ごとに自由に返却させる方法は取れない状況であることか
ら,工場・居室単位で返却期間を定める方法を取っている。
40 宮城刑 平成26年3月31日
自弁物品の種類を増やすとともに,価格を可能な限り安価にす
るよう業者と交渉すべきである。
未報告
(H26.5下旬
予定)
自弁物品販売は,全国で同一企業を指定しており,同一物品を同一価格
で販売しているが,可能な限り安価な価格を設定するよう要望している。
また,法令で定められた範囲内で自弁物品の種類を増やすようにしてい
る。
41 宮城刑 平成26年3月31日
作業報奨金の使用金額に係る制約の合理性に疑問があるので,
見直しを求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
受刑者の釈放時の更生資金とすることを目的とするという,法で定めら
れた作業報奨金制度の趣旨を踏まえて,釈放前の作業報奨金の支給の許否
及び使用金額を決定している。
42 宮城刑 平成26年3月31日 自弁座布団を洗濯工場で洗濯するよう改善を求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
洗濯工場では,ドラム式の洗濯乾燥機を使用しており,座布団のファス
ナー部が同機の乾燥温度に耐えられないため,洗濯を行うことは不可能な
状況である。
43 宮城刑 平成26年3月31日
長3封筒の購入,使用に関し,複数の許可手続が必要であり,
煩雑であるため,改善を求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
通常の郵送に使用するはがき,郵便書簡,長4封筒,航空封筒等につい
てはマークシート式定期購入用紙に記載されているが,封筒類は多種多様
であり,その全てについて同用紙に記載欄を設けることは困難なため,個
別に購入を受け付けている。購入手続は,使用許可願いを別途提出する以
外は,他の手続と同様であり,特に煩雑な手続ではない。
44 宮城刑 平成26年3月31日
自弁購入後,不許可となった書籍を返品できるよう改善し,さ
らに被収容者に対して,あらかじめ,許否判断の基準を可能な限
り具体的に説明するよう求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
袋とじ方式の書籍は,開披後に許否判断を行わなければならない場合も
あるほか,書籍は落丁,乱丁以外は返品できないことから,納入後の返品
は極めて困難である。許否判断は,個別の状況に応じて実施しているた
め,あらかじめ個別具体的な判断基準を示すことは困難である。
45 宮城刑 平成26年3月31日
眼鏡指定業者は,自社が販売した眼鏡以外の眼鏡について修理
及びレンズ交換を行っておらず,多くの被収容者が眼鏡を宅下げ
し,修理等を行っているため,宅下げしなくとも修理及びレンズ
交換ができるよう改善すべきである。
未報告
(H26.5下旬
予定)
眼鏡指定業者は,特殊な形状や部品を使用する眼鏡でなければ,可能な
範囲で眼鏡の修理及びレンズ交換を行っており,自社が販売した眼鏡以外
の眼鏡について修理及びレンズ交換を一律に受け付けないといった取扱い
は行っていない。
46 宮城刑 平成26年3月31日
広辞苑機能のみを搭載した電子辞書を自弁物品の規格として定
めているところ,この取扱いを改め,電子辞書の所持,使用を原
則として認めるよう求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
法令に基づく使用要件に該当する場合は,電子辞書の使用を認めること
としており,電子辞書の機種選定については,多機能型へ変更することを
検討している。
47 宮城刑 平成26年3月31日
電話による通信に関し,無事故10年を経過した者を対象とす
るという要件は厳しいため,改善の余地がないか検討願いたい。
未報告
(H26.5下旬
予定)
電話による通信は,制限区分第2種以上に指定されている者等に対し,
その者の改善更生又は円滑な社会復帰に資すると認める場合等に許可する
こととしている。無事故経過10年という要件は設けていない。
48 宮城刑 平成26年3月31日
節水を理由として,洗顔回数が朝1回のみに制限される時期が
あれば,改善するよう求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
指摘のような洗顔回数の制限は行っていない。
49 宮城刑 平成26年3月31日
居室内,運動場,廊下,入浴場等各所に適宜,時計を設置する
よう求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
刑事施設においては,逃走等の保安事故の発生を未然に防ぐなど,刑事
施設の規律及び秩序を維持するため,時計を各所に設置することは困難で
ある。
50 宮城刑 平成26年3月31日
単独室における回覧新聞閲読時間が15分と短すぎるため,部
数を増加して閲読時間を確保するか,過去1週間程度の新聞を工
場に備え付けて閲覧できるよう求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
予算上,回覧新聞の部数を増やすことは困難であるが,工場就業者につ
いては,運動時間中にも閲読の機会を与えている。また,仮に1週間程度
の回覧済み新聞を工場に備え付けても,昼夜間単独室に収容された被収容
者の閲覧時間を拡大させることにはつながらないと思料され,集団室との
処遇の公平性の観点からも困難である。
51 宮城刑 平成26年3月31日
休祝日における共同室におけるテレビ番組選択を平日同様に3
チャンネル選択式にするよう検討願いたい。
未報告
(H26.5下旬
予定)
休祝日は,平日と比較してテレビの視聴時間が長く,視聴チャンネルの
選択をめぐる受刑者間の争論等のリスクを低減させるために戒護職員が巡
回視察を密にする必要があり,職員負担が大きくなるため,チャンネル選
択方式を取り入れていない。
52 宮城刑 平成26年3月31日
共同室における所内規則違反等に係る減点方式によるテレビ視
聴制限について,不合理であるため,改善を求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
テレビは,工場就業者全員に対して視聴を認め,優良室は視聴の日を増
やしているものであり,優良室以外の居室についてテレビの視聴制限をし
ているものではない。
53 宮城刑 平成26年3月31日
余暇時間における一般学習について,指導者を配置するなどし
て,その充実を図るべく検討願いたい。
未報告
(H26.5下旬
予定)
一般学習は,受刑者が余暇時間を利用して,自身の知識,教養等を高め
るなどの目的から,多種多様な内容の学習を許可した上,原則,自学自習
とさせている。そのため,職員の監督の下で一般学習の指導者を個別に配
置することは配置上及び予算上不可能である。
54 宮城刑 平成26年3月31日
健康増進の観点から単独運動場に運動器具を設置することを検
討願いたい。
未報告
(H26.5下旬
予定)
運動スペースの確保及び保安上の理由から設置は困難である。
55 宮城刑 平成26年3月31日 居室内運動後にタオルの使用を認めるよう検討されたい。
未報告
(H26.5下旬
予定)
居室内運動後,発汗を乾いたタオルで拭き取ることを認めている。
56 宮城刑 平成26年3月31日
就寝時間中,朝の自然光を利用して布団の中で読書することを
認めるべきである。
未報告
(H26.5下旬
予定)
就寝時間は,被収容者が十分な睡眠をとるための時間であり,同時間に
読書等の活動を行うことは,周囲の者の睡眠を阻害するおそれがあるほ
か,安眠妨害に起因する種々のトラブルを誘発する可能性があるため,認
めることはできない。
57 宮城刑 平成26年3月31日
職員の喫煙によるたばこの匂いが気になるとの指摘があり,刑
務所内を完全禁煙にするのが相当である。
未報告
(H26.5下旬
予定)
独立した喫煙スペースを設け,空気清浄器を設置するなど,制服等にた
ばこの匂いが付かないよう努めている。
58 宮城刑 平成26年3月31日
冬季間の居室防寒対策として,隙間を可能な限り塞ぐ,暖房器
具を増設する,使い捨てカイロの使用を認める,厚手の靴下の購
入を許可する,運動中の手袋の着用を認めることを強く求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
対応可能な限り隙間を塞いだり,暖房器具を設置する等,設備上の対策
を講じている。また,毛布の増貸与及び居室内及び屋外作業時の手袋の使
用,冬用靴下の購入を認めるなど,必要な防寒対策を講じているところで
あるが,保安上の理由から,これらの防寒具等の使用範囲を無制限に拡大
することは困難である。
59 宮城刑 平成26年3月31日
単独室における喫食時間が15分程度と短いことから改善を求
める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
食事時間については,被収容者の喫食状況を確認し,支給された食事を
十分に喫食できる時間を確保している。
60 宮城刑 平成26年3月31日
職員の乱暴な言葉,不公正な処遇を是正し,被収容者の人権,
人格を最大限尊重した取扱いが行われるよう強く求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
各種職務研究会等を通じて職員の人権意識向上に努めているが,今後も
職員研修の充実,監督者による指導等を通じ,引き続き人権意識の向上に
努める。
61 宮城刑 平成26年3月31日
様々な所内の問題が発生する根底には,職員の不足による過重
負担という問題があるものと思われることから,職員の増員を強
く求める。
未報告
(H26.5下旬
予定)
職員の増員については,適宜,上級官庁に要望していきたい。
62 秋田刑 25.7.3
夏季の入浴について,3日間空くことが続かないよう工夫して
いただきたい。
25.10.3
平成25年9月から,出勤職員を増員して日曜日にも入浴を実施する
等,入浴の間隔が空かないようにした。
63 秋田刑 25.7.3
防寒上の観点から,昼夜間単独室収容者の衣類(単シャツ及び
袴下)を洗濯する際には,代替の衣類の貸与を徹底すること。
25.10.3
単シャツ及び袴下の代替衣類を貸与しなくても,別に貸与しているメリ
ヤスを使用して防寒することは可能である。
64 秋田刑 26.3.28
検討のための時間を確保する観点から,できるだけ速やかに意
見・提案書の申出内容についての説明・回答を励行するよう要望
する。
未報告 引き続き速やかな説明・回答を実施していく。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
65 秋田刑 26.3.28
刑務所に収容されている被収容者の高齢化及び医療上の問題を
抱える被収容者が増加していることから,今後も適正な医療体制
を整備する必要がある。
未報告
今後も施設の医師が適切に診察を行っていくほか,近隣の外部医療機関
との連携をこれまで以上に密にして医療体制の更なる整備に努めていく。
66 山形刑 平成26年3月14日
今年度は職員が若干名増加し,一定程度の改善が図られたた
め,職員の増員等,刑務所の実情に応じた職員の適正配置を求め
る。
未報告
引き続き上級庁に,職員定員増員に向けた働き掛けを行っていくことと
する。
67 山形刑 平成26年3月14日
職員に刑務官としての使命感や職業倫理を保持させ,かつ,心
身ともに健康な状態を維持しながらその職務を遂行させるため
に,職員が年次休暇を取得できるよう積極的に指導し,ワーク・
ライフ・バランスを図ることができるような環境を整えるべきで
ある。
未報告
今後とも職員の定員増員を図り,継続的に上級庁に働き掛けを行ってい
く。また,今後も,職員に対して,心身のリフレッシュのために年次休暇
を積極的に取得するよう機会あるごとに指導していく。
68 山形刑 平成26年3月14日
刑務所職員の,受刑者の人格を否定すると疑われる言動や,意
見提案に当たって事前の申出を求める等,意見提案書の提出を委
縮させるような言動を根絶させるために,今後,事例を用いた具
体的なグループワークやロールプレイ等の方法を取り入れた研修
を実施するなど,より一層効果的・実効的な教育研修を実施し,
刑務所職員の指導力の向上に努めるべきである。
未報告
職員の受刑者に対する言葉遣いについては,平成25年12月に所長指
示を発出したほか,各課各部門の職務研究会において,適切な言動を行う
よう指導を行っている。また,本年3月24日の職員点検時に,改めて注
意喚起を行っている。今後も,ロールプレイ等の方法を取り入れ,効果的
な研修に努める。受刑者の意見提案を萎縮させるような言動をしないよ
う,平素から職員に指示しており,受刑者が意見提案書を投函する際に,
受刑者から意見提案の趣旨を聴取するような事実はない。
69 山形刑 平成26年3月14日
歯科医療について,診察を申し出ても常勤歯科医が不在で,非
常勤歯科医での対応のため,長期間待たなければならない状況で
あることから,常勤歯科医を確保するか,あるいは非常勤歯科医
による診察の機会を増加させ,さらに歯科衛生士を帯同する歯科
医療体制を構築すべきである。
未報告
開庁日の2日に1回の割合で歯科治療を実施した。今後も必要な数の医
師の確保に努めるなどして,医療体制を充実させてまいりたい。
70 山形刑 平成26年3月14日
デンタルフロス,歯間ブラシ及び洗口剤を差入れ等によって入
手し,その使用を認めることを要望する。
未報告
同品目は,関係法令に該当物品がないことから,御意見の趣旨を上級官
庁に伝えたい。
71 山形刑 平成26年3月14日
備付書籍の内容や発刊時期を改めて検証し,刑務所内の蔵書が
時宜にかなった適切なものとなるよう検討すべきである。
未報告
予算上の制約や,寄贈書籍は希望に合致するとは限らないという実情が
あるところ,今後は可能な限り,有用参考図書が時宜にかなったものとな
るよう努力してまいりたい。
72 山形刑 平成26年3月14日
予算の配当,特に運営費の配当を検討するに当たって,山形市
は上下水道使用料金が全国で最も高額な自治体の一つであるとい
う事実を十分に考慮し,医療費や各種備品の購入等の支出項目を
圧迫することのないように,また,刑務所内の衛生管理や受刑者
の健康維持に重大な影響を与えることのないよう,適切に実施す
べきである。
未報告
予算の配当に際しては種々の事情を考慮して実施しており,今後も,当
所の衛生管理等に支障が発生しない限度において,節水等に努めていきた
い。
73 福島刑 平成26年3月31日
施設医療について,地元の医療機関にアウトソーシングするな
ど,抜本的な改革を早急に着手すべきである。
未報告
医療体制や医師確保の在り方の抜本的な見直しについては,施設限りで
対応できない事項であるが,引き続き地元医療機関に医師の派遣依頼を実
施する等して,適切な医療の実施に努めたい。
74 福島刑 平成26年3月31日
刑務所に必置されるようになった社会福祉士の正規雇用化と定
員拡充,就労支援スタッフの一層の充実,希望する満期出所者に
対する,少なくとも6か月前からの(刑務所外の社会資源と十分
な連携を持った)帰住先確保等の社会復帰支援,より実効性のあ
る職業訓練等々,体系的な満期出所者支援策を確立されたい。
未報告
社会福祉士の正規雇用化と定員拡充並びに就労支援スタッフの一層の充
実は当所限りで対応できない事項であり,上級官庁に増員を要望する。社
会復帰支援として,職業訓練,特別改善指導,公共職業安定所と連携して
の就労支援,特別調整等を実施しており,満期出所者もその対象としてい
るが,指導期間の伸長も含め,より実効性のある支援策の確立に努めてい
く。
75 福島刑 平成26年3月31日
係長など管理職や技官を含む職員の増員と適正配置に,引き続
き努力されたい。
未報告
職員定員の増員は当所限りでの対応は困難であり,上級官庁に増員を要
望する。また,なお一層業務負担を軽減するよう努めていく。
76 盛岡少刑 平成26年3月28日
被収容者が体調不良を訴えている場合には丁寧に聞き取りを行
い,適切な措置を執るとともに,医療体制の充実に努めてもらい
たい。
未報告
体調不良等の聞き取り及び報告を適切に実施しているほか,医療体制の
更なる充実を図るため,医師から病態の見分け方についての指導を受ける
ことなどを検討している。
77 盛岡少刑 平成26年3月28日
職員の被収容者への対応に関して,問題意識をもって注意喚起
を行い続け,適切な対応をしてもらいたい。
未報告
職員に対する人権研修については,外部講師を招へいするなどして実施
しているが,今後とも各種研修等を通じて意識の啓発を図っていきたい。
78 水戸刑務所 平成26年3月31日
昼間仮眠を取らせる際消灯しているが,雨天など太陽が出てい
ない状況での消灯の場合,部屋がかなり暗い状況になることが提
案書から読み取れるので,そのような時に自殺を企てることのな
いよう事故防止策を徹底してもらいたい。
未報告(H26
年第1回開
催時予定)
節電対策として,休日昼間の時間帯の仮眠時には居室の電気を消灯する
こととしているが,事故防止のため,雨天など居室内が暗くなり動静視察
に支障が生じる場合などは,電気を点灯させることとし,事故防止の徹底
を図っている。
79 水戸刑 平成26年3月31日
刑務所で常勤医師不足が数年続いているが,この問題について
は全国的な問題であり,一刑務所で解決できる問題ではないと思
うが,今後の対策として,被収容者の医療に関する問題が生じた
場合,具体的事案の詳細を上級庁に報告して,医師確保の需要が
高いことを上級庁に知らしめ,各地の刑事施設から具体的な要望
が多くなれば,上級庁や国としても,この問題を放置しておくこ
とはできなくなるはずであり,今後とも上級庁に対する要望を
行ってもらいたい。
未報告(H26
年第1回開
催時予定)
常勤医師の獲得に関し,インターネット上の医師募集サイトなどに公募
し,また地域の医療機関に対して施設の実情等を話し合う協議会を開催す
るなどして,積極的に医師の確保に努めており,上級庁に対しても,今後
とも刑務所の医師確保に対する要望等を訴えていきたい。
なお,本年1月に提出された「矯正医療の在り方に関する有識者検討
会」の提言を受けて,現在,法務省において,医師確保対策等を検討して
いるところである。
80 水戸刑 平成26年3月31日
感染症拡大防止は,刑務所においても危機管理問題であり,予
防接種や消毒液,マスクの配給,投薬方法等の検討をお願いした
い。
未報告(H26
年第1回開
催時予定)
感染症の施設への持ち込みを厳密に遮断するべく,職員はもとより外来
者に対するマスクの着用や手指消毒の励行等を厳格に実施しており,被収
容者に対してはうがい,手洗いを励行させるなどして,施設内での感染防
止に努めている。
なお,感染症の施設内への持ち込みは,主に外部からの持ち込みとなる
ため,被収容者にはマスクを配給していないが,風邪等にり患した者に対
しては,マスクを貸与した上で休養させている。
81 水戸刑 平成26年3月31日
投薬あるいはその制限に関し,被収容者の意見に耳を傾け,分
かりやすく説明し,投薬に関する被収容者の理解を促進するよう
に心がけていただきたい。また,熱中症対策として十分な水分補
給に努められたい。
未報告(H26
年第1回開
催時予定)
被収容者に対しては,必要以上に薬に頼らない生活を指導するととも
に,被収容者に対するきめ細かな説明等を行うことで投薬に関する不満等
の解消に努めており,今後とも真摯な対応を継続していきたい。また,夏
季においては,熱中症対策として,被収容者に対して,十分な水分補給に
配意している。
82 水戸刑 平成26年3月31日
被収容者の食事に関する問題については,今後とも被収容者が
どのような意見提案を行っているのかを施設側で把握することの
できる体制とそれに対応する配慮を行ってもらいたい。
未報告(H26
年第1回開
催時予定)
食事のメニューについては,栄養士の指導の下,毎月,新メニューを取
り入れたり,被収容者の意見を考慮しながら,適正に給与しているところ
であるが,食事等に関する被収容者の不満については,今後とも謙虚に耳
を傾け,より良い施設運営に努めていく。
83 水戸刑 平成26年3月31日
職員からの職場環境改善のための忌憚のない意見提案を出せる
意見箱を設置したらどうか。
未報告(H26
年第1回開
催時予定)
既に職員からの意見提案箱は設置しており,可能な限り,施設運営に反
映させることとしている。また,職場環境改善を含めた職員の身上相談を
定期的に実施している。
84 栃木刑 平成25年6月6日
図書目録を作ってほしいとの要望があるため,作成を検討する
ことを要望します。
平成25年7月25日 御意見を踏まえて検討する。
85 栃木刑 平成25年9月30日
外国人の女性用のヘアブラシ(固いブラシ)の導入について,
検討願います。
平成25年11月28日
他施設製品等を勘案して,医療上の検討も加え自弁物品として導入する
ことを検討していく。
86 栃木刑 平成25年9月30日
配食係の服装について,配食係が配膳する際,割烹着の下にT
シャツを着用することの可否について,検討願います。
平成25年11月28日
配食係の作業については,作業時間中は作業着を着用することとしてお
り,免業日であってもTシャツのみで作業することは許可していない。た
だし,異常気象等の考慮すべき事項がある場合には,その都度判断してい
る。
87 栃木刑 平成25年9月30日 特定工場のトイレに手すりを設置することを検討願います。 平成25年11月28日 予算状況を勘案して,できるだけ早い時期に実施するよう検討する。
88 栃木刑 平成25年9月30日
被収容者に対する書面での指示ないし掲示物について,日本
語,英語の他に,スペイン語での表記も加えることについて,検
討願います。
平成25年11月28日
全被収容者に対する口頭での告知及び書面での掲示については,スペイ
ン語も含めてできる限り外国語に翻訳して対応している。
89 栃木刑 平成25年9月30日
本の貸し出し方法について,閉居罰を受けた被収容者に,一度
本を返納させ,他の被収容者に閲覧の機会を与えることが可能か
検討願います。
平成25年11月28日
貸出日も,執行される閉居罰の日数も,各人で異なることから,貸出期
間中に閉居罰の執行が終わることもあり,一律に本を返却させる取扱いに
することは,閉居罰執行者の閲覧の機会を考慮すると困難である。
90 栃木刑 平成25年9月30日
外国人のために外国語による職業訓練の実施が可能か否か検討
願います。
平成25年11月28日 現在のところ外国語による職業訓練の実施は想定していない。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
91 栃木刑 平成26年1月20日
購入できる物品の中に,大容量のコンタクト洗浄液を追加する
ことが可能か検討願います。
平成26年1月30日
コンタクトレンズ用の洗浄液の個分け容器を整備した上で,500ミリ
リットルの洗浄液の購入を許可する方向で検討している。
92 栃木刑 平成26年1月20日
廃棄する私本を寄付することを許可する施設があるようだが,
栃木刑務所でも寄付することができるかどうか検討願います。
平成26年1月30日 当所においても私本の寄付を検討したい。
93 栃木刑 平成26年1月20日
文芸コンクールの作品集を以前のように図書室にも備え置きし
て,閲覧できるようにしてほしい。
平成26年1月30日 できるだけ早い時期に実施できるようにする。
94 栃木刑 平成26年1月20日
懲罰中の被収容者に,週1回の入浴の他,シャワー浴などをさ
せて衛生面を確保することができないかどうか検討願います。
平成26年1月30日
閉居罰執行中の被収容者については,法令の規定により週1回以上の入
浴を実施することとされているが,当所の収容率,入浴の実施状況等を勘
案し,現状のとおりとしている。
95 栃木刑 平成26年3月21日
被収容者から,礼拝に使用する特定用具が以前は所持できた
が,現在はできないと申出があったが,信教の自由を配慮し,特
定用具の使用方法を検討願います。
平成26年3月27日 礼拝時の特定用具の使用については,希望者に礼拝時に貸与している。
96 栃木刑 平成26年3月21日
避難訓練の際に,職員はヘルメットを着用し,被収容者は防災
頭巾のようだが,被収容者の心情を配慮し,職員も防災頭巾で対
応することができないか検討願います。
平成26年3月27日
職員は非常時において,受刑者の避難誘導又は人命救助に当たる必要が
あるため,職員の身体生命保護のため,ヘルメットを着用しているもので
あり,この運用を変更することはできない。
97 栃木刑 平成26年3月21日
寮によって洗濯物の干し場所が室内である場合と,室外である
場合があり,不公平感があるため,スペースの問題で室外に干す
ことができない場合でも除湿器等を用意するなど何らかの対応を
検討願います。
平成26年3月27日
室外の洗濯物干し場を増設することは当所の現状から困難であり,除湿
器の整備も予算上困難である。
98 栃木刑 平成26年3月21日
カロリー制限食について,代替食を用意することができないか
検討願います。
平成26年3月27日
現状として,摂食障害の治療目的でカロリー制限食に変更している者が
多く,代替食の用意は困難である。
99 栃木刑 平成26年3月21日
現在の余暇時間の新聞閲覧時間が一人4,5分しかないという
状態であれば,他の時間にも閲覧できるように配慮できないか検
討願います。
平成26年3月27日
居室(余暇時間)における新聞閲覧は,共同室は30分,単独室は10
分としている。また,工場における休憩時間にも新聞の閲覧を認めてい
る。
100 栃木刑 平成26年3月21日
白癬り患者の入浴について,白癬り患者のみ特別な対応をする
のは被収容者間で差別意識を生じさせるおそれもあるが,他の被
収容者への感染の予防のため,白癬り患者の入浴順位を最後にす
るという対応ができないか検討願います。
平成26年3月27日
白癬の感染予防対策の一環として,被収容者に対し,1人1枚ずつ専用
の足ふき雑巾を貸与している。また,白癬の症状は個人差が大きいとこ
ろ,医師から個別入浴が相当であるとの診断がなされた場合には,当該被
収容者の入浴順序を変更するなどの方法で,他の被収容者への感染防止に
配慮している。
101 栃木刑 平成26年3月21日
マッサージクリーム,薬用歯磨き,アイボンを自弁できるよう
にできないか検討願います。
平成26年3月27日
「薬用歯磨き」は,自弁物品として取り扱っているが,「マッサージク
リーム」及び「アイボン」(洗眼薬)については全国統一物品に含まれて
いないため,当所では自弁物品として取り扱っていない。しかし,意見が
あったことを上級官庁に報告することとしたい。
102 栃木刑 平成26年3月21日
洗濯ネットについて,冬季は洗濯ネットを夏季よりも多く使用
できるように配慮できないか検討願います。
平成26年3月27日
洗濯ネットは居室ごとに1枚貸与しており,ネットの貸与枚数を増やす
ことができるか否かは,ネットの在庫数,洗濯物干場のスペースなど当所
の実情を考慮して,今後慎重に検討したい。
103 黒羽刑 平成26年3月31日
入浴のあり方の変更のように被収容者に様々な影響を及ぼす変
更の場合,それがいかに合理的なものであったとしても,被収容
者の多くに不満を生じさせることは,円滑な刑務所運営にとって
好ましいことではない。今後,このような変更を行う場合には,
その影響を緩和させるための代替措置を考慮すること,及び,被
収容者の理解を得るため,その理由等を含めて,事前に,被収容
者が分かりやすいよう工夫した告知をするよう留意されたい。ま
た,入浴後に作業をした場合には,衛生上の観点から,夏季にお
いては,拭身だけでなく,居室での足洗い,洗髪の許可等代替措
置も考慮されたい。
平成26年4月17日
被収容者に対する新たな処遇の変更等については,担当職員から適時
(朝の整列時及び帰寮時等)に告知し,被収容者に周知できるよう配意し
ている。また,被収容者一人ひとりの価値観等の違いに配慮して全員が理
解できるようにしているが,苦情等が発生しないよう,疑問点について
は,職員から個別具体的に指導を行うように努めている。拭身等について
は,入浴後工場で作業を実施した場合,拭身を認めることとし,全被収容
者に分かりやすいように,居室内の生活のしおりに掲載して周知徹底を
図っている。足洗いについては,拭身の際,行えるよう配慮する。
104 黒羽刑 平成26年3月31日
職員の言動が,刑務所視察委員会の役割や信教の自由等を軽視
したものとならないよう,一層の徹底が望まれる。また,被収容
者に誤解等を招かないようにするため,職員の一層の技量の向上
を図るための研修体制の充実はもちろん複数職員に対する対応や
苦情の多い職員の配置換えといった対応もされたい。
平成26年4月17日
年間研修計画を通じて,人権及び国家公務員の倫理等の全体研修を行っ
ている。また,被収容者処遇における,言葉遣いや指導方法について,各
担当部署の監督者により,職員に対する教育を徹底している。特定の職員
への苦情等については,直接,監督者から指導を行うとともに,苦情の発
端となった事実については報告書を提出させ,不適正処遇とならないよう
指導している。今後とも,被収容者の人権に配慮した適正な職務執行力の
向上に資するよう,指導に努めていきたい。
105 黒羽刑 平成26年3月31日
民間業者は利益追求が目的で,被収容者の置かれている状況に
ついての配慮もなく,献立を作成したり,作業指示をしてしまう
ことから,被収容者に不満を生じさせてしまう。参入民間業者の
業務に対する継続的な監視は,適正な刑務所運営には不可決であ
る。引き続き,民間業者に対する監視・監督に留意されたい。
平成26年4月17日
当所においては,被収容者を交えた給食委員会を実施する等して,被収
容者の食事に対する意見等を吸い上げるよう努めている。また,平成25
年度に新しい炊場が完成し運用を開始したが,新たな設備に対応していく
ため職員及び民間業者から,安全作業を心掛けるよう細かな作業指導を
行っている。今後も継続的に適正な監督を行っていく。
106 喜連川セ 平成26年3月26日
被収容者に対する処遇について,人権を尊重し,人権に関する
問題を理解するためにも,多様な意見・見解に接することが有用
であることから,刑務官に対し,外部の有識者(弁護士会人権擁
護委員会等)による講義などを行うことを検討されたい。
職員個人の人権意識や処遇技能を向上させるため,各種職員研修の実施
に努めているところであるが,委員会の意見を踏まえ,本年度における年
間研修計画において外部の有識者(弁護士会人権擁護委員等)による研修
を実施すべく,現在調整中である。
107 喜連川セ 平成26年3月26日
医療の必要性の判断について,医師や医療部門の判断を最大限
尊重し,刑務官が医師の判断を妨げるような発言・介入のないよ
う確認すべきである。
医療上の申出があった場合,職員は,状況に応じて速やかに医師等に連
絡し,その指示に基づいた医療措置を実施しているところであり,医師の
判断を妨げるような行為はないものと認識しているが,今後も引き続き不
必要な発言や介入のないよう確認していきたい。
108 喜連川セ 平成26年3月26日
当委員会の活動が,当センターの適正な管理運営を図るととも
に,被収容者の人権を尊重しつつ,その状況に応じた適切な処遇
を行うことに資するものとなるよう,当委員会に対して引き続き
真摯に対応されたい。
視察委員会に対して,引き続き真摯に対応していきたい。
109 前橋刑 平成25年7月29日
意見・提案書の用紙を交付される際,称呼番号が記載され,匿
名性の確保の点から問題があるため改善してもらいたい。
平成25年9月19日
平成25年8月1日をもって用紙に称呼番号等の記載をした上で意見書
を交付する扱いを改め,同記載をせずに意見書を交付することとした。
110 前橋刑 平成25年9月19日
一人の受刑者が時間外に作業を指示された件について事実関係
を調査願う。
平成25年12月19日
受刑者に対して一職員の判断で正規の時間外に軽作業に従事させていた
ことは事実であり,当該職員に対しては再過なきを期すための措置を講じ
た。また,当該受刑者に対しては同作業に従事した分の作業報奨金計算高
を新たに組み入れる。
111 前橋刑 平成25年12月19日
直立姿勢で頭を下げてあごを首に付ける「待機姿勢」を命じら
れ,同姿勢は身体に無理のかかるものと思料されることから,視
線だけを下に向かせる方法等に変更願いたい。
平成26年2月6日
平成25年4月以降,受刑者が反則行為をじゃっ起している状況が認め
られたことから,これを防止するため,待機時に下方を向かせることとし
たが,反則行為が少なくなったことから,同26年1月6日から正面を向
かせる取扱いに変更した。
なお,頭を下げた上であごを首につける指導はしていない。
112 前橋刑 平成26年2月6日
職員の言葉遣い,注意の仕方についての苦情が多数出ているこ
とから,注意喚起等配慮願いたい。
平成26年2月6日
職員は厳しく指導することもあるが,粗暴な言辞を発しているものでは
ない。しかしながら,被収容者に対する言動は人権にも関わることから,
引き続き研修等を通じて職員の人権に対する意識の一層の向上を図りた
い。
113 前橋刑 平成26年2月6日
診察までに時間が掛かるとの意見が多いことから,配慮願いた
い。
平成26年2月6日
診察は緊急性のある患者を除き,順番に実施しているところ,緊急を要
する病状については直ちに診察を実施し,必要に応じて外部医療機関での
医療措置も講じている。
114 前橋刑 平成26年3月31日
年度当初から常勤医師がゼロとなっている。来年度は常勤医師
を確保していただきたい。
未報告
常勤医師不在の状態が継続し,非常勤医師等により対応しているとこ
ろ,来年度も引き続き常勤医師の公募を積極的に行い,同医師確保に努め
る。
115 前橋刑 平成26年3月31日
職員の年次有給休暇取得日数について,3日以内の者が73
名,ゼロの者が4名おり,職員の労働衛生上,大きな問題であ
る。前橋刑務所だけで解決できるものではないが,職員の増員が
求められる。
未報告
職員定員の増員については,施設として解決できる問題ではないが,意
見があったことを上級官庁に報告することとしたい。
116 前橋刑 平成26年3月31日
職員が被収容者の理解力に応じ,丁寧な説明を行うことによ
り,苦情,要望の多くは減少,解消すると思料されることから,
被収容者に対し説明を丁寧にしていただきたい。
未報告
個々の被収容者に対して説明を行うことは困難が伴い,工場単位等で集
団を対象として告知している。担当職員はできる限り詳細に説明してお
り,今後も継続していく。
117 前橋刑 平成26年3月31日
冬場の散髪時に洗面器1杯分の湯を単独室収容者に支給しても
らいたい。
未報告
冬季が終了する時期であることから,来年度の冬季処遇検討時に検討す
る。
未報告
未報告
未報告
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
118 千葉刑 平成26年3月10日
被収容者が急性心筋梗塞の疑いにより死亡したことに鑑み,意
志疎通が必ずしも十分とは言えない外国人(特に持病のある)被
収容者の健康に関し,細心の注意を払っていただきたい。
未報告
今後とも,意志疎通を円滑に図れるよう,外国語に対応できる職員や通
訳人を配置することとしている。
119 千葉刑 平成26年3月10日
外国人の被収容者からの視察委員に対する面接要望に関し,通
訳人の確保が円滑にできるよう対処していただきたい。
未報告
外国人から面接希望が出された場合で,かつ,面接を要望される場合に
は,次回開催日に通訳人を確保できるよう努めてまいりたい。
120 市原刑 平成26年2月13日
運用上の変更並びに是正等を実施する場合においては,周知さ
せるための十分な期間を設けるほか,受刑者の意向にも十分配慮
し,訓令等の範囲内において柔軟な運用を図られたい。
平成26年2月28日 被収容者への周知については分かりやすい周知に努めたい。
121 市原刑 平成26年2月13日
高血圧の受刑者に投与する薬について,医師が看護師の意見を
聴取して投与するのは,医師の判断の独立性に関わる問題ではな
いか。
平成26年2月28日
医師が看護師に対し,処方薬の内容について確認した行為を医師が看護
師の意見により薬剤を処方していると誤認しているものであるが,診察時
には誤解を受けないような態度で接することとした。
122 市原刑 平成26年2月13日
花粉症用の眼鏡の差入れについては,医療用として医師の判断
を仰ぎ,差入を認めてはどうか。
平成26年2月28日
花粉症防止用眼鏡の差入れは認めたが,医療上必要がなかったことから
使用を認めなかったものである。
123 市原刑 平成26年2月13日
職員に対する言葉使い等の苦情や不満の意見が散見されること
から,職員教育の充実を図られたい。
平成26年2月28日
受刑者に対する言葉遣い等については,職員研修や職務研究会等の機会
において教育しているが,さらに,人権等に配慮した言葉遣い等を心掛け
るように教育を徹底したい。
124 八王子医刑 平成25年6月25日
慢性的な医師・看護師不足が問題点だと考えられるが,応募状
況改善のためにはどのような方法が考えられるか。
平成25年7月8日
新施設となり,設備等が新しく改善されることや残業等の拘束時間が少
ないこと,又はトラブルや訴訟のリスクは施設が負担することなどを広報
していく予定である。
125 八王子医刑 平成25年6月25日
慢性的な医師・看護師不足から医療専門施設に特化して施設の
環境面を一般病院並みにはできないか。
平成25年7月8日
予算の問題等で当所限りでは対応困難な事情であるが,老朽箇所等につ
いては,可能な限り改修していく。なお,現在,法務省矯正局において新
施設移転に向けた手続が進められているものと承知している。
126 八王子医刑 平成25年7月8日
朝食についてどうにかしてほしいとの意見が多いが,品数と内
容について,検討願いたい。
平成25年8月6日
朝食の内容は他の矯正施設と比較しても,ほぼ同等であると思われる
が,毎年実施している嗜好調査等の結果を勘案して,給食委員会において
対応を検討したい。
127 八王子医刑 平成25年7月29日 早朝に布団の中で読書することは対応可能か。 平成25年8月6日
平成25年4月以降,他人に迷惑を及ぼす態様でなければ,起床時間前
の読書について注意指導を行わない運用になっている。
128 八王子医刑 平成25年7月29日 スプーンの貸与制については対応可能か。 平成25年8月6日
平成25年4月22日から,昼食及び夕食時には,献立にかかわらず,
全ての被収容者にスプーンを貸与する取扱いとしている。
129 八王子医刑 平成25年8月6日
女子収容棟の網戸に隙間があると聞いているが,修理すること
はできないか。
平成25年9月25日
平成25年度,階段踊り場窓の網戸補修,居室の建具補修,食器窓網戸
製作,取付けを行った。
130 八王子医刑 平成25年8月6日
HIV感染患者もいると聞いているが,病棟内で患者及び職員
全員に対してマスクを着用させることはできないか。
平成25年9月25日
マスクの着用の可否は患者の状態を診ての判断であり,必要性ありと診
断された場合にはマスク着用をさせ,必要に応じて医師及び看護師もマス
クを着用している。
131 八王子医刑 平成25年11月7日
日常生活におけるHIV感染の可能性について,何らかの形で
受刑者に指導が必要なのではないか。
平成25年11月12日
休養中の被収容者は全て医療的な管理を受け,HIV感染者は個室収容
され,注射針など感染性医療廃棄物を被収容者が扱うことはなく,日常生
活で感染する可能性は一般社会での生活よりも低いこと,一律の対応がH
IV感染者の差別につながりかねないことから,特段の指導を行う必要は
ないと考えている。
132 八王子医刑 平成25年11月7日
冬季処遇の仮就寝時間の期間と時間の拡大,延長,横臥許可期
間の延長は可能か。
平成25年11月12日
仮就寝時間は午後7時だが,冬季処遇期間中については,午後5時から
に繰り上げている。なお,厳冬期には,感冒対策として,土日及び休日の
午前10時から食事及び点検時間を除き仮就寝を許可している。
133 八王子医刑 平成25年11月7日
洗濯物や居室の名前表示,刑務官からの呼びかけ時など本名を
使用している場合,個人情報保護の関係でその必要はあるのか。
平成25年11月12日
居室や洗濯物には番号と名字のみを記載している。職員が呼びかける際
も名字で呼称するのが通常であり,医療刑務所では投薬等の医療措置を行
う際の患者の取り違え防止のために必要な措置であると考えている。
134 八王子医刑 平成26年3月26日
居室入口に被収容者の名前を記載した名札を貼っておくことは
必要か。必要ならばその必要性につき,受刑者の番号のみ記載す
るなど他の方法により対応できないか。
未報告
居室における処置等実施時の患者の取り違え防止や適時適切な生活指導
を期する上では,職員が,その場で被収容者の称呼番号だけでなく名前も
確認できるようにしておく必要がある一方,個人情報保護の重要性も踏ま
え,例えば名札の表面に番号を,裏面に氏名を記載するなどの方法に改め
ることができないか検討している。
135 八王子医刑 平成26年3月26日
休養受刑者に対する刑務作業の実施を検討する余地があるか。
できないとしたらその理由は何か。
未報告
当所では,身体疾患の患者には刑務作業を行わせていないが,これは,
患者に十分な休養の下で治療に専念させ,なるべく早期に一般刑務所にお
ける作業等の矯正処遇を受けられる状態まで軽快させるための措置であ
る。一方,精神疾患の患者には,作業を行うこと自体に治療的な意義が見
いだされることから,病状を勘案しながら,治療の一環として刑務作業を
実施している。
136 八王子医刑 平成26年3月26日
社会復帰の実現という命題に対し,職員の関心が薄いような印
象を受けた。今一度,受刑者の社会復帰への視点から施設のでき
ることを再検討していただきたい。
未報告
受刑者の円滑な社会復帰には,作業や教育といった矯正処遇以前に心身
の健康が不可欠であり,健康を害した受刑者に対して当所が行う医療その
ものも社会復帰の実現に大きな役割を果たしていると考えるが,刑事施設
の職員である以上,矯正処遇を始めとする医療以外の社会復帰のための取
組全般にまで視野を広げることも重要であることから,刑事施設視察委員
会の御意見も踏まえて意識を喚起したい。
137 八王子医刑 平成26年3月26日
空調設備について職員からも被収容者からも劣悪との意見があ
るが,改善に努められたい。
未報告
当所は平成28年度以降の移転が予定されていることを踏まえ,空調設
備の整備については,その費用対効果を十分に検討する必要があるもの
の,環境測定等を実施した上で,早急に改善が必要と認められる場合は,
速やかに改善に努めることとしたい。
138 八王子医刑 平成26年3月26日
医師,看護師,また処遇部門の職員の人員不足が放置されてい
るが,人員を補充するには何が妨げになっているのか。
未報告
職員の増員については,施設として解決できる問題ではないが,適宜,
上級庁に要望していくこととしたい。
139 八王子医刑 平成26年3月26日
現行の口頭での課長への年休取得申告という方式はなぜとられ
ているのか。現場師長への申請用紙での取得との手続に何か問題
はあるのか。
未報告
年休取得の現状は,病棟の看護師長が一義的に取得の意向を確認し,取
得可能であれば看護課にある休暇請求簿に必要事項を記入し,看護課長の
決裁を受けることにより行なっているが,これは,まず看護師長が公務の
運営に支障がないか検討する必要があるからである。
140 八王子医刑 平成26年3月26日
看護師が刑務官の立会なしに居室に入室し,処置等を行なって
いるとの指摘がある。かかる事実があるとすれば,問題はないの
か。
未報告
平成26年3月28日,看護師長,看護主任連絡会において,刑務官の
立会なしに病室へ入ることがないよう各病棟に徹底するよう注意喚起を
行った。
141 八王子医刑 平成26年3月26日
「パワハラ」と感じている者が多く居るという事実は円滑な施
設運営の大きな妨げとなりかねない。今後の幹部職員の職務執行
に際し,このような意見が出ないよう十二分に留意されたい。
未報告
各課・部門においてショートミーティングや職務研究会の機会を用い
て,セクハラ,パワハラに関する研修を実施しており,良好な職場環境の
維持に努めているところである。
142 八王子医刑 平成26年3月26日
医療刑務所に移送後,短期間での死亡者が頻出するのは何が原
因か。問題点があるとしたらどのような改善策があるのか。
未報告
全国の施設から,より症状が重く,緊急性の高い被収容者から優先的に
受入を実施していることが一因と思料される。
143 八王子医刑 平成26年3月26日
医療に関して,診察回数が少ない,診察時間が少ない等の意見
が寄せられているが,少しでも要望を取り入れることはできない
か。
未報告
医療刑務所における医師の診察は,被収容者の個人的要望に基づいてで
はなく,それぞれの被収容者の病状に応じて実施されている。訴えなどに
対しても,内容を医師が検討して適切に対応している。
144 八王子医刑 平成26年3月26日 温食の配膳が改善できていない原因は何か。 未報告
温食の配膳については,保温性のある食缶や水筒及びコンテナを整備し
て,保温に努めた運搬方法を講じており,また,盛り付ける時間もできる
限り,配膳する直前に行うように努めているなど,様々な工夫を講じてい
る。
145 八王子医刑 平成26年3月26日
暖房時間,冬季の衣料の配布内容及び配布時期について弾力的
対応ができないか,再度検討を願う。
未報告
暖房時間の延長については,刑事施設視察委員会の意見も踏まえ,引き
続き上級庁への要望等を検討してまいりたい。冬季の衣料の配布内容及び
配布時期については,長期の天気予報に加え実際の気温の変化等を踏まえ
て決定しているが,御意見も踏まえ,引き続き時季の状況を勘案の上,柔
軟に対応してまいりたい。
146 八王子医刑 平成26年3月26日
休養受刑者に係る施設内での治療経緯や治療方法等を出所に当
たって本人に情報として持たせて,一般社会内での治療と継続性
を持たせるなど工夫はできないか。本人の同意があれば,プライ
バシーの問題もないのではないか。
未報告
治療を受けている被収容者が当所で刑期終了を迎える場合には,本人の
申出により,出所時等に紹介状を交付している。当所出所後に入院する病
院を探す場合など,分類部門とも連携をとり,医療機関などへの診療情報
の提供も行っている。
147 八王子医刑 平成26年3月26日
医師によって対応が違うとの意見があるが,このように受刑者
に捉えられかねない状況があるとしたら,改善策はあるのか。
未報告
被収容者に対する医師の処置は,被収容者それぞれの病状に応じて実施
されているが,今後は,医師と看護師との連携及び情報交換をより密に
し,病棟内での診療内容に偏りが生じないように努めていきたい。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
148 八王子医刑 平成26年3月26日
免許証の失効や在所証明書などの取扱いは口頭だけでなく,文
章で配布してほしいとの提案があった。
未報告 所内生活の心得に明記されている。
149 八王子医刑 平成26年3月26日
居室内に貼付してある,「地震に際しての対応」を記したペー
パーの内容が古いので,記載内容を再検討されたい。
未報告
現在行っている「所内生活の心得」の見直し作業の中で修正する方向で
検討する。
150 八王子医刑 平成26年3月26日
特食に関して「種類が少ない」という不満が多く見られるの
で,再考願いたい。
未報告
特食は,毎年1回,被収容者に対し嗜好調査のアンケートを実施してお
り,同アンケート結果を踏まえた給食委員会を経て決定している。その結
果,平成25年度については,祝祭日14日において,人気の高い12種
類を給与している。今後も嗜好調査を実施し,できる限り嗜好調査に基づ
き,多くの種類を給与するように努めたい。
151 八王子医刑 平成26年3月26日
出所後の就労について,可能な限りのフォローをお願いした
い。
未報告 引き続き,関係機関と協力して出所後の就労につながるように努める。
152 八王子医刑 平成26年3月26日
投書箱の場所が分からない,用紙がもらいにくいとの意見が複
数寄せられている。
未報告
用紙取得については願箋等は用いることなく,経理係について自らの意
思で用紙を取得できる取扱いとしているほか,休養患者についても口頭で
の申出で対応しており,現状の取扱いを継続していきたい。
なお,提案箱に関しては,生活のしおりに明記している他,経理棟,南
病棟,女区の3か所に設置し,意見を広く募集することができるよう配慮
している。
153 府中刑 平成26年3月31日
刑務所に勤務する医師の数を十分に確保することが応急的に必
要である。
未報告
医師の確保については,施設を挙げて取り組んでいるところ,引き続き
採用に向け取り組んでまいりたい。
154 府中刑 平成26年3月31日
刑務所における医療の独立性と患者の権利性を明確に位置付
け,行刑やその実施上の都合に従属しない医療を確立することが
必要である。
未報告
矯正医療の在り方については,平成25年7月に法務省矯正局に設置さ
れた「矯正医療の在り方に関する有識者検討会」によって,平成26年1
月に「矯正施設の医療の在り方に関する報告書」が法務大臣に提出されて
おり,同報告内容が政策に反映される過程を注視し,適切に対応してまい
りたい。
155 府中刑 平成26年3月31日
刑務所職員(刑務官)から暴言・暴行を受けたとか,人権侵害
行為をされたという被収容者の訴えが今でも後を絶たない。刑務
所として改めて職員に対し指導を強化するとともに,外部講師に
よる人権教育を実施する等の具体的措置を検討すべきである。
未報告
これまでも適正な職務執行能力の向上と人権意識の高揚を図っており,
相手の立場に立ち,その気持ちを考えながら冷静な対応ができる能力を習
得させるための研修や,ロールプレイングによって不適切な言動を考えさ
せる研修などを実施している。今後とも職員に対する研修を充実させ,被
収容者の人権を尊重しつつ,適正な処遇に努めてまいりたい。
156 府中刑 平成26年3月31日
受刑者が廉価で品質良好な衣料品,日用品等を入手できるよ
う,購入方法や購入先について検討・改善されたい。
未報告
全国の刑事施設において同一の業者を指定しており,価格はあくまで適
正な範囲を維持している。また,刑事施設の特殊性にも対応可能な業者が
選定されており,単純に価格と品質のみで業者を選定することはできない
事情があるが,指定業者に対しては,社会一般で汎用されている品物と価
格及び品質が極端に異なるようなこととなれば,品質等の改善や要望を伝
えていくこととしている。
157 府中刑 平成26年3月31日
職員の非違行為(不祥事)防止の観点から,職員教育,人間関
係,勤務条件等について改めて見直し,改善されたい。
未報告
職場の上司や同僚等との日頃の人間関係やコミュニケーションの円滑化
を図るため,現場職員が率直な意見を述べる場を設けるなどして職場環境
を改善し,不祥事防止や人間関係の強化などに取り組んでいる。また,勤
務配置箇所の見直し・合理化等を進め,休暇を取得できる環境を整えてい
るが,引き続き勤務環境の改善に努めてまいりたい。
158 横浜刑 平成26年3月28日
医師の配置に欠員を抱えており,十分な体制とは言えない。診
療科目の増加を含め,医師の確保に繋げる方策を検討されたい。
平成26年4月25日
外科,消化器内科,産婦人科などの専門医を複数招へいし,診療科目を
拡充させ,医療の質の向上に取り組んでいるところであり,引き続き,適
切な医療体制の構築に努めていくこととしたい。
159 横浜刑 平成26年3月28日
職員不祥事を未然に防ぐための具体策の策定及びミスが生じた
としても非違行為に結びつかないような組織体制を作るよう要望
する。
平成26年4月25日
施設長自ら訓示を行うとともに所長指示を発出の上,職員研修及び職務
研究会を実施し,さらに人はミスをするものであるとの前提を踏まえ,そ
の後の対応の重要性について認識させ,一時の過誤が非違行為に直結しな
い方策を講じるなどして,各種事故防止のための取組を継続していきた
い。
160 横浜刑 平成26年3月28日
一般改善指導におけるDVD視聴について,指導目的を明確に
伝える工夫,実施効果の認識,評価等の工夫を検討されたい。特
別改善指導については,実施場所の充実及び先進的なプログラム
の作成を希望する。
平成26年4月25日
一般改善指導については,アンケートを実施するなど,効果を検証し,
評価できる体制の構築に努めていきたい。特別改善指導の充実に当たり,
教室等の施設設備の種々検討を進めたい。
161 横浜刑 平成26年3月28日 被収容者から不満が多い食事内容の改善に努力されたい。 平成26年4月25日
献立の作成に当たっては,被収容者に対するアンケート調査の結果を参
考にするなど,可能な範囲で被収容者の嗜好を取り入れる努力をしている
が,引き続き,新メニュー等を積極的に導入するなど食事内容の充実に努
めることとしたい。
162 横浜刑 平成26年3月28日 被収容者からの不満が多い集会菓子の改善に努力されたい。 平成26年4月25日
集会菓子の選定に当たっては,飲料及び菓子の組み合わせがバラエ
ティーに富むよう配慮するとともに購入金額の上限引上げなど,今後も,
質・量ともに集会菓子の内容充実に努力していきたい。
163 新潟刑 平成26年3月31日
刑務所職員が,被収容者から視察委員会に宛てた書簡を閲覧し
たことに厳重に抗議するとともに,改善策の提案と指導体制の確
立を求める。
未報告 再発防止策として,全職員に対し提案用紙を直接受け取ることなく,必
ず被収容者に提案箱に直接投函させること,信書については宛先を確認し
て封かんさせることを周知・徹底する。
164 新潟刑 平成26年3月31日
テレビ視聴制限に関する「減点制」については,規制対象の明
確化,減点数と不利益処分の水準の見直しなど,適切な改善を求
める。
未報告
テレビの視聴は工場就業者に対し,教育及び娯楽の一環として視聴させ
ているものであるが,減点制によるテレビの視聴制限は,基準が曖昧であ
り不適切との指摘もあることから,現行制度の抱える問題点等を洗い出
し,適切なものとなるよう改正を検討する。
165 新潟刑 平成26年3月31日
新たな制度を設ける場合や従来の運用が変更される場合,被収
容者に対しては,十分な認識・理解が得られるよう対応された
い。
未報告
処遇の変更等,被収容者の生活に変化が生じる場合には,事前に担当職
員からの告知,告知文の工場での回覧を実施しているが,今後はこれらに
加え,放送によるアナウンス等を実施するとともに,理解が不十分な被収
容者に対しては,個別に教示を願い出るよう指導するなど配慮し,職員に
もその旨を周知する。
166 新潟刑 平成26年3月31日
委員会が被収容者宛てに配付を依頼した「視察委員会ニュー
ス」の周知が極めて不十分だったことに対して厳重に抗議すると
ともに,改めて全居室に備え置く方法により,すべての被収容者
に閲覧させることを求める。
未報告
工場で就業している被収容者については,工場食堂に備え付けるほか,
運動場にも備え付ける方法により,いつでも閲覧できる方法とし,工場で
就業していない被収容者については,居室に回覧する方法により閲覧を行
い,回覧状況を記録する。また,申出により貸与することも可能とする。
167 新潟刑 平成26年3月31日
最低限の文化的な生活環境の保持と衛生管理・ワクチンなど集
団生活者の健康管理にかかる相応の人材と予算などの確保につい
て一層の努力を期待したい。矯正医療においては受刑者に対する
公衆衛生学的視点が必要であり,健康管理計画について,その概
要を報告されたい。
未報告
人材・予算の確保については上級官庁に要求していきたい。健康管理計
画については,法令に基づく健康診断のほか,インフルエンザワクチンの
接種,40歳以上の懲役受刑者血液検査1回/年,肝炎検査,胃検診,胸
部レントゲン検査1回/年,刑務作業種別に応じた健康診断1回/年(産業
保健に準じた内容)等を計画的に実施している。
168 新潟刑 平成26年3月31日
被収容者特性(薬物依存,認知症,高齢化など)を踏まえた適
切な健康管理・矯正医療の実施のために,矯正医療担当者が適切
な医療研修を受ける機会を確保されたい。
未報告
医療法に基づく医療安全,感染管理に関する研修を年に各2回実施して
いる。同研修担当者についての知識・技術の維持向上対策として,平成2
6年度に関しては,日本精神保健看護学会,日本環境感染学会への業務出
張及びアメリカ心臓病協会のACLSプロバイダー資格更新のための研修
参加について業務出張を予定している。
169 新潟刑 平成26年3月31日
糖尿病や高血圧などの慢性疾患を有する受刑者の「改善・厚
生・社会復帰」のため,特に出所後に疾病の重症化を来さないこ
とを目標とした適切な慢性疾患管理が必要である。矯正医療担当
医師が必要と判断される医療が適切に行われるよう一層の配慮を
されたい。
未報告
糖尿病や慢性腎臓病等の慢性疾患の管理については,定期的に血液検査
を行い,糖尿病性網膜症等必要に応じて,眼底病変の確認(眼科専門医診
察のため外医治療)を実施している。また,釈放時においては,診療情報
提供書の交付や処方薬の恵与等を実施している。
170 新潟刑 平成26年3月31日
医師による診療の要否の判断を医療刑務官が行っている現状は
容認せざるを得ないが,「医療を受ける権利」を損なわないよ
う,アクセス管理を担当する職員に対して必要な研修を実施され
たい。
未報告
医務課准看護師資格を有する刑務官が,バイタル,症状を確認し,必要
があれば医師に報告し,診察の要否は医師が判断することを徹底している
が,今後も医務課内において必要な研修は実施していく。
171 新潟刑 平成26年3月31日
刑務所の常勤医は,実際の健康管理上の問題点や,入所・出所
に伴う医療の継続性などについて専門的意見を有しているはずで
あり,委員会としては医師同士による情報共有・意見交換の場を
持つことは,被収容者の健康管理改善に有用であろうと考える。
委員会と常勤医の意見交換の場を設定されることを要望する。
未報告 意見交換が必要な場合,個々の事情を踏まえて検討する。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
172 甲府刑 平成26年1月21日
医療機関や検察庁等との協議会を,開催するなどしているが,
引き続き外部機関との協力体制を整えてもらいたい。
未報告
地域住民や医療・検察・警察等など,社会との密接な関係を構築しなが
ら,適切な施設運営に努めたい。
173 甲府刑 平成26年2月25日
休日に朝食が遅れた場合には,片付けの途中に室内体操が始ま
ることがあるとの意見があるので,動作時限を調整願いたい。
未報告
休日の室内体操の開始時間を10分繰り下げる動作時限に変更し,ま
た,室内運動の内容についても見直しを行った。
174 長野刑 平成26年3月31日
受刑者に対する刑務官職員(夜間勤務者)の対応について配慮さ
れたい。
平成26年4月21日
被収容者から苦情の申出がある都度,実情を調査し,関係職員には注意
を喚起しているが,今後とも研修等を重ね,周知徹底する。
175 長野刑 平成26年3月31日 制限区分及び優遇措置について,適切な運用に配慮されたい。 平成26年4月21日
制限区分等の審査は適切に判断し決定しているが,今後とも恣意的な判
断により決定していると取られないよう運用する。
176 長野刑 平成26年3月31日
テレビ視聴を制限する場合の原因等についての判断は慎重な判
断を要望する。
平成26年4月21日
テレビ視聴を制限する場合は,原因について個別具体的に内容を精査し
運用している。
177 長野刑 平成26年3月31日
自弁物品について,品質,価格,種類,内容及び交付方法等に
ついて検討してほしい。
平成26年4月21日
自弁物品について,購入前に目視できるよう品目リストの作成や物品を
展示するなどの方法を検討している。
178 長野刑 平成26年3月31日 テレビの放映内容及び視聴方法について検討してほしい。 平成26年4月21日
テレビの放映内容については,定期的にアンケート調査を実施した上
で,受刑者の嗜好傾向を反映した番組を視聴させている。
179 静岡刑 平成25年5月22日
祝日菜として給与した今川焼(1人2個)については,解凍が
十分になされていなかったとのことなので,留意されたい。
平成25年7月24日
冷凍食品の自然解凍については,提供する時期や提供方法に配意し,適
切に実施することとした。
180 静岡刑 平成25年5月22日
沼津拘置支所において居室内の畳乾燥,畳上げの定期的な実施
がなされているか確認の上,場合によっては改善されたい。
平成25年7月24日
空室の畳上げ(室内清掃)については,継続して実施するほか,個別の
実情に応じ,今後さらに適切な対応を図る。
181 静岡刑 平成25年7月24日
誤投薬事案を防止するための方策として,薬の一包化はできな
いか。
平成25年9月26日 一包化が可能な薬剤については,既に可能な限り一包化している。
182 静岡刑 平成25年11月27日
毎月発行される献立表への熱量(カロリー)表示を検討された
い。
平成26年1月30日 平成25年9月の献立表から記載(表示)している。
183 静岡刑 平成26年3月31日
職員人員について,平成25年4月1日現在で4名の欠員が生
じており,そのうち医師については定員3名のところ2名の欠員
状況にあり募集中とのことであるが,今後とも改善努力を続けら
れたい。
未報告
職員欠員分の補充については,今後とも採用(改善)努力を続けてい
く。
184 静岡刑 平成26年3月31日
委員会活動について,年間最低でも6回の委員会の実施が必要
であるところ,次年度も同様に開催されるよう継続努力された
い。
未報告
委員会の要望を実現すべく,平成26年度においても年間6回の委員会
が開催できるよう施設として対応する。
185 静岡刑 平成26年3月31日
施設の改装工事については,遅延なく終了したとの報告を得
た。今後とも工事等の際は,遅滞なく実施されるよう努力された
い。
未報告 今後も工事等については,遅滞なく実施することとする。
186 川越少刑 平成25年9月22日
食事に関する不満が多い背景として,被収容者が委員として出
席している給食委員会が正常に機能していないことが考えられる
ため,同委員会の場で,食事について検討してほしい。
平成25年9月22日
給食委員会は,各工場から被収容者1人が代表として出席し,工場の代
表としての意見を述べて,食事について検討している。
187 川越少刑 平成25年9月22日
手紙の発信で1回に発信可能な便箋の枚数は7枚以内であるこ
とを,現在行っている生活のしおりへの記載以外の方法で,被収
容者に対して更に周知させてほしい。
平成25年11月21日
平成25年10月21日(月)午後5時20分から,被収容者全員に対し
て,所内放送により,告知した。
188 川越少刑 平成25年9月22日
面会時間を15分に制限していることについて,受刑者である
ことが理由ではなく,面会の件数が多いことが理由であることを
被収容者に説明してほしい。
平成25年11月21日
具体的に面会を実施するときに,面会に立ち会う職員が被収容者に対し
て,面会件数が多いから15分に制限することを説明するようにした。
189 川越少刑 平成25年11月21日
大学の通信制講座を受講できることを被収容者に周知させてほ
しい。
平成26年1月20日
平成25年12月18日に,所内放送を用いて,他の通信教育に関する
事項と併せて,自らの費用で受講する通信教育の一つとして大学の通信課
程があることを周知させた。加えて,被収容者の所内誌「はつかり」に掲
載して周知させる。
190 川越少刑 平成25年11月21日 囲碁・将棋クラブを作り,将棋大会をやってほしい。 平成26年1月20日
現在のところ,囲碁・将棋クラブをすぐに設置する予定はないが,余暇
活動の援助等のため,必要に応じて適切なクラブを設置していきたい。
なお,将棋に関しては,興味関心を持つ受刑者が少なからず存在するこ
とから,今年度中に「将棋大会」を開催することとしている。
191 松本少刑 平成26年3月14日 地域及び地域住民との連携を今以上にさらに向上されたい。 未報告
昨年7月及び本年2月に当所近隣地区を対象とした募集参観を実施し,
矯正行政への理解を求めたところであるが,さらに,本年度においても,
地元町会以外の松本市のさまざまな地域住民に対し募集参観を実施し,地
域住民との触れ合いの場を増やし,地元住民の理解を深め,連携を高める
予定である。
192 松本少刑 平成26年3月14日 外部通勤制をより一層充実されたい。 未報告
平成25年3月11日から2名の受刑者を指定し,外部通勤作業を開始
したが,B指標刑務所としては初めてのケースであり,今後,社会復帰・
改善更生への効果を検証しながら,さらに,協力企業や対象人員を増加す
るなど拡大発展に努力し,絶やすことなく,外部通勤作業の充実を図って
いく予定である。
193 松本少刑 平成26年3月14日
飯田拘置支所及び飯田拘置支所付属の職員宿舎を建替えられた
い。
未報告
同支所庁舎及び官舎の建替えについては,法務省等の上級官庁に対し
て,毎年建替えの要求をしている。
194 東京拘 平成25年6月13日
死刑確定者の精神管理状況の対応確認のため,カルテ等の開示
請求について,病状等の口頭報告ではなく,開示してほしい。被
収容者のうち,かなりの者が精神疾患治療を行っており,精神管
理体制の改善が求められる。
平成25年11月13日
カルテ等は,病名,主訴,症状,処方,処置及び医師名等の医療上の事
項のほか,被収容者の処遇上又は警備上の参考となる事項も記録されてお
り,極めて秘密性の高いものであるため,それ自体を閲覧させることはで
きない。精神疾患者に対する治療については,引き続き適切な治療環境の
維持に努めたい。
195 東京拘 平成26年2月19日
死刑確定者の親族以外の外部交通について,個別に検討してい
るとの回答であったが,現実には,「5人枠」が事実上存在し,
かつ,現在許可されている人を取下げても新たに認めてくれな
い。
平成26年3月26日
死刑確定者の外部交通については,法令の規定に基づき,申出等のある
都度,その許否を判断しているところであり,「5人枠」という制限は設
けていない。
196 東京拘 平成26年2月19日
年賀状で礼状を出そうとしたが,外部交通が認められていない
とのことで不許可となった例がある。死刑確定者の外部交通は,
手紙の受発信も面会と同じ制限枠があるのか。
平成26年3月26日
死刑確定者の面会の相手方については,刑事収容施設法第120条に,
信書の発受の相手方については,同法第139条に規定されており,当所
では,面会の申出又は信書の発受の都度,法令に基づき,その許否を判断
しているところであり,制限枠は設けていない。
197 東京拘 平成26年1月29日
死刑確定者間のいわゆる「本の回し読み」は,一般論として,
「刑事被収容者処遇法50条,74条2項8号の趣旨を没却し,
当所の規律及び秩序を害する行為である」との回答があったが,
指摘する同条項には該当しないし,この解釈も納得がいかないの
で,再検討されたい。
平成26年2月19日
一般的に,同じ刑事施設内で,被収容者が他の被収容者に金品を交付す
ることは,被収容者間での支配,被支配という支配関係の形成の原因とな
ることや,弱い立場にある被収容者が金品を奪われたりする事態に陥るお
それがあるため,原則として認められていないところ,第三者を介して被
収容者間で書籍を授受する行為は,刑事収容施設法第50条,第74条第
2項第8号の趣旨を没却し,当所の規律及び秩序を害する行為であって認
めることはできない。
198 東京拘 平成26年2月19日 死刑確定者を受刑者と同様に慰問行事に参加させてほしい。 平成26年3月26日
死刑確定者は他の被収容者と分離して処遇しなければならず,集団生活
を行う受刑者とは処遇上の配慮を異にしており,原則として相互に接触さ
せることができないため,慰問行事に参加させることはできない。
199 東京拘 平成25年7月11日
死刑確定者の運動を共同処遇してほしい。
また,テレビの生放送も視聴させてほしい。「心情の安定」を
理由に権利制限することは許されない。
平成25年9月12日
死刑確定者の運動については,刑事収容施設法第36条の規定により,
相互に接触させないように実施している。死刑確定者がテレビを視聴でき
る権利があるとは考えておらず,これを許さないことが「心情の安定」を
理由とした権利制限に当たるとも考えていない。また,事前に放送内容を
把握したり,緊急に放送を遮断するなどの対応をとることも困難であると
ころ,職員の勤務負担等を考慮しても施設運営に支障がある。
200 東京拘 平成25年6月13日
死刑確定者について,出版目的の発信が許されていない例があ
るが,納得できない。「刑事施設の規律及び秩序を害するおそれ
がある」とは思えず,また,このような抽象的な「おそれ」(具
体的な「おそれ」もなく)で制限することは許されない。
平成25年7月11日
信書の発受又は被収容者が作成した文書図画の宅下げについては,法令
及び個別具体的な事情に照らし,その許否を判断しているところである
が,一般論としては,例えば,死刑確定者が執筆した原稿が出版されるこ
とにより,その反響が十分に予測され,本来の刑事施設の管理,保安業務
に支障を生じるおそれがある場合などは,原稿の発信を許さないことが考
えられる。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
201 東京拘 平成25年7月11日
死刑確定者の新聞の回覧時間が30分程度と短すぎる。回覧新聞
が読売新聞だけというのはおかしい。他の新聞ではだめなのか。
平成26年3月26日
死刑確定者の備付日刊通常新聞紙の閲覧時間は,原則20分間である
が,閲覧時間を伸長させることが相当と思われる理由があると判断した場
合は,閲覧時間を伸長する取扱いとしており,30分間ないし60分間の
閲覧を認める場合もあるなど配慮をしているところである。30分間より
も長い閲覧時間を一律に認めることは,他の被収容者にも閲覧させてお
り,時間がかかることもあり,現時点で認めることはできない。備付日刊
通常新聞紙については,「被収容者の書籍等の閲覧に関する訓令」第12
条に基づき,閲覧の機会を与えており,同新聞紙1紙の選定は,同条第2
項に基づき,年1回実施するアンケートで閲覧傾向を参酌して,最も希望
の多い「日刊通常新聞」としており,法令に基づく適正な運用がなされて
いる。
202 東京拘 平成26年3月26日
死刑執行の告知が,執行の当日になされるというのは,あまり
にも酷であり,国連からも非難されている。死刑確定者の「心情
の安定」を害する非人間的な仕打ちである。
未報告
心情に対する配慮だけではなく,確実な刑執行の観点からも,現在の取
扱いを変更する予定はない。
203 東京拘 平成26年3月26日
職員の職場環境を向上させることにより,被収容者処遇も良く
なると思われることから,民間専門機関による職場状況点検を行
うなどして,課題解決のための研修等を実施すべきである。ま
た,職員の意見を反映させる取組として,視察委員用の職員向け
提案箱を設けるようにされたい。
未報告
職員研修については,既に各種研修を実施しているが,さらに効果的な
研修について企画していく予定である。また,職員からの提案について
は,施設において既に職員提案箱を導入し,執務環境改善等の意見に誠実
に対応している。
204 東京拘 平成26年3月26日
被収容者の処遇改善や職員の勤務条件の改善のために,職員の
増員と予算増が必要である。
未報告 意見があったことについては,上級官庁に報告したい。
205 東京拘 平成25年7月11日
運動場でのサッカーボールの使用を要求したところ,従来は身
体接触によるトラブルや事故,負傷などの発生が予想されるので
使用させていなかったが,使用方法を限定(1試合はしない,2
シュート,ヘディング禁止等)して,一定のエリア内でのパス,
ドリブル程度の使用は検討してみたいとの回答があった。検討の
結果はどうなったか。
平成25年9月12日
サッカーボールの使用については,当事者間の身体の接触等によるトラ
ブルや事故,負傷等を防止するため,使用方法を限定して使用させること
とし,現在,準備を行っているところである。
206 東京拘 平成25年9月12日
CDプレーヤーの使用について,勉学上必要な場合のみ,受刑
者1類に使用が許されているが,その使用により精神の安定に資
するなど効用が大であるから,さらに拡大して使用を認められた
い。
平成25年11月13日
CDプレイヤーの使用については,関係法令に基づき,優遇制度の一環
として,優遇区分1類の受刑者又は勉学上として必要な受刑者に購入品の
使用を許可している状況にあり,さらに拡大して認める予定はない。
207 東京拘 平成25年9月12日
今年度は,3か月に7回のシャワー使用が認められた。1回4
分間である。しかし,石鹸の使用が禁止されている。水だけで
は,体の油も落とせない。このところ毎年,異常気象ともいえる
暑い夏が続いており,シャワー使用の必要性が増大している。更
なる使用の拡大を求める。
平成25年11月13日
夏季期間のシャワー入浴(7回)については,石けん類の使用は認めて
いないものの,お湯の使用を認めており,汗等の汚れについては,十分に
洗い流せることができるものと思料される。また,同期間においては,
シャワー入浴のほか,入浴回数が週2回から3回に増え,入浴時間も15
分間を確保しており,被収容者の健康保持等の観点からも適切なものと認
められ,予算上の制約もあり,これ以上のシャワー使用の拡大は考えてい
ない。
208 東京拘 平成25年7月11日
自分の弁護人以外の共犯者の弁護人と面会すると,「家族・友
人」との面会にカウントされ,その日は一般面会ができない。自
分の弁護人以外の弁護人も弁護人面会として含み,一般面会とは
別枠にしてほしい。海外では,弁護人と弁護士の区別はなく,弁
護士の面会は弁護人の面会と同じ扱いをされる例が多い。法令上
不可能というのであれば,法改正を働き掛けてほしい。
平成25年9月12日
刑事収容施設法は,被収容者が弁護人等(弁護人又は弁護人になろうと
する者)と面会する場合と弁護人等以外の者と面会する場合を明確に分け
て規定しており,被収容者が,共犯者の弁護人と面会する場合は,弁護人
等以外の者と面会する場合に当たることから,これを弁護人面会として扱
うことは法令上不可能である。当所では,被収容者と弁護人等以外の者と
の面会回数を,法令に基づき制限しているところ,これは,当所の限られ
た人的・物的体制の下で,被収容者に等しく面会の機会を保証するための
制限であり,必要かつ合理的な制限である。
なお,当所としては,法改正を働き掛ける立場にはない。
209 東京拘 平成26年1月29日
年賀状は,日本の文化であり,通常の発信枠からはずしてほし
いとの要望に対して,通常の挨拶文程度であれば,既に年賀状が
広く社会的に普及していること等に鑑み,通信制限をはずしてい
るとの回答があった。しかし,不許可の例もあり,徹底してほし
い。
平成26年3月26日
当所では,受刑者以外の被収容者が発信する年賀状について,発信通数
制限の例外として取り扱い,通数制限は設けていないところ,多数の年賀
状の発信申請がなされ,その内容検査,発信処理等の事務手続に相当の期
間を要することから,昨年は12月6日までの受付としたものである。
なお,12月6日以降に申請があった場合であっても,発信申請通数の
範囲内であれば受け付けている。
210 東京拘 平成25年9月12日
物品購入費が領置金から差し引かれるが,金銭出入れの日が分
かるようにしてほしい。その都度残額を知らせる必要はないが,
疑義が生じないように,一定の時期ごとに残高を示してほしい。
平成25年11月13日
領置金の出金については,必要に応じて申出があれば,領置金残高を明
示しているところであるが,全ての被収容者に一定の時期ごとに残高を示
すことは,現在,歳入歳出外現金の取扱い上,困難である。
211 東京拘 平成25年12月7日
被収容者の高齢化に対応して,福祉の専門職員を配置し,適切
に対処すべきではないか。施設としては,どのような対応策を検
討しているのか。
平成26年2月19日
入所時満70歳以上の被収容者については,加齢による各種疾病の早期
発見のため,各種検査(心電図検査,採血検査,胸腹部レントゲン検査及
び尿検査)を実施している。
なお,平成26年6月から社会福祉士1名を配置する予定である。
212 東京拘 平成26年2月19日 居室でも薄化粧したい。化粧品を許可してほしい。 平成26年3月26日
被収容者への物品の貸与及び自弁物品の使用については,関係法令によ
り規定されているが,化粧品については,所持及び使用を認められている
物品ではないため,居室で使用することはできない取扱いとなっている。
213 立川拘 平成26年3月27日
委員数について,立川拘置所の規模で4名は少なく,視察委員
会として充実した活動をするためには,最低6名に増員すべきで
ある。
未報告
視察委員の増員については,当所限りでは対応できない事項であり,意
見があったことについては,上級官庁に伝達したい。
214 立川拘 平成26年3月27日
平成23年12月,意見提案箱が所内の投函しやすい場所14
か所に設置されているところであるが,意見提案箱制度の意義を
職員と被収容者に周知徹底する対策を講じていただきたい。
未報告
関係する処遇部門の職員に対し改めて周知徹底することとする。
なお,被収容者に対しては,所内生活の心得に記載し,周知徹底してい
るところである。
215 立川拘 平成26年3月27日
被収容者の自殺防止対策について,過去の自殺事例に鑑み,再
発防止に全力を挙げられたい。
未報告
入所時の情報,心情把握のための面接,日常の動静及び外部交通の情報
等から,自殺のおそれが認められる被収容者については,その程度に合わ
せて,精神科医師の診察,テレビ視察,要注意者への指定など対策を講じ
て,引き続き自殺の防止を図ることとする。
216 立川拘 平成26年3月27日
乱暴な言葉遣いの職員がいるとの訴えもあるので,引き続き職
員に対する人権教育を徹底願いたい。
未報告
全職員を対象とした人権研修を実施するとともに,特に若年職員を対象
とした処遇技法の研修等により,被収容者に対する適切な言葉遣いをかん
養しているところ,引き続き,徹底した人権教育を実施することとする。
217 立川拘 平成26年3月27日
職員の増員について,上級庁に伝達し,実現させていただきた
い。
未報告
職員の増員については,当所限りでは対応できない事項であり,意見が
あったことについては,上級官庁に伝達したい。
218 立川拘 平成26年3月27日
医師による迅速適切な対応(診察・説明・処置)をすること。
医師には診療の求めに応じる義務があり,診察を求める患者(被
収容者)の主訴をしっかりと聞き,丁寧な診察の実施が求められ
ることから,安易に「詐病」とか「気のせい」と判断することの
ないようにしていただきたい。
未報告
被収容者が負傷し,又は疾病にかかっている旨の申出をした場合には,
医師がその申出の状況を直ちに把握できる場合を除き,准看護師が主訴や
病状等を確認した上,医療従事者として確実に医師に報告し,医師が診察
の要否を判断している。また,当所医師は,診察時,患者の訴えを細かく
丁寧に傾聴し,必要な検査や処方を行っており,安易に詐病等と判断する
ことはなく,適正な医療に努めていることをご理解願いたい。
219 立川拘 平成26年3月27日
刑事施設内でもインフォームド・コンセントを重視することが
必要であり,診察内容等を理解させるため,必要があれば説明書
面の交付をすることも検討願いたい。
未報告
当所では,医療従事者が患者に対し,症状及び診断疾病名,処置及び治
療方針,処方薬剤の種類や服用方法(副作用を含む。)などの事項につい
て,口頭で診療情報を提供しており,提供する情報の難易度,患者の理解
力の程度等を勘案して特に必要と認める時は,口頭による説明に加え,提
供すべき情報を文書に記載して交付することとしている。
220 立川拘 平成26年3月27日
患者に適切な処置をするため,外部協力機関の協力が必要な場
合,迅速に外部医療機関へ搬送できるように,日常的に外部医療
機関への搬送の基準や外部医療機関の受入基準を協議し,協力体
制を確立願いたい。
未報告
年1回,近隣の病院関係者と「医療対策協議会」を開催して,当所の医
療状況について説明するとともに,救急患者発生時に,患者を受け入れて
頂くよう協力依頼を実施しているところであり,一定の理解を得られてい
る。ご意見のとおり,当所の施設運営上,外部協力機関の協力は必要不可
欠であることから,引き続き,協力を得られるようより一層努めてまいり
たい。
221 富山刑 平成26年2月23日
被収容者からの衛生上の要望等については,十分にしんしゃく
して措置を講じられたい。
平成26年4月21日
被収容者の要望に応じ,今年度,防かび用洗剤による浴槽清掃等を実施
した。今後も実情等を確認の上,必要な措置を講じる。
222 富山刑 平成26年2月23日
年賀状の作成に当たって筆ペンを使用できるように検討された
い。
平成26年4月21日 年賀状作成時における筆ペンの使用を許可する予定である。
223 金沢刑 平成26年3月10日
所内で購入できる自弁物品について,市場価格に比べて高額で
あるなどの価格差があるので,当該価格差解消のため上級庁への
申入れをされたい。
平成26年3月20日
昨年度と同様の意見を頂いていることを踏まえ,引き続き上級庁に報告
する。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
224 金沢刑 平成26年3月10日
購入を申し込んでいた書籍等について,指定業者等の在庫数の
都合で購入不能とならないよう,業者を複数指定しておくなどの
検討を願いたい。
平成26年3月20日
できる限り複数の業者を指定するなどを検討し,被収容者に対し,より
多くの書籍等が購入できるように努める。
225 金沢刑 平成26年3月10日
優遇区分第2類又は第3類に指定された受刑者が購入できる嗜
好品の上限金額が他施設に比べて低いため,検討されたい。
平成26年3月20日
嗜好品を購入できる上限金額について,優遇区分第2類に指定される受
刑者にあっては100円,同第3類に指定される受刑者にあっては50円
の増額を予定する。
226 金沢刑 平成26年3月10日 誤投薬を減らす対策を講じられたい。 平成26年3月20日
被収容者に対する健康管理指導の推進,被収容者に所持させる薬の種類
を増やすことによる投薬負担の軽減,被収容者にも服用前に自己の薬に間
違いないかを確認させることの徹底等により,誤投薬の絶無に期する。
227 金沢刑 平成26年3月10日
夜間などの被収容者の急病の対応について,救急搬送事例の情
報を職員間で共有できる研修会などの開催を検討されたい。
平成26年3月20日
救急搬送した事例等を採り上げた職員研修を実施することで,より迅速
かつ適切な対応ができるように努める。
228 金沢刑 平成26年3月10日
入所時の被収容者に係る医療情報の引継ぎに万全を期すため,
被収容者本人からの聴取のみによらず,その家族や医療機関等へ
直接確認するなどされたい。
平成26年3月20日
入所時の診療等により必要と認めた場合には,在社会時の診療情報の提
供を受けるなどしており,引き続き正確な情報収集に努める。
229 金沢刑 平成26年3月10日
炊事工場就業者がほかの被収容者よりも多く配食されているの
ではないかなどとの誤解が生じていることから,給食の外部委託
についても検討されたい。
平成26年3月20日
引き続き不正配食の絶無に期して疑念の払拭に努めるとともに,食事の
外部委託については,上級庁に意見具申する。
230 金沢刑 平成26年3月10日
再犯防止の観点からも,刑務所と関係機関との連携等について
は,被収容者の出所前から緊密である必要があるため,今後も関
係機関との緊密な情報交換,連携対応に努められたい。
平成26年3月20日 引き続き関係機関との間で情報共有等の連携強化に努める。
231 福井刑 平成25年6月20日
被収容者間でのいじめがないかについては,確証がないことを
理由とするのではなく,深刻な事態になる前に,適切に対応され
たい。
平成25年8月21日
いじめがある旨の申出があった場合には,関係被収容者から個別に事情
聴取するなどし,状況に応じて居室を変えるなど対策を講じているところ
であり,引き続き適切な対応に努めたい。
232 福井刑 平成25年8月21日
医療体制について,准看護師の資格を有する医務課職員が医師
の診察が必要か否かを振り分けていることについて,診察が遅れ
て重大事故につながらないという保証はないため,引き続き充実
した医療体制を構築するよう検討されたい。
平成25年8月21日
不定愁訴を申し出た者全員を診療することは困難なため,看護師又は准
看護師の資格を有する医務課職員において,該当被収容者から症状等を聴
取するなどした上で,医師に報告し,必要と認められる場合には,医師に
よる診療を実施している。ただし,救急患者が出た場合には,昼夜を問わ
ず,直ちに医師に連絡し,外部医療機関に搬送することとしている。
なお,毎年,医療に関する協議会を開催し,関係医療機関と良好な関係
を築いているところであり,引き続き医療体制の充実に努める。
233 福井刑 平成25年8月21日
高齢受刑者や診療を要する受刑者の増加が予想されるので,福
祉や治療が必要な受刑者を他の刑事施設に移送するなどして,A
指標受刑者の処遇に適した処遇施設であろうとするよう努められ
たい。
平成25年8月21日
診療等が必要な被収容者については,処遇上特段の配慮を要とする者と
して,毎月,処遇審査会を開催し,処遇に携わる職員を参集して処遇方針
を決定している。また,その際には,関係職員間での情報共有に努め,必
要に応じ,当該被収容者の処遇に適した刑事施設への移送も検討してい
る。
234 福井刑 平成25年10月22日
他施設で許可されているCDプレイヤーの貸与について,処遇
上問題がないのであれば,制限を緩和する方向で対処されたい。
平成25年12月19日
法令上,CDプレイヤーの貸与については,娯楽的活動に用いる場合
は,優遇区分第1類の者に限って貸与する旨規定されているため,貸与の
制限緩和はできないものの,勉学等に用いる場合については,プレイヤー
の台数の範囲内で,必要性に応じて貸与することを検討する。
235 福井刑 平成25年10月22日
私費で研修に参加している女性職員もいることについて,自主
的な研修であれば,可能な限り,財政面で援助することはもちろ
ん,女性職員がその能力を十分に発揮できるように職場環境に配
慮されたい。
平成25年10月22日
女性職員が増えたことを受けて,昨年度は女性トイレの改装を行うな
ど,職場環境の改善を図ったところである。引き続き改善に努めていきた
い。また,職務に関する研修については,公務として受講できるよう配慮
するとともに,必要な書籍等についても公費で支弁する取扱いとしてい
る。
236 福井刑 平成25年12月19日
下着の洗濯回数を増やしたり,連休中も着替えができるよう
に,被収容者の衛生面に配慮する運用を心掛けられたい。
平成26年2月19日
収容現員及び洗濯工場の稼働力を考慮すると,洗濯回数を増やすこと
は,困難であるが,被収容者に貸与している下着の枚数を増やし,連休中
であっても洗濯済みの下着を着用できる体制を整えて運用している。
237 福井刑 平成25年12月19日
共同室内の収容現員によっては,回覧新聞について,一人当た
りの閲覧時間が十分に確保されていないこともあり得るため,閲
覧時間の延長を検討されたい。
平成26年2月19日
一昨年度には視察委員会からの意見に基づき,共同室の閲覧時間を延長
した経緯があるところ,現時点においては,回覧新聞の購入部数の実情か
ら,これ以上の延長は困難であるため,回覧新聞の購入部数を増やすこと
を検討する。
238 福井刑 平成25年12月19日
受刑者の中に改善指導の受講を希望する者がいることから,こ
のような受刑者に対して,改善指導を受講できるようにされた
い。
平成26年2月19日
改善指導については,その必要性等を踏まえて受講対象者を選定してい
るが,希望があれば,再度その必要性等について検討することとしてい
る。
239 福井刑 平成26年2月19日 工場でマスクを使用できるように検討されたい。 平成26年2月24日
複数の被収容者が集まっている工場においては,マスクを使用させる
と,被収容者の表情が分かりにくくなり,心情把握及び動静視察の徹底に
支障が生じ得るところ,規律秩序維持上の要請と感染症防止上の要請とを
比較考量し,個別具体的に検討していきたい。
240 福井刑 平成26年2月19日
他施設で許可されているナイロンタオルの使用について,処遇
上問題がないのであれば,制限を緩和する方向で対処するよう提
言する。
平成26年2月24日
「受刑者の優遇措置に関する訓令の運用について」(矯正局長依命通
達)に基づき,ナイロンタオルについても,状況に応じて使用を認める方
向で検討する。
241 福井刑 平成26年3月28日
被収容者からの提案等に対して,丁寧な説明を通して被収容者
の信頼を高めるよう努められたい。
平成26年4月23日 引き続き丁寧な説明を心掛けたい。
242 福井刑 平成26年3月28日
所内で購入できる物品の価格をできるだけ安価としつつ,同一
種類の物品について,価格帯及び品質に応じ,数段階の品ぞろえ
を備えられたい。
平成26年4月23日
一部の同一種類の物品については,価格帯ごとに数種類を用意してある
が,引き続き可能な限り品ぞろえに意を用いたい。
243 福井刑 平成26年3月28日
他施設で実施されている汚染が著しい工場における就業者の毎
日の洗濯について,処遇上問題がないのであれば,実施する方向
で対処されたい。
平成26年4月23日
溶接科等の汚損の著しい作業で着用する服に限れば毎日洗濯することは
可能であることから,今後は,当該作業服については毎日洗濯することを
検討したい。
244 福井刑 平成26年3月28日
優遇区分第1類に指定される受刑者について,他施設との処遇
内容に差があると聞き及んだので,処遇上問題がないのであれ
ば,このような差をなくすよう努められたい。
平成26年4月23日
優遇区分第1類に指定される受刑者の処遇内容については,法令上の規
定に基づき,当所においても実施しているところであり,今後,他施設と
の格差が生じていないかについては意を用いたい。
245 福井刑 平成26年3月28日
職員の処遇態度について,特に問題があるわけではないと認識
しているが,今後とも職員に対する研修を充実させ,被収容者の
人間性を尊重し,被収容者からの信頼を得られるよう処遇された
い。
平成26年4月23日
職員に対する研修を充実させ,引き続き被収容者の人間性を尊重した処
遇に努める。
246 福井刑 平成26年3月28日
職業訓練が受刑者や社会のニーズにあったものになっている
か,十分に検討されたい。
平成26年4月23日
協力雇用主等から就業に際して必要な資格等に関する意見等を採り入れ
ており,平成27年度からはフォークリフト運転科を導入する予定であ
る。
なお,昨年度からは新たに小型建設機械科の職業訓練を導入している。
247 福井刑 平成26年3月28日
就労支援について,関係各機関とも連携して,より一層の就労
支援の充実を図られたい。
平成26年4月23日 引き続き関係各機関とも連携して,就労支援の充実を図る。
248 福井刑 平成26年3月28日 作業報奨金の増額を提言する。 平成26年4月23日
作業報奨金の単価は,法令等で定められており,施設独自で増額するこ
とは困難であるため,上級庁に委員会の意見として伝達する。
249 福井刑 平成26年3月28日
社会福祉士の勤務意欲を応援する体制をとっていただくととも
に,再犯防止の見地からも,安心して出所できるように,地域生
活定着支援センター等に確実につなぐように努められたい。
平成26年4月23日
企画部門全体で社会福祉士をバックアップする体制を整えているところ
であり,引き続きサポートに当たる。また,特別調整の条件に合致した者
については,入所後,早期に社会福祉士との面接を実施し,地域生活定着
支援センター等と連携を密にして福祉施設等につなげている。
250 福井刑 平成26年3月28日
年休の取得について,他施設と比較すると取得率は高いが,公
務員全体との比較でみると低い状態である。できる限り年休の取
得等,職場環境の改善に向けたより一層の施策を講じられたい。
平成26年4月23日
職員配置や業務内容等を総合的に勘案して,年次休暇を取得させること
としたい。
251 岐阜刑 平成26年3月25日
常勤医師が1名欠員している上,一部老朽化した医療機器設備
の更新が必要となっていることから,医療体制の一層の充実化を
求める。また,無期懲役受刑者を多数収容している事情からする
と,当該受刑者の高齢化に伴い,介護を要する受刑者が増加する
ことも推察されるので,法務省への要望も視野に入れ,介護,介
助機器の充実化のため適切な措置を講じられたい。
平成26年4月17日
施設としては,医師採用のため,今後も医師会等に協力を依頼するが,
当面は,常勤医師1名のほか,非常勤医師2名をもって,医療体制の維持
を図ることとなる。また,昨年度は,細隙燈顕微鏡及び自動分包器を整備
するなど最新の医療機器の導入整備にも努めている。
なお,医療及び介護の充実化のための措置について,施設の実情を踏ま
え,今後,検討してまいりたい。
252 岐阜刑 平成26年3月25日
優遇区分第3類から第2類への進類が,他施設と比較して遅い
との意見に対し,昨年度には,他のLB指標施設に比べても特に
遅いという事実はない旨の回答を得ているが,その根拠となる調
査結果を示されたい。
平成26年4月17日
優遇区分第2類への進類期間について,当所が他のLB指標施設に比
べ,特に遅いとの指摘は当たらない。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
253 岐阜刑 平成26年3月25日
LB指標施設であることから,長期間収容していること,重大
な罪名であること,高齢者が増加していること,受入れ家族との
関係が希薄化しているなど,その社会復帰には特段の困難がある
と認められるので,社会福祉士の常勤化,地域生活定着支援セン
ターで関与できる規模の拡大,社会復帰を促進するための外部交
通の改善など特段の措置を講じられたい。
平成26年4月17日
社会福祉士を常勤職員とするのは,職員定員及び人件費等の予算上の問
題があり,当所のみで対応することはできないが,今後も関係機関との協
力連携を強化し,健全な社会復帰を図っていくとともに,矯正処遇の円滑
な実施に支障のない者との間の外部交通は,広く認めていくこととした
い。
254 岐阜刑 平成26年3月25日
達示等によって,被収容者の処遇に変更がなされる場合には,
当委員会に対し,原則として事前又は事後に達示等を示した上
で,新旧対照の変更点を説明されたい。
平成26年4月17日
被収容者の処遇を変更する際,全ての内容について,事前に委員会に説
明するのは困難であるが,昨年度中,一部の内規を改正した理由について
委員会から説明を求められたときには,新旧対照表を配布して説明してい
るところであり,今後も委員会に対する説明の機会には意を用いたい。
255 笠松刑 平成26年3月27日
高齢者,身体に障害を有する者等のように動作が緩慢となり得
る事情のある被収容者については,転倒事故等の防止の観点か
ら,入浴時間を延長するなどの運用を検討されたい。
未報告
(平成26年5月2日予定) 入浴時間延長の必要性については,一概に高齢であるか,身体に障害を
有しているかなどの事情によらず,該当被収容者の日常生活における一般
動作の状況を考慮して判断しているところであり,必要と認められる場合
には,他の被収容者と共同入浴場で入浴させるのではなく,個別に入浴さ
せ,また,入浴時間についても延長することとしている。
256 笠松刑 平成26年3月27日
不適正処遇を防止する体制がとられていることは評価している
が,職員も人間である以上,当該処遇がなされ得ることを前提と
して,引き続き施設運営や職員の研修体制を整備されたい。
未報告
(平成26年5月2日予定) 職員の被収容者に対する言動については,職員研修等を通じ,被収容者
の人権に配慮したものでなければならない旨を適時に注意喚起していると
ころであり,引き続き不適正処遇防止のための施設運営等に努めたい。
257 笠松刑 平成26年3月27日
自宅で使用していた物や在社会で安く手に入れた物を差し入れ
ることができるように検討されたい。
未報告
(平成26年5月2日予定) 差入物等の自弁物品については,法令に基づき,指定した事業者から購
入したものとしている。
258 笠松刑 平成26年3月27日
所内で安価に購入できる物品の種類を増やすことを検討された
い。
未報告
(平成26年5月2日予定) 被収容者の利便性と経済性を考慮の上,指定業者に対し,適時に取扱物
品の種類を増やすよう働き掛けたい。
259 岡崎医刑 平成26年3月31日
意見・提案書の提出が少ないので,出しやすい雰囲気作りをす
るにはどうすればよいか検討されたい。
未報告 次年度の協議事項として視察委員会とともに検討していく。
260 名古屋刑 平成26年3月14日
診断の結果,精神疾患が疑われる者については,医療刑務所に
移送するなどして,精神科の治療をした方がよいか検討された
い。
平成26年3月28日
精神疾患が疑われる者については,医師の診断結果等を踏まえて,その
者の状態を把握し,当所で収容を継続すべきか,治療等のためにしかるべ
き施設へ移送すべきかを検討している。
261 名古屋刑 平成26年3月14日
食器の補充・入替え時期には,絵柄があるなど,被収容者に
とって,潤いとなり得るものを採用することを検討されたい。
平成26年3月28日
一部の食器については,平成21年度に絵柄付きのものに更新したとこ
ろであり,今後も更新に当たっては,予算面を勘案しつつ配慮していきた
い。
262 名古屋刑 平成26年3月14日 皮膚科の専門医の配置を検討されたい。 平成26年3月28日
医師の確保に向けて,関係医療機関への働き掛けなどを今後も継続して
いきたい。
263 名古屋刑 平成26年3月14日 外部交通を制限する基準を明確にされたい。 平成26年3月28日
外部交通の許否に当たっては,法令の根拠に基づいて判断しているとこ
ろであり,個々の被収容者の事情も考慮して判断している。
264 名古屋刑 平成26年3月14日
外部交通の相手方を事前に登録する制度が必要なのか検討され
たい。
平成26年3月28日
外部交通の相手方の申告は,刑事施設及び被収容者の処遇に関する規則
に基づき行っているものであるが,信書の発受や面会の申出も多いため,
相手方との関係を事前に調査しておくことは,信書の発受や面会の申出に
対する許否判断等の処理を迅速に行うために必要と考える。
265 名古屋刑 平成26年3月14日
マンパワーの不足を解消することは重要な課題と考えており,
引き続きその充実化に向けた取組をされたい。
平成26年3月28日
刑務官の増員については,予算上の問題等当所限りでは対応が困難な事
情があるが,今後も上級庁に働き掛けていきたい。
266 名古屋刑 平成26年3月14日
女性職員についての職場環境の配慮,特に子育てをしている女
性については,今後も,慎重かつ配慮のある対応を継続された
い。
平成26年3月28日
子育てをしている女性職員への配慮として,PTA,授業参観,親子懇
談会などの学校行事に積極的に参加するよう促し,希望する年次休暇の取
得の推進を図っている。また,女性職員が担う業務の合理化を検討するな
ど,業務負担の軽減に向けた取組を行っている。
267 名古屋刑 平成26年3月14日
夜勤職員について,従前よりは労働条件が良くなっているよう
だが,今後も継続的に意を用いられたい。
平成26年3月28日
当所では可能な限り4週8休の確保に努めており,また,夜勤職員の健
康管理については,年2回,特別健康診断を実施し,健康状態の確認をし
ているところであるが,今後も勤務環境の向上に努めていきたい。
268 名古屋刑 平成26年3月14日
被収容者に処方する薬について,本当に必要か否かの見直しの
上,薬の量を減らすことを検討されたい。
平成26年3月28日
被収容者に対する減薬指導については従前から取り組んでいるところで
あるが,貴重な御意見を頂いたことを踏まえ,今後も被収容者に対する指
導を継続していきたい。
269 名古屋刑 平成26年3月14日
多量の薬の投与は,薬が無料であることに起因しているので,
薬を自費購入するなどの見直しを国レベルで検討する必要がある
と考える。
平成26年3月28日 頂いた御意見については,上級庁に報告したい。
270 名古屋刑 平成26年3月14日
外国人被収容者に対する日本語教育の受講者を多くする工夫を
することを要望する。
平成26年3月28日
専門の指導スタッフ及び指導教室が限られているため,新たな日本語指
導の開始や現在の指導定員を超える指導を行うことは困難である。
271 名古屋刑 平成26年3月14日
豊橋刑務支所について,部分的な老朽化が認められるため,改
善されたい。
平成26年3月28日
予算上の問題等当所限りでは対応が困難な事情があるが,今後も上級庁
に働き掛けていきたい。
272 名古屋刑 平成26年3月14日
豊橋刑務支所における女子職員の確保に継続的に取り組まれた
い。
平成26年3月28日
これまでも必要な女性職員の配置に努めており,引き続き十分に配意し
てまいりたい。
273 名古屋刑 平成26年3月14日
岡崎拘置支所の老朽化が認められるため,法務省に対し,新築
の要請をされたい。
平成26年3月28日
予算上の問題等当所限りでは対応が困難な事情があるが,今後も上級庁
に働き掛けていきたい。
274 名古屋刑 平成26年3月14日
改築プランの概要が作成される際には,当委員会及び愛知県弁
護士会に情報提供されたい。
平成26年3月28日
改築プランの開示については,警備上の問題も考えられるため,上級庁
と協議する必要があるものと考える。
275 名古屋刑 平成26年3月14日
出所後の生活に不安を持たせないことに配意した釈放前指導の
工夫をされたい。
平成26年3月28日
被収容者の釈放前指導においては,カリキュラムに沿って必要な指導・
教示は行っているところであり,今後も分かりやすい指導・教示方法につ
いて,引き続き検討したい。
276 三重刑 平成26年2月12日
自弁物品の価格又は内容に変更があった場合には,例年以上に
被収容者に対する丁寧な説明に努められたい。
平成26年3月3日
変更があった場合には,速やかに商品名,販売価格等を掲載した写真付
き資料を配布して説明しているところであり,引き続き十分な説明に意を
用いたい。
277 三重刑 平成26年2月12日
食事及び嗜好品に関する不満点,改善要望等について,被収容
者全体に対するアンケート調査を実施されたい。
平成26年3月3日
食事については,平成25年度に実施し,その結果を参考として献立を
計画しているところであり,菓子については,平成23年度以降実施して
いないため,平成26年度に実施予定である。
278 三重刑 平成26年2月12日
職員は被収容者の模範となるべく,研修等の機会を通じ,より
一層意識の向上に努められたい。
平成26年3月3日
各種の機会はもとより,職員不祥事防止対策研修においても,これまで
以上に厳正な服務規律を維持するよう徹底していく。
279 三重刑 平成26年2月12日
個人情報の保護に関する研修を充実させ,マニュアルの策定
等,個人情報漏えいの防止のための具体的な対応策を検討された
い。
平成26年3月3日
本年2月には職員不祥事防止対策研修を開催し,個人情報漏えい等事案
の防止について注意喚起したところであり,また,目下,当該防止に万全
を期すため,保有個人情報の取扱いに係る内規の見直しを進めている。
280 名古屋拘 平成26年3月31日
今年度中には,被収容者が急死する事案が3件あり,いずれも
職員が未然に防止することができるものではなかったと承知して
いるが,いかなる理由があったとしても,同種事案防止のため,
被収容者の態度や様子を綿密に把握し,健康管理に万全を期され
たい。
平成26年4月22日
健康診断や診療等により,被収容者の心身の状況を把握するよう努めて
いるところであるが,今年度発生した急死事案についても,不可避的なも
のと認識するのではなく,被収容者の動静視察を一層綿密かつ頻繁に行
い,夜間等に急病人が発生した場合には,速やかに外部病院への救急搬送
を手配するなどして,引き続き健康管理に万全を期したい。
281 滋賀刑 平成25年7月22日
制限区分が第1種または第2種の受刑者について面会室外で面
会ができないか検討をお願いしたい。
平成25年8月29日
現在の面会室と構造の異なる面会室(仕切りのない面会室)の工事を実
施中であり,準備が整い次第利用を開始する(平成25年10月から利用
を開始した。)。
282 滋賀刑 平成25年7月22日
刑務官による被収容者への言葉遣いについては,人権や名誉心
を傷つけるような言動をしないよう引き続き指導していただきた
い。
平成25年8月29日
被収容者に対する言葉遣いに注意して対応するよう,引き続き職員に指
導を行う。
283 滋賀刑 平成25年7月22日
引き続き,不正配食の訴えがある。今後も監視を強められた
い。また,被収容者間で,命令口調で話をするという訴えもあっ
た。このような序列関係をそのままにしておくと,いじめにも繋
がりかねないため,監視を強められたい。
平成25年8月29日
戒護職員に対しては,監督者が戒護体制を点検し,視線内戒護や適正戒
護位置について指導している。被収容者間においての命令口調での会話に
ついては,職員がその都度注意している。
284 滋賀刑 平成25年9月12日
面会時間が後どれくらいあるのか把握できることが望ましく,
面会室への時計の設置を検討願いたい。
平成25年10月3日 平成25年9月中に,面会室に時計を整備した。
285 滋賀刑 平成25年10月21日
被収容者から,冬季の防寒対策をしっかりして欲しいとの意見
が寄せられた。気温や天候に応じて防寒対策をされたい。
平成25年11月7日
平成25年11月から毛布を1枚増貸与し,合計3枚の毛布を使用させ
ている。高齢受刑者には更にもう1枚貸与しており,今後も,時季に応じ
た防寒対策を講じていきたい。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
286 滋賀刑 平成25年11月30日
被収容者に貸与する六法全書について,「刑事施設及び被収容
者等の処遇に関する法律」が収録されている新しいものを備え付
けられたい。
平成26年1月23日 本年1月,新しい六法全書を整備した。
287 滋賀刑 平成26年1月30日
被収容者から,近畿地方に限らず全国の更生保護施設のパンフ
レットを備え付けて欲しいとの要望があった。可能な限りの更生
保護施設のパンフレットを備え付けることを検討されたい。
平成26年2月6日
今後,他の地方の更生保護施設のパンフレットを備え付けることを検討
する。
288 京都刑 平成26年3月31日
被収容者の希望する品目につき,単に指定民間業者が取扱をし
ていないことを理由として拒否するのではなく,これを実現して
いく方向で検討すべきである。
未報告
全国統一取扱物品以外の品目の導入については,購入に係る事務量及び
トラブル発生のリスクが増加することから,対象品目の増加は予定してい
ない。
289 京都刑 平成26年3月31日
間違って注文した場合,未使用の場合は,返品を受け付けるよ
うに業者に交渉すべきである。
未報告
いったん本人の手に渡ると,物品が再販できない状態になるおそれが大
きいため,返品を受け付けることは困難である。被収容者に対する注文時
の十分な説明と記入事項に対する確認の励行をもって対応する。
290 京都刑 平成26年3月31日
現在戸外運動については,週1回しか実施されていないという
ことであるが,もっと機会を与えるよう(少なくとも週2回以上)
改善すべきである。
未報告
工場就業者の運動に関して,各工場をグループ分けした上,順点により
実施しているところ,25か工場に対して,メイングラウンドは1か所し
かないことから,1か月に5,6回程度の実施状況となっていた。就業人
員が少数である工場就業者に対して,サブグラウンドで戸外運動をさせる
などをして機会を増やした。今後も引き続き,運動場の間を仕切るなどの
方法を検討して戸外運動の機会増加に努めていく。
291 京都刑 平成26年3月31日
素材が剥がれた食器や黒ずんで汚れたように見える食器は使用
しないようにすべきである。
未報告 定期的に更新整備を行うこととしている。
292 京都刑 平成26年3月31日
工場就業者についても,運動終了後の拭身や足洗を実施するよ
うにすべきである。
未報告
工場就業者の運動終了後の足洗いについては,戸外運動時に運動靴を着
用していることから,運動終了後の足洗いまでは認めていないが,入浴日
以外の日については,作業時間終了後に足拭きを認めている。また,運動
終了後の拭身については,タオルでの汗拭きを許可している。
293 京都刑 平成26年3月31日
法律事務所(京都弁護士会会員名簿),京都弁護士会,法テラ
ス,京都府下警察署等の住所録が自由に閲覧できるよう検討され
たい。
未報告
被収容者からの申出により,それぞれの所在地又は弁護士会員名の教示
をしているが,現状を維持していくことで特段の支障は認められないこと
から,現在のところ変更の予定はない。
294 京都刑 平成26年3月31日
刑務官に対し,被収容者に対し「お前」呼ばわりすることのな
いように指導されたい。
未報告 引き続き,指導の上徹底する。
295 大阪刑 平成26年3月31日
刑務所で勤務する医師について,任用,確保する上で必要な便
宜的措置を検討すべきである。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
意見があったことを上級官庁に報告することとしたい。
296 大阪刑 平成26年3月31日
医師による診療の際,患者である受刑者に対して,病状説明等
を十分にされたい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
患者である被収容者の理解を得られるよう配慮した説明をしているとこ
ろ,今後も被収容者が理解できるような病状説明等に努め,医師と患者の
信頼関係の構築を図る。
297 大阪刑 平成26年3月31日
刑務官が受刑者に薬剤を服用させる際は,誤配付しないよう注
意し,再発防止されたい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
職務研究会等を通じ継続的に注意喚起するとともに,配付要領に係る指
示を発出して再発防止に努める。
298 大阪刑 平成26年3月31日
懲罰の執行を受ける受刑者に対し,新聞の閲覧を認めることを
検討されたい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
閉居罰の執行を受けている者に対し,新聞紙の閲覧を停止している取扱
いは法律に基づくものであり,同閲覧を認めることは困難である。
299 大阪刑 平成26年3月31日
「所内生活の手引き」の翻訳について,希少言語にも対応する
よう配慮されたい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
現在16言語の翻訳版を整備し,ほぼ全ての外国人受刑者は,同翻訳版
で対応できているが,今後も必要の都度,翻訳言語数の拡大に努める。
300 大阪刑 平成26年3月31日
職員が受刑者に侮辱的な発言をしないよう人権教育を徹底され
たい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
今後も継続的に職員に対する人権教育を実施し,処遇現場等において,
職員が受刑者に対し侮辱的な発言をすることのないよう意識付けを行って
いく。
301 大阪刑 平成26年3月31日 受刑者の自殺事故防止に向けた原因究明をされたい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
従前の自殺防止対策に加え,職員による面接やカウンセリング,また,
夜間勤務職員の増員による視察体制の一層の強化を図るなど,自殺事故の
再発防止のための様々な取組を行っている。
302 大阪刑 平成26年3月31日
催涙スプレー使用の際は,「留意点の遵守状況」につき,記録
を残されたい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
催涙スプレーの使用に際しては,関係通達及び指示に基づき,使用の都
度,記録を残している。
303 大阪刑 平成26年3月31日 堺拘置支所の老朽化を踏まえた抜本的改革に取り組まれたい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
現在,堺地方合同庁舎,堺拘置支所の建替え計画,いわゆる「堺シビッ
クコア計画」が進行しているところ,同計画に基づき,新営工事が検討さ
れる見込みである。
304 大阪刑 平成26年3月31日
新宮拘置支所において,未決拘禁者に対して「矯正施設の収容
者として処遇する。」との説明がなされたことについて,未決拘
禁者が受刑者と同一の処遇を受けるという誤解を招くおそれがあ
るので改められたい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
同支所職員に対し,改めて未決拘禁者処遇の原則を周知徹底し,被収容
者に誤解を抱かせるような説明等はしないよう統一した処遇を実施するよ
う注意喚起した。
305 大阪刑 平成26年3月31日 刑務官の提案箱を設置されたい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
現在,既に提案箱が設置され,上級庁においても職員の相談窓口が整備
され,職員の提案等に係る機会は十分に担保されている。
306 大阪刑 平成26年3月31日 大阪医療刑務所視察委員会との連携,交流を実現されたい。
未報告
(平成26年5月12日
予定)
当所視察委員会が大阪医療刑務所視察委員会と調整して計画した連携・
交流に関して,当所として必要な協力をする。
307 大阪医刑 平成26年3月31日
医療刑務所の患者被収容者に対して仮釈放が殆ど認められてい
ないという現状の改善に向けた方策を,上級官庁とも協議のうえ
講じること。
未報告
休養患者の仮釈放については,受入病院の調整が必要なところ,今後も
引き続き,協力いただける病院の拡大に努めたい。
308 大阪医刑 平成26年3月31日 患者が有意義な日々を送れるよう工夫すること。 未報告
患者は病状の回復に専念することが重要であるが,病状に差し支えのな
い範囲で,観桜会等の行事に参加させている。また,自己改善指導用ワー
クブックを配付し,自主的に取り組む改善指導の充実に努めている。
309 大阪医刑 平成26年3月31日
処遇上支障のない限り,患者の居室にもテレビを設置するこ
と,また,時計の設置ないし時間を知らせる工夫をすること。
未報告
ほとんどの患者の居室にテレビを設置することは予算上困難であるが,
終末期医療を受けている休養患者の居室にはテレビを設置済みであり,他
の休養患者に対しては,録画したテレビ番組を居室外の指定場所において
視聴する機会を別途与えている。また,起居動作の時間帯については,受
刑者生活心得で周知させており,放送等により時間を把握させている。
310 大阪医刑 平成26年3月31日
書籍等の購入基準の明確化を図り丁寧な説明を行うこと,また
指定された売店以外で取り扱う防寒下着についても自弁購入を認
めるように検討すること。
未報告
購入した書籍等を閲覧できるかどうかの基準について説明を実施してい
るか否かに関しては,閲覧が禁止される図書について,入所及び購入の段
階であらかじめ指導を実施している。また,指定された売店以外で取り扱
う防寒下着(メリヤス上下)の購入については今後の検討としたい。
311 大阪医刑 平成26年3月31日
職員は刑事施設の役割を十分理解し,被収容者に対して乱暴な
言葉づかいや対応をしないよう心がけること。
未報告
今後も引き続き,被収容者への言葉遣い,接する態度等について研修等
を実施し,被収容者の人権に配慮した適切な処遇を実施するよう継続して
指導する。
312 大阪医刑 平成26年3月31日
搬送後間もない時点での死亡事例が散見されることに鑑み,よ
り早期の当医療刑務所への搬送あるいは外部への入院が可能とな
るような方策を,上級官庁と協議のうえ講じること。
未報告
今後も引き続き,上級官庁と協議の上,早期受送及び必要に応じた病院
移送の実施に努めたい。
313 大阪医刑 平成26年3月31日 酸素配管およびギャッジベッドの増設に努めること。 未報告 今後も上級官庁に予算要求を行うなど,増設に努めたい。
314 大阪医刑 平成26年3月31日
義歯,ブリッジ,クラウン等の歯科治療材料による治療ができ
る体制を整えること。
未報告
専門的な治療が実施できるよう近隣の専門医に協力を求めているが,協
力先を確保できなかった。引き続き協力病院の開拓に努めたい。
315 大阪医刑 平成26年3月31日
空調の整備に努めること。特に夏季の扇風機については,医療
上支障のない限り,予算の許す範囲で病室にも設置すること。他
方,冬季の暖房については,病室ごとに設置することが困難なら
ば,廊下に置くストーブ(温風ヒーター)の数を大幅に増やすよ
うにすること。
未報告
予算の範囲内で扇風機及びエアコンを増設し,酷暑時に運用することで
熱中症等の予防に努めている。
316 大阪医刑 平成26年3月31日
懲罰として閉居罰を科す場合にその執行猶予の可能性を検討す
ること。
未報告
懲罰の全部若しくは一部の執行の免除については,法第156条第1項
に規定されており,今後とも適正な運用に努めたい。
317 大阪医刑 平成26年3月31日 懲罰手続を丁寧に進めるよう心掛けること。 未報告
懲罰手続については,法令に基づき,受刑者にあってはその者の改善更
生に及ぼす影響等を考慮しているところであり,今後とも適正な運用に努
めたい。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
318 大阪医刑 平成26年3月31日
職員の過酷な労働条件が改善されるよう法務省に強く求めるこ
と。
未報告 適正な執務環境の整備に向けて職員の増員を上級官庁に働きかけたい。
319 大阪医刑 平成26年3月31日 職員の年齢構成の適正化を図ること。 未報告 職員の採用についての意見であり,上級官庁に働きかけたい。
320 大阪医刑 平成26年3月31日
医師・看護師を含む職員の増員を法務省に強く求めること。ま
たその一環として,医師の兼業許可の拡充を国に対して求めるよ
う,施設として検討すること。
未報告
先般の有識者による「矯正医療の在り方に関する報告書」において医師
の兼業が提言されていることは承知している。医師の兼業については国家
公務員であるとの立場もあることから,必要な法令改正等は当所限りでは
対応できないため,意見があったことは上級官庁に伝えたい。
321 大阪医刑 平成26年3月31日
施設内での各種ハラスメントに対応できる必要な制度設計を行
うとともに,刑務官のみならず職員全体に対しても研修等を積極
的に実施し,発生の抑制に努めること。
未報告
セクハラを含めた各種相談窓口の周知を図るとともに,今後も引き続
き,執務環境の向上に努め,職員研修等を通して各種ハラスメントの防止
に努めていきたい。
322 大阪医刑 平成26年3月31日 職員用トイレの洋式化及び女子トイレの増設を実現すること。 未報告
適宜改修を実施しているところであり,女子トイレの増設は,施設改築
等を必要とするため,施設改築を視野に入れて,上級官庁と協議していき
たい。
323 大阪医刑 平成26年3月31日 何らかの蚊対策を講じること。 未報告 居室,廊下等の網戸の整備と管理に努めていきたい。
324 大阪医刑 平成26年3月31日
受刑者の処遇や職員の勤務体制の変更など,施設運用上の変更
がある場合には,引き続き,速やかに本委員会に説明すること。
また,処遇上のさまざまな取組や工夫についても,適宜本委員会
に説明すること。
未報告
被収容者処遇に係る各種行事の開催,処遇内容の変更,施設運営上の変
更等について,適宜説明するよう引き続き取り組みたい。
325 大阪医刑 平成26年3月31日
意見・提案書の用紙及び封筒を個々の被収容者に複数部渡して
おくこと。またそれが施設管理上困難であれば,所定の用紙以外
でも意見・提案書の投函は可能であることを被収容者に対し周知
すること。
未報告
当該用紙や封筒を利用した反則行為(密書の隠匿等)を誘発し,管理運
営上支障を生じるおそれがあることから現状の取扱いの変更は困難であ
る。また,意見・提案書の書式については,所定の用紙を使用しない場合
であっても,受理しており,刑執行開始時の指導等の機会において,その
旨周知している。
326 大阪医刑 平成26年3月31日
患者が意見・提案書(私物の用紙を利用したものを含む)を投
函しやすい環境を整備するための一環として,提案箱の鍵を委員
会で保管するようにすること。
未報告
現在は,提案箱等の鍵を施設において管理しているが,意見を踏まえ,
視察委員会へ鍵の管理をお願いする。
327 大阪医刑 平成26年3月31日
提案箱に備え付ける意見・提案書を,本委員会で改訂したもの
にすること。
未報告
意見・提案書は「刑事施設視察委員会に対する協力について(通達)」
の別紙様式に定められており,施設独自に様式の変更はできないものの,
意見があったことについては上級官庁に伝達したい。
328 大阪医刑 平成26年3月31日
職員や医師・看護師による視察委員会への誤解や偏見が生じぬ
よう,施設として尽力すること。
未報告
意見を踏まえ,職員研修の場を活用するなどして今後とも職員への周知
に努めたい。
329 大阪医刑 平成26年3月31日
施設側として,現時点で,取り組むべき重要課題ないし改善す
べき重要課題と位置づけている事項は何か(課題),それらの課
題にどのように対処していこうとしているのか(対応策),それ
らの課題につき各年度末までにどこまで解決するつもりなのか
(年度末までの達成目標)について,本委員会に文書で提示する
こと。
未報告 意見に沿った対応をしたい。
330 神戸刑 平成26年3月28日
弁護士会の人権擁護委員会の調査にはできる限り協力するべき
である。
平成26年4月23日
弁護士会の人権擁護委員会による人権救済申立事件の調査については,
これまでも可能な限り協力してきている。今後も可能な限り誠実に対応す
る。
331 神戸刑 平成26年3月28日
施設の運営について被収容者から意見を聴き,建設的な議論を
する機会を設けてはどうか。
平成26年4月23日
特に関心の高い給食については,被収容者の意見を聴取し,献立作成の
参考としている。
332 神戸刑 平成26年3月28日 職員の大幅な増員を要望する。 平成26年4月23日 上級官庁に職員増員を伝達したい。
333 神戸刑 平成26年3月28日
外部交通について,より制限的でない運用になるよう改善を求
める。
平成26年4月23日
受刑者の外部交通については,法令の規定にのっとり,その許否を適正
に判断している。
334 神戸刑 平成26年3月28日
職員に対する人権教育を充実させ,実効あるものにするよう,
より一層の努力・工夫をお願いしたい。
平成26年4月23日
人権意識の高揚については,職員研修等の機会等を通じ,注意喚起して
いる。今後は,法務局から外部講師を招くなどし,更なる意識の高揚に意
を配していくことを計画している。
335 神戸刑 平成26年3月28日
医療スタッフの意見・要望を最大限に尊重し,より良い矯正医
療が行われるよう努力を続けることを希望する。
平成26年4月23日
医務部長を含む医療関係職員が刑務官会議及び各ミーティング等に出席
しており,意見・要望等についは,その都度対応等を検討の上,具現化を
図っており,引き続き矯正医療の充実に努める。
336 神戸刑 平成26年3月28日
医師不在時の外部病院への搬送については,その必要性を医師
が判断できるような連絡体制を構築し,マニュアルを整備するな
ど,職員が安易に制限的な運用をすることがないよう注意された
い。
平成26年4月23日
医師が的確な判断ができるよう連絡体制を強化した。また,緊急性があ
る場合は,まず,救急車の要請を最優先し,外部医療機関へ搬送するよう
周知徹底を図っている。
337 神戸刑 平成26年3月28日
懲罰審査会を開催するに当たり,補佐人が被収容者から話を聞
く際,十分な弁明の機会を与えるようにしていただきたい。
平成26年4月23日
出席しない被収容者に弁解書を提出させたり,懲罰審査会席上で弁解を
行える機会を必ず設けている。今後とも引き続き補佐人が被収容者から十
分弁解の趣旨を聴取するとともに,弁解の機会の確保を図る。
338 神戸刑 平成26年3月28日
昼夜間単独室に収容されている状態にある被収容者について
は,可能な限り解消できるよう,これまで以上に処遇の工夫をお
願いしたい。
平成26年4月23日
集団処遇に馴染めない被収容者に対し,共同室ではなく,夜間単独室で
の工場就業や,集団処遇に馴染まない者同士の共同生活を促進するため,
作業時間を限定して通役させるなどの工夫を積極的に取り入れ,解消に努
めている。
339 神戸刑 平成26年3月28日
被収容者の食事時間について,実質的な食事時間を少なくとも
15分程度とることが望ましいのではないか。また,食事に対す
る意見を参考に工夫していただきたい。
平成26年4月23日
食事時間については,15分程度とることができるように配意している
ところではあるが,食器を回収するための職員の号令を食事終了時間の告
知であると誤解している者がいる可能性もあり,同号令が食事時間終了を
意味してるものではない旨被収容者に再徹底を図ることとする。また,食
事については,嗜好調査を実施する予定としている。
340 神戸刑 平成26年3月28日
被収容者が意見提案書を提案箱に投函しやすくする方法も検討
されたい。
平成26年4月23日
意見書等を投函する「提案箱」について,意見を提出しやすい場所に提
案箱を配置し,かつ,養護処遇被収容者に対する移動式の提案箱を整備す
るなどし,その投函方法についても,入所時の教育及び居室備え付けの所
内生活心得にも記載し,周知に十全を期しているところであるが,引き続
き現状を見据えながら,更なる徹底を期するための方策を検討していきた
い。
341 神戸刑 平成26年3月28日
精神的疾患を有する被収容者に対する対応の仕方について,職
員に対する研修等の学習を充実させることを要望する。
平成26年4月23日
精神疾患を有する被収容者に対し,必要な診察やカウンセリング等を実
施しており,また,精神疾患を有する被収容者の処遇については,職員研
修等を通じ,周知徹底を図っているところであり,今後とも更に継続・強
化していくこととしたい。
342 神戸刑 平成26年3月28日 職員のメンタルヘルスについては格別の配慮をされたい。 平成26年4月23日
明るい職場作りプロジェクトを立ち上げ,執務環境のなお一層の改善を
図っている。また,現在,職員が意見・提案できるよう,庁舎1階廊下
に,投函箱を設けており,投函された意見等を踏まえ,施設運営の改善に
資することとしている。
343 神戸刑 平成26年3月28日
被収容者が英語や簿記の学習のため使用するCDプレーヤー及
び電卓等について,より広く使用を認める方向で検討されたい。
平成26年4月23日
CDプレイヤーや電卓については,通達等に基づき,規律秩序維持,矯
正処遇上及び管理運営上の観点から,その使用については,個別に検討し
ているところ,CDプレイヤーについては,原則として,通信教育受講者
に限っている。これは,自主学習を認めた場合,CD全てを検査すること
が困難であるためである。なお,電卓については,平成25年2月27日
に内規を改正して簿記等の自主学習でも広く使用を認めることとした。
344 神戸刑 平成26年3月28日
高齢被収容者に対する健康管理に特段の注意を払っていただき
たい。また,熱中症予防のための室温の管理及び食中毒防止のた
めの衛生対策に万全の注意を払っていただきたい。
平成26年4月23日
高齢被収容者については,65歳以上をリストアップし,随時,その健
康状態等の動静の把握に努め,冬季においては,衣類・寝具の増貸与,ま
た,体調不良者に対しては,電気毛布や空調設備を有する居室へ収容する
などの配意をしている。また,夏季に向け,熱中症予防及び食中毒発生防
止に一層の注意を払うこととしている。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
345 神戸刑 平成26年3月28日
意見・提案箱には,衣類の洗濯回数が少ない,安全靴の洗濯が
なされていない,居室を移動した際の布団の衛生状態が気になる
などの意見があったので対応を検討されたい。
平成26年4月23日
衣類の洗濯回数については,パンツは毎日,靴下等は複数所持している
ことから2日に1回など,適正に運用している。安全靴については,中敷
きがあるものは,月に1回,中敷きを洗い,中敷きのないものは,脱臭・
乾燥材を使用し,汚れ状況等を見て必要な場合には,その都度交換してい
る。布団については,居室ごとに備え付けており,被収容者の移動があっ
た際には,必ず干燥してから居室に備え付けることとしている。また,汚
れ状況等を確認し,必要と認める場合には,その都度交換している。今後
においては,更なる衛生保持に努める観点から,殺菌作用のある消臭剤な
どを使用することも検討事項としている。
346 神戸刑 平成26年3月28日
視察委員会が依頼した検討事項について,結論だけでなく結論
に至った理由も回答していただきたい。また,検討事項につい
て,被収容者に開示することについても検討されたい。
平成26年4月23日
結論に至った理由については,機会をとらえ,可能な限り適切に説明を
行うこととしている。視察委員会の活動状況を被収容者に知らせることに
ついては,ケースバイケースであり,基本的には視察委員会において検討
いただくことが相当であるが,必要な協力は行いたい。
347 加古川刑 平成26年3月31日
これまでのように,視察委員会に対して広く情報公開を行い,
特に,発生した事件については,速やかに報告をお願いする。
未報告
委員会に対する情報提供については,引き続き,積極的に実施していき
たい。
348 加古川刑 平成26年3月31日 弁護士会の人権調査に対し,できる限りの協力をお願いする。 未報告
弁護士会による人権調査については,引き続き,可能な範囲で誠実に協
力したい。
349 加古川刑 平成26年3月31日
加古川刑務所に移送された被収容者が死亡したが,当該被収容
者は,同刑務所に移送するよりも,医療の充実した医療刑務所等
に移送するほうが適していた可能性があり,施設間での移送の在
り方に問題があると思われるので,上級庁にその旨を伝えていた
だきたい。
未報告
当所限りで対応できない事項であり,意見があったことは上級官庁に伝
達したい。
350 加古川刑 平成26年3月31日
被収容者からの受診申出に速やかに対応するとともに,よく観
察して体調把握に努め,内部の医療体制で対処しきれないとき
は,外部医療機関への搬送を遅滞なく行うようお願いする。
未報告
外部医療機関への受診を含め,被収容者に対する医療は,引き続き,適
切に実施していくよう努めたい。
351 加古川刑 平成26年3月31日
被収容者に対する言動について,職員に対し人権教育や指導ス
キルのアップのための研修を充実させるほか,不用意な言動を慎
むようされたい。
未報告
職員の言葉遣い等については,引き続き,職員研修等を通じて指導して
いきたい。
352 加古川刑 平成26年3月31日
女区工場のストーブによる暖房が,工場内の後方まで行き渡ら
ず寒いとの苦情があったので対処をお願いする。
未報告
エアコンを整備したことから,冬季においても,同エアコンの運転によ
り,より適切な工場内温度の管理を行っていきたい。
353 加古川刑 平成26年3月31日
被収容者から強い要望が出ているナイロンタオルについて,被
収容者が使用できるよう検討願いたい。
未報告 被収容者に使用を認める方向で検討する。
354 加古川刑 平成26年3月31日
自弁購入物品の品目及び価格について,需要の実態に合致した
供給となるよう,上級庁に改善要望を伝えていただきたい。
未報告
当所限りで対応できない事項であり,意見があったことは上級官庁に伝
達したい。
355 加古川刑 平成26年3月31日
職員の勤務環境やメンタルヘルスに配慮していただきたい。特
に年休取得率が全公務員の平均値を下回らないようすべきであ
り,必要であれば,職員の増員を実現されたい。
未報告
職員の増員については,当所限りでは対応できない事項であり,意見が
あったことは上級官庁に伝達したい。また,年次休暇の取得を含め,引き
続き,職員の勤務環境等の改善に努めていきたい。
356 播磨セ 平成26年2月19日
被収容者の更なる心情・動静把握に努め,被収容者の適切な矯
正,社会復帰につなげていただきたい。
平成26年3月13日
引き続き被収容者の心情及び動静把握の徹底に期し,より適切な矯正処
遇の実施や改善更生に資するように努め,検証しながら,その状況を報告
する。
357 播磨セ 平成26年2月19日
被収容者が何らかの形で社会貢献ができる方法を考え,実施し
ていただきたい。
平成26年3月13日
被収容者が様々な形で社会貢献をしたいという要望があることは承知し
たので,今後調査の上,検討する。
358 和歌山刑 平成26年3月25日
複数人部屋は1人部屋に改造するなどして廃止し,施設の収容
定員は1人部屋を基本として設定し,定員を超えないよう一層の
努力をされたい。
未報告
過剰収容の解消及び改築については,当所限りでできるものではないた
め,引き続き上級官庁に報告し,解消できるよう努める。
359 和歌山刑 平成26年3月25日
職員定員の見直しと定員の充足。採用された職員が定着する魅
力的な労働環境が必要。
未報告
必要な増員について要望して行く。また,本年度上級官庁においても女
子施設に関する施策が検討されていることから,職務環境の改善を実施
し,定着率を上げるよう努める。
360 和歌山刑 平成26年3月25日 職員は,被収容者に対して命令口調で言わないこと。 未報告
集団に対する号令は,「止まれ。」「前に進め。」等の指示でなければ
ならない場面もあるが,それ以外の場面での口調や声の大きさなど指導し
ていく。
361 和歌山刑 平成26年3月25日
職員は,被収容者の名前を「○しろまる○しろまるさん」と言い,被収容者も職
員に対し「○しろまる○しろまるさん」と呼ばせること。
未報告
被収容者の呼び方については,「○しろまる○しろまるさん。」と呼ぶ職員もいるが,統
一してはいないため今後検討する。職員の呼び方については,意図的に職
員の氏名は教えていないことをご理解願いたい。
362 和歌山刑 平成26年3月25日
職員は,被収容者の話を丁寧にきちんと聴き,声を荒げたりす
ることなく応答すること。
未報告
被収容者からの申出については,親身に対応しているが,さらに冷静に
対応するよう研修等で指導を続ける。
363 和歌山刑 平成26年3月25日
被収容者を特別視せず,相手の立場を尊重して対応し,信頼さ
れる職員となるよう職員を教育すること。
未報告
被収容者それぞれの問題性に応じ,最も適切な働きかけを行い,再犯防
止のため使命感を持って処遇するよう職員を指導しており,その勤務姿勢
を被収容者は信頼するものと思われるため,さらに使命感を持って勤務に
あたるよう指導する。
364 和歌山刑 平成26年3月25日
被収容者が集会時などに購入する菓子の種類を増やし,選択で
きるよう矯正局や業者に働きかけること。
未報告
購入できる菓子の種類や数量については,一定の金額の範囲内で業者側
と施設側が検討して決定し,さらに被収容者の希望を聴いて検討した内容
も反映させている。
365 和歌山刑 平成26年3月25日
食事の味や種類などについて工夫し,被収容者の希望を受け入
れることも大切である。
未報告
定期的アンケートや意識調査で被収容者の希望を把握し,さらに毎月被
収容者を交えて献立会議を実施し,希望を聴く機会を設け,反映させてい
る。
366 和歌山刑 平成26年3月25日
入浴場の出入口付近に時計を設置し,被収容者が入浴時の所定
時間を管理できるよう提案する。
未報告
入浴時間等は法令の基準を満たしていると考えているが,時計の設置に
ついて検討する。
367 和歌山刑 平成26年3月25日
(准)看護師が医師の診察を受けるか否かを決定し,被収容者
が診察を受けられないことがないよう,(准)看護師を指導して
いただきたい。
未報告
被収容者が疾病等を申し出た場合,医師が直ちにその申出状況を把握で
きる場合を除き,准看護師が病状等を確認した上で,医師に報告し,医師
が診察の要否を判断している。
368 和歌山刑 平成26年3月25日
懲罰審査会において,被収容者の補佐人である刑務官と審査者
の職員とが混在して着席しているので,被懲罰者,補佐人と審査
者が対面して着席すべきである。
未報告
懲罰審査会に付議された被収容者と補佐人は弁明等について事前に面接
が実施されているため,当該被収容者は補佐人の存在を明確に把握できる
状況にあり,これまでも特に問題は生じていない。審査室が狭あいである
ため,対面での着席は難しい。
369 和歌山刑 平成26年3月25日
懲罰審査会において,被懲罰者の弁明や行為の原因理由を具体
的かつ丁寧に聴取すべきである。
未報告 法令に基づき適正に実施している。
370 和歌山刑 平成26年3月25日
運動会などの行事には,被収容者と職員が同じ立場で参加し,
お互いの信頼関係を築くよう検討していただきたい。
未報告
行事等が事故なく安全に実施できるよう,職員は全力を尽くすことが最
優先となることから,行事の企画は,その対象者の数や資質等に応じて検
討する。
371 姫路少刑 平成26年3月31日
上級庁と協議の上,被収容者にアレルギーによるアナフィラキ
シーショックが生じた場合,医療関係者が不在であっても,アナ
フィラキシー補助治療剤の投与を行うなど,非常事態に備えた体
制を整備するように要望する。
未報告
医師以外の者がアナフィラキシー補助治療剤を投与することは医師法に
抵触するおそれがあり,当所限りでは対処できないことから,上級庁に報
告することとしたい。
372 奈良少刑 平成26年3月28日
前年まであったサッカー大会が中止になった理由が被収容者に
説明されていない。
平成26年4月25日
昨年12月,各実習担当職員から受持ち受刑者に告知し,本年1月の体
育レクリエーション委員会で再度告知した。告知時に面会等で聞いていな
い者もあると考えられることから,今後は周知方法を見直す。
373 奈良少刑 平成26年3月28日 サッカーを再びできるように検討されたい。 平成26年4月25日
サッカーについては,昨年度,負傷者が続出したことから,安全上の配
慮として,実施を見合わせることとした。
374 奈良少刑 平成26年3月28日 運動スペースを広く取るようにされたい。 平成26年4月25日
運動スペースを広く取ることは重要であると認識しているが,現在の当
所の敷地や建物との間隔,構外には新興住宅地が接近して建築されている
などの状況から,運動種目も限られ,現行の範囲とせざるを得ない。
375 奈良少刑 平成26年3月28日 薬が出ないとの申出があり,改善を求める。 平成26年4月25日
被収容者に薬剤の服用が必要かどうかは医師が判断しており,また,備
薬の使用についても,関係法令に基づき適正に投与している。
376 奈良少刑 平成26年3月28日 歯科医療を1か月待たされたとの申出があり,改善を求める。 平成26年4月25日
歯科医師が,原則として願い出があった順番に毎週1回実施し,願い出
から2週間前後で実施しているところ,歯科医師の休診等により,4週間
前後を要する場合がある。早期に治療が必要な者については,可能な限り
早く治療を実施している。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
377 奈良少刑 平成26年3月28日 AEDを設置してほしいとの申出があるので,検討されたい。 平成26年4月25日
AEDは,平成18年3月15日に処遇部門保安事務室及び庶務課に設
置済みである。
378 奈良少刑 平成26年3月28日 マスクを支給してほしいとの申出があるので,検討されたい。 平成26年4月25日
マスクの着用については,季節性インフルエンザの流行期等に限り,感
染症対策の一環として,被収容者及び職員に対し着用を義務付けている。
今後も保健衛生上の必要性を勘案の上,適正に対応する。
379 奈良少刑 平成26年3月28日
精神疾患に関する精神安定剤や睡眠導入剤の数が多すぎるので
減らしてほしいとの申出があり,適切な対応を求める。
平成26年4月25日
精神安定剤や睡眠導入剤については,常勤医師及び精神科医師(非常勤
医師)により,適正に処方している。
380 奈良少刑 平成26年3月28日
病名,薬品名,薬の効能,薬の必要性について,十分な説明が
なされていないことが伺え,丁寧な対応が必要である。
平成26年4月25日
病名,薬品名,薬の効果及び薬の必要性等については,医師をはじめ看
護師等が説明しているが,引き続き,適切な説明に勤めてまいりたい。
381 奈良少刑 平成26年3月28日
食器に固まった米やごみが付いているので,きれいに洗ってほ
しいとの申出があり,改善を求める。
平成26年4月25日
食器は洗浄専用機械を用いて洗浄し,常日頃から洗浄の徹底を図ってい
る。今後も引き続き十分注意し,衛生管理の徹底に努める。
382 奈良少刑 平成26年3月28日
集会で出されるお菓子類の量を増やしてほしい,500円と1
000円で選べるようにしてほしい,優遇措置で買える食料品の
限度の値段を上げてほしいという申出が増えており,改善を求め
る。
平成26年4月25日
優遇措置の嗜好品については,訓令等により,購入額の合計が500円
を超えない範囲内において,品名及び数量を定めることになっている。今
後も嗜好品の内容の充実に努める。
383 奈良少刑 平成26年3月28日 食事の量を増やしてほしいという申出があり,改善を求める。 平成26年4月25日
毎年1回,被収容者の嗜好調査を行い,毎月,給食委員会を開催して献
立内容を検討しており,ボリューム感のある副食を給与するように努めて
いる。
384 奈良少刑 平成26年3月28日
炊事で働いている受刑者が,平日休むときに自室で休むことが
できるように検討されたい。
平成26年4月25日
炊事工場就業受刑者の平日休みの際は,保安処遇上の問題から,職員が
配置されている寮の居室に収容している。
385 奈良少刑 平成26年3月28日
今年も職員の暴言や理不尽な行動に対する申出が一定数あり,
改善を求める。
平成26年4月25日
被収容者に対する適正な注意指導方法については,常日頃から注意を喚
起して人権意識の向上に努めており,引き続き人権尊重の意識を高める研
修等を実施して,改善に努める。
386 奈良少刑 平成26年3月28日
居室検査の時に,土足で居室に入られた,持ち物を乱雑に取り
扱われたとの申出がある。
平成26年4月25日
調査した結果,居室検査時に職員が土足のままで居室内に入ったとする
事実は認められなかった。居室検査の際には,室内の物品を乱雑に取り扱
わないよう注意し,検査後は現状に復すよう,引き続き指導を徹底する。
387 奈良少刑 平成26年3月28日
小票制度をなくしてほしいという申出が一定数あり,改善を求
める。
平成26年4月25日
小票とは,優遇措置の評価資料として,受刑者に対し職員が注意指導し
た事実を記録するものであるが,今後は,受刑者にも理解しやすい運用方
法を検討し,優遇措置の適正な運用を図る。
388 大阪拘 平成26年3月11日 委員会の回数の増加又は委員の増員を検討されたい。 平成26年4月10日
予算措置されていることから,当所限りで対応できない事項であり,意
見があったことについては,上級官庁に伝達したい。
389 大阪拘 平成26年3月11日
職員による言動を問題視する訴えがあることから,改善に向け
た具体的な取組がなされるべきである。
平成26年4月10日
職員の人権意識の向上に努めているところであるが,今後も職員研修等
を通じ,引き続き人権意識の向上に努めていく。
390 大阪拘 平成26年3月11日
雨天で戸外運動が中止となった場合の代替日の要望があること
から,改善への工夫が求められる。
平成26年4月10日
戸外運動のスペースや連行・戒護に当たる職員配置との関係上,代替日
を設けることは困難である。
391 大阪拘 平成26年3月11日
冬季において,洗い場や出入り口の床部分が冷たくて我慢しが
たいとの苦情があったが,敷物などを工夫することで,経費的に
も僅かな出費で改善できると思うので,被収容者の意見を徴して
改善されたい。
平成26年4月10日
風呂場の敷物については,以前は足ふきマット等を使用していたが,衛
生上の問題からすのこに変更した経緯があるところ,洗い場も含め,引き
続き検討してまいりたい。
392 大阪拘 平成26年3月11日
日用品の購入について,値段や品目に対する不満がある。1社
に特定せず,複数業者を選定するなどの工夫がされるべきであ
る。
平成26年4月10日
自弁物品購入に係る取扱業者は,全国の刑事施設同一の業者であり,全
国統一の規格及び価格となっていることから,当所限りで対応できない事
項であり,意見があったことについては,上級官庁に伝達したい。
393 大阪拘 平成26年3月11日
拘置所で購入した物品について,一旦外に出て再入所する場合
に再び携行しようとすると制限されるという意見があるが,経済
的に余裕のない者にとっては切実な問題と思われ,改善が望まれ
る。
平成26年4月10日
当所で購入した物品であっても,いったん釈放となった後,再入所時に
携有した物品で,検査等ができない場合は,管理運営上,使用できない場
合がある。
394 大阪拘 平成26年3月11日
歯科や精神科治療への不満が多く見られるので,医師の補強・
増員を図られたい。
平成26年4月10日
歯科治療,精神科治療とも,当所医師の診断を踏まえ,適正に診察等を
行っているが,今後も引き続き努めていく。
なお,医師の補強・増員については,上級官庁に報告することとした
い。
395 大阪拘 平成26年3月11日
精神科・神経内科等の外部医療機関で処方されている薬物と同
種薬物の投与を望んでも,受け入れてもらえない,あるいは受け
入れてもらえるまでに時間を要したとの不満が,複数件見受けら
れた。
平成26年4月10日
外部医療機関と異なる処方を行うこともあるが,外部医療機関の診察の
結果を踏まえ,当所の医師が適切に処方している。
396 大阪拘 平成26年3月11日
警察から移送されてきた場合と他の拘置所から移送されてきた
場合等,移送元施設によって当所医務への診療情報の提供に差異
があるのだとすると,平等の取扱いをすべき国の機関として問題
があるので,早急に改善を図るべきである。
平成26年4月10日
警察官署等に申し入れするとともに協議する場所を設け,傷病を有する
者が入所する際は,入所前に移送元施設等から診療情報を取り寄せるよ
う,引き続き努めていく。
397 大阪拘 平成26年3月11日
刑確定者(死刑確定者を含む)であっても,再審請求を検討す
る者や現に再審請求をしている場合には,弁護士と立会人なく,
原則,時間の制約を受けずに自由に打合せや面談ができるという
処遇・運営をすべきである。
平成26年4月10日
再審請求に係る弁護人との面会の立会いについては,最高裁判決を踏ま
え,適切な運用を図るよう見直しを図っている。
398 大阪拘 平成26年3月11日
再審請求を検討する者や現に再審請求をするため,弁護士と立
会人なく打合せや面談をしている際は,弁護士側がパソコンを利
用して面接内容を記録化することを,原則自由とすべきである。
平成26年4月10日 パソコンの使用について,意見があったことは上級官庁に伝達する。
399 神戸拘 平成26年3月14日
これまで通り,視察委員会に対し,広く情報公開を行って欲し
い。特に,施設で発生した事件については,速やかに報告された
い。
平成26年3月25日 従来通り,広く,速やかに視察委員会に対する情報提供を実施する。
400 神戸拘 平成26年3月14日
地域住民,法務局,弁護士会人権擁護委員会等との意見交換会
や,中学生や高校生の施設見学等,広報活動を積極的にされた
い。
平成26年3月15日
施設見学を募集する範囲を広げ,その機会を増やすなど,より積極的な
広報活動に努める。
401 神戸拘 平成26年3月14日
提案箱の近くに意見・提案書と筆記用具を備え付けてもらいた
い。
平成26年3月15日
提案箱近くに,意見・提案書と筆記用具を備え付けても,その場で記載
することはできず,また,被収容者が,他の目的で意見・提案書や筆記用
具を使用することが予測されるため,現状どおりとする。
402 神戸拘 平成26年3月14日
被収容者から,文書による診療情報の提供の希望があった場
合,できるだけ,文書で情報提供するよう配慮願いたい。
平成26年3月15日
「被収容者の診療記録の取扱い及び診療情報の提供に関する訓令」に基
づき,適切に実施する。
403 神戸拘 平成26年3月14日 外国語の辞書類の充実を図られたい。 平成26年3月15日
英語,中国語,韓国語,ペルシャ語,フランス語,ドイツ語及びスペイ
ン語等の書籍70冊及び辞書6冊を整備した。
404 神戸拘 平成26年3月14日 職員の勤務環境改善やメンタルヘルスに配慮されたい。 平成26年3月15日
施設運営方針として勤務環境の改善に取り組み,また,直属の上司が部
下職員の相談・助言を行う制度により,メンタルヘルスにも配慮してい
る。
405 鳥取刑 平成26年3月14日
医療業務のうち,一部の診療科の外部委託を積極的に検討する
ことは,業務負担軽減及び被収容者の健康管理の観点から重要と
考えられるので,積極的に,より良い医療体制を構築されるよう
努力していただきたい。
平成26年4月22日
歯科,整形外科,精神科及び皮膚科の外部専門医を招へいし,また,必
要に応じて地域の外部病院への通院や入院をさせているところ,今後にお
いても,当所の医療の充実を図るとともに,地域医療との共生を推進して
まいりたい。
406 鳥取刑 平成26年3月14日
鳥取刑務所を相手方とする民事訴訟に関して被収容者が弁護士
と面会する場合は,立会無しでの面会を認める運用について検討
されたい。
平成26年4月22日
被収容者が当所を相手方とする民事訴訟のため,弁護士との面会を希望
する場合は,原則として刑務官の立会なしで面会を実施させている。
407 鳥取刑 平成26年3月14日
鳥取刑務所では,改善指導において複数の外部講師を依頼する
など,積極的な対応をされており,今後も実効性のある実践プロ
グラムの実現に努力されたい。
平成26年4月22日
今後とも再犯防止指導に有効な外部指導者を積極的に招へいするなどし
て,より一層の再犯防止施策の充実・実施に努めていく。
408 松江刑 26.1.16 被収容者への対応方法の研修を充実されたい。 平成26年2月20日
処遇技法や人権に関する研修を通じて職員に指導を行っているところで
あるが,さらに指導を徹底させていきたい。
409 松江刑 26.1.16
施設工事の関係で工場就業者の屋外運動ができない状態であ
り,何らかの改善が必要。
平成26年2月20日
今後の工事の進捗状況に応じて,屋外での運動が可能となるよう,検討
を重ねていきたい。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
410 島根セ 平成26年3月27日
職員の言動は,平成21年度,平成23年度及び平成24年度
の委員会意見書においても言及しているが,受刑者の提案の中に
一部職員が受刑者に対して侮辱的言動をし,また,受刑者に対す
る態度が平等でない旨苦情が見られたことから,引き続き職員の
資質向上や人権意識の高揚を図り研修を充実していただきたい。
未報告(平成
26年度視
察委員会に
て報告予定) 従前から被収容者の権利に係る研修は実施しており,今後も継続してい
きたい。
411 島根セ 平成26年3月27日
受刑者からの苦情等については,職員全体に対する注意喚起の
みでなく,苦情等の対象となった職員に対し,事情聴取を行うな
どの事実関係の解明に努めていただきたい。
未報告(平成
26年度視
察委員会に
て報告予定) 従前から事実関係を解明するため事情聴取を実施しており,今後も継続
していきたい。
412 島根セ 平成26年3月27日
不適切な言動等が認められた職員に対し,適切な指導等を行う
とともに,職員がそのような言動に至った経緯等について調査
し,職員自身に必要な措置をとられたい。
未報告(平成
26年度視
察委員会に
て報告予定) 従前から事実関係が判明した場合,職員に対し,指導等を実施してお
り,今後も継続していきたい。
413 島根セ 平成26年3月27日
平成22年度の委員会意見書において受刑者から食事の内容
(量及び質)・自弁物品の価格について問題提起されていること
について,適切な評価を行うためにも他施設の資料等の提供を求
めているが十分な回答は得られていないので,今後,問題提起に
対し,委員会から要望があったときは,他施設の資料等を開示し
ていただきたい。
未報告(平成
26年度視
察委員会に
て報告予定) 他の刑事施設に照会し,可能な範囲で回答する。
414 岡山刑 平成25年9月17日 意見提案書の用紙について定期的に確認して補充されたい。 平成25年10月8日 定期的に確認し,補充することとした。
415 岡山刑 平成25年9月17日
賭博行為を助長することとなるため,刑務作業が行われない休
日の夕方にテレビ放映される競馬中継を規制できないか。
平成26年2月25日
平成25年12月13日付けで指示を発出し,視聴させないこととし
た。
416 岡山刑 平成26年2月25日
岡山刑務所で発生した公判終了時の逃走未遂事案について,未
然防止に万全を期されたい。
平成26年3月26日
所長指示等を発出し,同種事案の再発防止や具体的方法について指示し
たほか,逃走防止に係る職員研修や訓練を実施した。
417 岡山刑 平成26年2月25日
居室備付けのコップ類の消毒については規定がなく,担当職員
が協議して消毒日を決めているとのことであるが,基準を設定
し,消毒を実施願いたい。
平成26年3月26日
居室内には,食器用液体洗剤,洗浄用スポンジを備え,必要に応じて,
炊場で洗浄,消毒を実施している。今後必要が認められれば消毒について
規定することを検討する。
418 岡山刑 平成26年2月25日
雑巾,たわし等の備品について在庫管理を徹底し,在庫切れに
ならないよう管理願いたい。
平成26年3月26日
衛生用品(雑巾,たわし等)の備品については,努めて在庫切れがない
ように管理しているが,予算上の制約を踏まえつつ,消耗状況を確認した
上,必要に応じて交換を実施している。
419 岡山刑 平成26年2月25日
居室網戸の破損について,適宜修理を実施していると思われる
が,破損修理を励行し,虫対策に努められたい。
平成26年3月26日
防虫対策は,殺虫剤の使用を認めているとともに,居室網戸の破損につ
いては,破損状況や被収容者から修理の願い出があった場合等,順次,修
理を実施している。今後も,計画的に実施する。
420 岡山刑 平成26年2月25日
夏季の2分間のシャワー入浴については,更に時間を増やす方
向で改善を検討されたい。
平成26年3月26日
夏季処遇におけるシャワー入浴は,予算の範囲内で同入浴を実施せざる
を得ない状況にある。そこで,当所は,特に暑く,入浴を実施しない就業
日に,シャワー入浴が実施できるよう配意して同入浴の時間及び回数を設
定している。シャワー入浴の時間を増やした場合,同入浴の回数を減じざ
るを得なくなるため,現時点においては,直ちにシャワー入浴の時間を増
加させることはできない。
421 岡山刑 平成26年2月25日
夏季に体育館で行う慰問,集会等において,体調不良者が発生
したとのことであるが,クーラーの設置を上申するなど,熱中症
予防対策に万全を期せられたい。
平成26年3月26日
通風の確保,扇風機の使用等,対策を講じた上で実施したが,体調不良
者が発生した。今後,同時期の実施については,再検討することとした。
体育館のクーラー設備については,多額の予算が必要となり,事実上,同
設備の設置は困難である。
422 岡山刑 平成26年2月25日
備薬巡回を週2回から週1回に変更しているが,投薬を必要と
する者については,次回の巡回日までに薬が不足しないように徹
底されたい。
平成26年3月26日
シップ類や塗薬等については,次回実施されるまでの必要数を交付して
いる他,備薬巡回以外の日に申出があれば,確認した上で交付している。
423 岡山刑 平成26年2月25日
座薬は,洗面器に水を入れて5分間冷やして使うとのことであ
るが,夏場の座薬管理について,クーラーボックスの設置等,改
善の余地がないか検討されたい。
平成26年3月26日
被収容者に配布している座薬については,冷蔵保管しなければならない
ものではなく,軟化した場合は冷水又は冷蔵庫に入れて硬化させてから使
用するよう定められていることから,薬効上問題ない。
424 岡山刑 平成26年2月25日
他施設における職業訓練の募集枠の拡大を上申するなどし,受
け入れ先の拡大について積極的な施策を推進されたい。
平成26年3月26日
選定基準等の設定に関しては職業訓練実施施設によるものであることか
ら,その変更は困難であると思われるが,機会あるごとに働きかけを行う
こととしたい。
425 岡山刑 平成26年2月25日
高等学校卒業認定試験受験者用にワークブックや予習問題集を
官本として整備していると聞いているが,教科指導とも関連する
ので,この種官本の充実に努められたい。
平成26年3月26日
本年度は,教科指導関係の図書として,数Iの教科書10冊を,さらに
ワークブックや予備問題集等4種40冊を整備したところである。
426 岡山刑 平成26年2月25日
通信教育を受けている場合,資格の認定を受けることは受刑者
の励みにもなるので,今後とも資格試験実施機関としての認定数
の増加を図るように努力されたい。
平成26年3月26日
公的な資格試験を所内で実施(当所を試験会場と認定してもらう)する
ためには,1年間に数回,一定以上の受験人員を確保しなければならず,
多種,多様の通信教育を行っている現状では,資格試験の所内実施は困難
である。
427 岡山刑 平成26年2月25日
法令上,作業報奨金の告知は,作業報奨金の計算高のみを告知
することとなっているが,具体的な評価内容についても告知する
など柔軟な対応を図られたい。
平成26年3月26日
作業報奨金の告知については,法令に基づいて実施しており,評価内容
について,具体的に告知しなければならない旨の規定はない。必要と認め
た場合は,作業の取組状況等に関する注意指導や助言を行うこととしてい
る。
428 岡山刑 平成26年2月25日
自弁購入の日刊紙としては,3種類の各日刊紙が許可されてい
るようであるが,今後,種類を拡大する方向で検討願いたい。
平成26年3月26日
刑事施設及び被収容者の処遇に関する規則第34条の規定に基づき,適
正に実施している。年1回,被収容者の閲読希望を調査して決定している
が,希望数が拮抗するなど,具体的に検討が必要になれば検討したい。
429 岡山刑 平成26年2月25日
電子辞書の自弁購入要望が多数ある。許可する方向で改善でき
ないか検討願う。
平成26年3月26日
訓令上,電子辞書は特に必要があると認められる場合に限り使用を許可
する物品であり,受刑者からの申出内容及び当該物品の用途に鑑み,使用
が必要と認められる事情があり,かつ,処遇上有益である場合に個別判断
することとしている。
430 岡山刑 平成26年2月25日
私本を官本として寄付したいとの要望が多数ある。申出のあっ
た私本を選別し,寄贈受入れを検討願う。
平成26年3月26日
受刑者からの寄付を認めると,特定の一部被収容者が必要以上の寄付を
行い,力を誇示するなど,施設の規律秩序の維持に支障を来すおそれがあ
る。
431 岡山刑 平成26年2月25日
自弁タオルについて,品質の低下,下着類の価格が極端に高い
との意見が多数ある。一括契約業者の契約更新時には,業者の変
更も含め,矯正管区ごとに選定業者を決めるなどの方策がとれな
いか,上級庁とも協議し,改善を図られたい。
平成26年3月26日
機会を見て,自弁物品の品質向上及び価格の低減について,意見具申を
行う。
432 岡山刑 平成26年2月25日
担当職員の言動や不公平な措置を訴えるものが多い。被収容者
の処遇に当たる職員に対し,研修及び訓練が形骸化することのな
いように特段の注意を払われたい。
平成26年3月26日
被収容者処遇に関する職員研修は,職員全員を対象とした全体研修とと
もに,各課,各部門の小グループによる職務研究会を実施している。研修
が形骸化しないよう努力し,適正な処遇に努める。
433 岡山刑 平成26年2月25日
支所の運営について,少ない人員で,多様な業務に当たってい
る。支所の収容人員の増減に注意を払い,適宜適切な応援体制を
執るよう願う。
平成26年3月26日
同支所の運営については,常に配意し,毎月,幹部職員が交代で,検査
を兼ねた実情調査等を行っているほか,長期に渡る労役場留置者や処遇困
難者,特別な医療措置の必要な者については,本所に収容する等して,同
支所の負担軽減を図っている。
434 広島刑 平成26年3月24日
常勤医師の欠員が1名あるが,精神疾患の患者の多さから見て
問題であると思われるので,精神科医の充足に努められたい。
未報告
(平成26年5月8日
予定)
矯正施設への医師の派遣等の協力を引き出すことは,より一層困難を極
めているところであるが,地域医療機関との連携・協力体制の強化は,
様々な機会を捉えて積極的に推進している。
435 広島刑 平成26年3月24日
昨年も指摘していることではあるが,歯科と耳鼻科の診療につ
いては,なお不十分であることは否めず,一層地域医療機関との
連携・協力体制の強化を図り,診察回数や診察時間の拡大に努め
られたい。
未報告
(平成26年5月8日
予定)
歯科の派遣医師の増員については実現できなかったものの,効率的な実
施に努め,待機期間の短縮が図られた。耳鼻咽喉科については,2か月か
ら3か月毎に1回の定期的な招へいによる診療を確保し,その体制を維持
していることから,患者数は増加しておらず,待機期間が長期に渡ること
はない。引き続き,より適正な医療を提供するための努力を行っていく。
436 広島刑 平成26年3月24日
共同室と単独室のテレビ視聴について格差を設けている事は承
知しているが,単独室への収容が増加していることに鑑み,格差
の解消を検討されたい。
未報告
(平成26年5月8日
予定)
単独室のVTR視聴の機会を増やす予定である。
437 広島刑 平成26年3月24日
被収容者への職員の対応については,十分な指導を行っている
との回答がなされているが,なお,乱暴で侮辱的な発言等がある
ように見受けられるので,引き続き指導に十全を期されたい。
未報告
(平成26年5月8日
予定)
ロールプレイング等の研修を実施し,職員個々の職務能力の向上に努め
ており,今後も,継続して実施していく予定である。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
438 広島刑 平成26年3月24日
職員の一部に,被収容者に対して,当委員会宛て意見書の発信
に際しては発信する旨を申告するように発言をなした職員が存在
した。このような発言は,当委員会の存在意義を失わせかねない
行為であるので,今後は職員に対して,このようなことがないよ
うに,また当委員会の意義について,十分に指導されたい。
未報告
(平成26年5月8日
予定)
視察委員会の意義等については,職員研修を実施し,理解を深めさせて
いる。
439 広島刑 平成26年3月24日
日用品の購入については,アンケートなどにより被収容者の購
入希望品目を把握し,それに基づき品目や種類をできるだけ豊富
にするよう努めるとともに,納入業者に対して,価格面をも改善
するよう当刑務所から申し入れることを要望する。
未報告
(平成26年5月8日
予定)
日用品の品目,種類及び価格面について,被収容者から要望や苦情等が
あれば,その都度内容を検討し,民間業者に対し改善の申入れを行ってい
る。
なお,現在販売している日用品は,全国の刑事施設で統一して販売して
いることから,当所からの申入れにより,早急に商品変更や価格変更が行
われることは難しい状況にあるが,改善可能と思われる商品については,
今後も引き続き,申入れを行う予定である。
440 山口刑 平成26年3月4日 テレビ取材の受入等積極的な情報公開をしていただきたい。 未報告 矯正広報については,今後も積極的に行っていくこととしている。
441 山口刑 平成26年3月4日
平成25年度に死亡した被収容者の死亡原因が明確でなかった
ため,被収容者の死亡事案が発生したときには,その死亡原因を
できる限り明確にするようにしていただきたい。
未報告
被収容者が死亡した際は,可能な限りその死亡原因を特定するよう努め
る。
442 山口刑 平成26年3月4日
被収容者の診察の希望の申出については,できる限り速やか
に,かつ十分な診察を受けられるように対応していただきたい。
未報告
被収容者からの診察希望の申出については,必要に応じて適切に診察を
実施している。被収容者からの診察希望の申出については,当該被収容者
の病状や診察の必要性,緊急性等を総合的に判断した上で,診察の要否を
決めているところであり,今後も,引き続き,適切な医療に努めてまいり
たい。
443 山口刑 平成26年3月4日
医療を担当する医師や看護師に対しては,医療技術の維持・向
上を図れるよう配慮していただきたい。
未報告
定期的な研修等を実施しているほか,施設外で行われる研修等に積極的
に参加し,知識及び技能の向上に努めている。
444 山口刑 平成26年3月4日
夜間及び休庁日においても,被収容者が適切な医療を受けられ
るような体制を作っていただきたい。
未報告
夜間及び休庁日においても,外部病院における診察を行うなど適切に対
応している。
445 山口刑 平成26年3月4日
多様な病気に対応できるようにするため,非常勤の外部医師を
積極的に雇用していただきたい。
未報告
常勤医師のほか,嘱託医師を活用し,可能な限り多様な病気に対応でき
る体制を採っている。
なお,非常勤医師については,予算の範囲で採用している。
446 山口刑 平成26年3月4日
医師に対しては,他の医療機関に劣らない給料を支給するよう
にしていただきたい。
未報告 本意見については,上級庁等へ報告する。
447 山口刑 平成26年3月4日
今年度,萩拘置支所における収容がなかったことから,被収容
者を受け入れるように取り扱っていただきたい。
未報告
萩拘置支所には必要な職員を配置し,検察官による移送指揮等がなされ
た場合,被収容者を受け入れる取扱いとしている。
448 山口刑 平成26年3月4日
各拘置支所の被収容者から書面の提出がなかったため,投書箱
を増設するなどしていただきたい。
未報告
必要に応じて,投書箱の設置場所を変更したり,投書箱を増設するなど
の対応を検討中である。
449 山口刑 平成26年3月4日
被収容者から,寝具の衛生面に対する不満があったため,可能
な限り配慮していただきたい。
未報告
寝具については定期的な布団乾燥及び寝具の更新を行っており,今後も
衛生面に配慮した処遇を行う。
450 山口刑 平成26年3月4日
被収容者が十分な時間を取って新聞を閲読できるよう配慮して
いただきたい。
未報告
新聞紙の閲覧時間の延長等は困難であるため,ラジオ及びテレビの視聴
等の方法も含めて検討する。
451 山口刑 平成26年3月4日
被収容者が弁護士と面会を行う際,職員が立会しないことを希
望した場合,その希望は尊重していただきたい。
未報告 事案ごとに個別具体的に検討した上で適切に対応している。
452 岩国刑 平成25年11月15日 色鉛筆のばら売りを要望する。 平成25年11月28日
要望に柔軟に対応できるよう,事業者に対し積極的に働きかけを行い,
不満の解消に努める。
453 岩国刑 平成26年3月25日 更なる迅速・適切な診療を実施していただきたい。 平成26年3月28日
診察申込みの方法を改善するなどしたが,今後も,症状の的確な把握に
努め,更なる改善策を検討し,迅速・適切な診療の実施に努めていく。
454 岩国刑 平成26年3月25日
医師不足解消の方策や外部医療機関への委託等も含めた抜本的
な医療体制の改善策を実施できるよう,上級庁に伝えていただき
たい。
平成26年3月28日
上級庁において,「矯正医療の在り方に関する有識者検討会」を設置
し,医官の確保を始め,有識者からの幅広い意見を伺うことで矯正医療の
基盤を整備し,その適正な運用を図っている。
455 岩国刑 平成26年3月25日
集会時のお菓子について,被収容者の意見を踏まえた選定をし
ていただきたい。
平成26年3月28日
毎回,喫食状況を確認の上,好評な菓子については,嗜好を考慮した上
で選定し,甘味,辛味のある菓子なども適宜盛り込み,バラエティのある
内容となるよう選定を行っている。
456 岩国刑 平成26年3月25日
貴所で行われている職業訓練以外での被収容者の希望を踏まえ
た多様な職業訓練の実施をお願いしたい。
平成26年3月28日
当所指定の職業訓練の他に,他施設での職業訓練への応募を積極的に働
きかけるなど,実効性のある職業訓練の受講について検討したい。
457 岩国刑 平成26年3月25日
女性の就業しやすい職業等出所後を意識した,実効性のある職
業訓練を実施していただきたい。
平成26年3月28日
現在実施中の職業訓練の安定的な実施等に努めるとともに,新たな種目
の導入について,引き続き検討したい。
458 岩国刑 平成26年3月25日
日用品等物品の販売については,特定の業者に委託されてお
り,全国統一販売物品になっている旨を受刑者に周知徹底してい
ただきたい。
平成26年3月28日
全国で同一の事業者が指定され,同事業者が全国統一の仕様,価格で提
供していることを,受刑者に周知徹底する。
459 美祢セ 平成26年3月31日
自殺事故防止のため,より充実した監視体制とセンター生の心
情把握が望まれる。心情把握については,専門家である心理カウ
ンセラーの常駐,監視体制については,人的監視にも限界がある
ので,生体反応に連動するICタグの採用等も検討すべきであ
る。
未報告
(平成26年5月9日予定) これまでも刑務官及び調査専門官による面接等を通じ,センター生の心
情把握を行っているところ,今後も,随時,面接を行うなどして心情把握
に努める。監視機器の整備については,機器の更新時期を捉えて意見交換
を行っていく。
460 美祢セ 平成26年3月31日
事例を用いた具体的なグループワークやロールプレイ等の方法
を取り入れた研修を実施するなど,より一層効果的・実効的な教
育研修を実施し,職員の資質の向上に努めるべきである。
未報告
(平成26年5月9日予定) これまでも,事故事例の検討やロールプレイング技法を用いた職員研修
を実施してきたところ,今後も,より効果的な職員研修の在り方を検討す
る。また,「矯正職員の使命」を周知し,矯正職員としての誇りと自覚の
高揚に努める。
461 美祢セ 平成26年3月31日
土曜日と日曜日の午前中におけるテレビ視聴を認め,社会で現
在起きている事象の把握に努めさせるべきである。
未報告
(平成26年5月9日予定) 本年4月から,平日に加え,休日及び矯正指導日の朝も,時事報道に係
るテレビ番組を視聴させることとした。
462 美祢セ 平成26年3月31日
熱中症対策について,各居室の扇風機の使用時間の制限等,室
温に応じて臨機応変に運用されることを望む。
未報告
(平成26年5月9日予定) 熱中症対策については,御意見のような方策が執れるのか,民間事業者
とともに,検討していく。夏季期間に高温環境での作業となり得る者につ
いては,別途,対策を講じる。
463 広島拘 平成26年3月13日
刑事施設医療について,国及び関係機関が,本年1月21日,
「矯正施設の医療の在り方に関する報告書〜国民に理解され,地
域社会と共生可能な矯正医療を目指して〜」の提言を踏まえなが
ら,刑事施設医療の厚生労働省への移管など日本弁護士連合会が
指摘する抜本的な改革に取り組むことを強く求める。
平成26年3月25日
施設限りで対応できない事項であり,御意見があったことについては,
上級官庁に伝達したい。
464 広島拘 平成26年3月13日
昨年12月10日の最高裁判決を真摯に受け止め,刑事収容施
設及び被収容者等の処遇に関する法律第112条ただし書き,同
法第116条第2項に関する基準又は職員立会・録音・録画をな
すことが必要であると予想される具体例等を公開し,あるいはマ
ニュアルを作成等するなど,然るべき対応をとるよう求める。
平成26年3月25日
最高裁の判決内容を踏まえて発出された通達及び通知に基づき,職員の
立会について,適切に対応してまいりたい。
465 広島拘 平成26年3月13日
未決拘禁者に対しても受刑者と同様の運転免許更新手続を認め
るべく,然るべき対応をとるよう求める。
平成26年3月25日
特定失効者に対する免許の更新は,通達等で定められており,現在のと
ころ受刑者のみが対象であるため,未決拘禁者には実施していない。
なお,貴委員会からの意見については,上級官庁に伝達したい。
466 広島拘 平成26年3月13日
未決拘禁者に対しても受刑者と同様に新聞紙の回覧を認めるよ
う求める。
平成26年3月25日
現時点において,法令上の規定はないことから,国費による未決被収容
者への新聞紙の整備は予定していない。
467 広島拘 平成26年3月13日 願箋を複写式に改めるよう求める。 平成26年3月25日
予算及び施設の管理運営上の観点から,複写式の願箋を整備する予定は
ない。
468 広島拘 平成26年3月13日
被収容者の経済力の差によって施設内の生活水準に格差が生じ
るような事態を避けるべく,自弁購入物品の販売価格をできるだ
け低廉なものにしていく一方で,同一種類の物品でも,価格帯
(品質)により数段階の品揃えを実現できるよう,然るべき対応
をとるよう改めて求める。
平成26年3月25日
自弁物品として取り扱う物品については,全国統一の物品が定められて
いるため,施設限りで対応できない事項であり,御意見があったことにつ
いては,上級官庁に伝達したい。
469 広島拘 平成26年3月13日
未決拘禁者については,歯間フロスの差入れを認めるよう求め
る。
平成26年3月25日
被収容者が使用できる物品は訓令等で定められているため,施設限りで
対応できない事項であり,御意見があったことについては,上級官庁に伝
達したい。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
470 徳島刑 平成25年7月22日 座布団の交換について,1年で交換することは可能か。 平成25年7月30日
座布団カバーについては,毎月1回洗濯して,衛生面も良好に保たれ,
また,同スポンジも,クッション性は担保されており,破損等もないこと
から,使用上,特に問題は認められない。
471 徳島刑 平成25年7月22日
夜間巡回時のドアの開閉音について,夜間巡回時のドアの開閉
音がうるさく,耳栓をしなければ眠れない状態になっている者も
いるとのことから,配慮はしているのか。
平成25年7月30日
扉にクッションゴム等の消音効果のある部材を取り付けるなどして,設
備面の配慮をするとともに,その開閉については,努めて音を出さないよ
う指導を繰り返している。
472 徳島刑 平成25年7月22日
食事の配膳の際の不正について,衛生係が配膳時に他の人のご
飯を少しずつピンはねする不正がなされたりしていないか。ま
た,配膳中は職員が監視するようにすることは可能か。
平成25年7月30日 常に職員監視のもとで行われている。
473 徳島刑 平成26年3月12日
回覧新聞閲読時間について,単独室で15分,共同室で30分
となっているところ,人数が多い部屋では一人当たりの時間が非
常に限られているため,一人当たり10分といったルールに変更
することは可能か。
平成26年3月19日
回覧新聞紙の購入部数を増やしているものの,回覧できる時間帯,部数
の制限から,共同室は30分,単独室は15分とぜざるを得ない。
474 徳島刑 平成26年3月12日 号令について,職員の号令が聴き取りづらい場面はあるか。 平成26年3月19日
職員の号令が聴き取りにくいとされる場合,拡声器や居室棟全体への放
送等で対応している。
475 高松刑 平成25年11月22日
被収容者の衛生面については,健康管理上,十分な配慮を要す
る。
平成26年2月24日
被収容者の衛生面については,法令等に基づいて十分な配慮を行うこと
に努めたい。また,意見に基づき連休明けの洗濯数を増加させることにつ
いては取扱いを改善した。
476 高松刑 平成25年11月22日 医務体制の運営には十全な配慮をお願いする。 平成26年2月24日
どの被収容者に対しても,一貫性のある公平な態度で診察・治療を実施
しているが,今後も適正な医療の実施に当たりたい。
477 高松刑 平成25年11月22日
集会菓子はその内容等について関心も高く,お菓子のバリエー
ションを増やすなど可能な範囲で対応を継続していただきたい。
平成26年2月24日
現時点においては,選択できるお菓子の数を増加させる予定はないもの
の,予算や保存の問題を考慮して,可能な限り,受刑者の集会菓子の購入
を援助することとしたい。
478 高松刑 平成25年11月22日
物品購入について, 風邪予防のためのマスク等健康管理上必要
なものに関しては,保安警備上支障がない範囲で善処できないか
検討を願う。
平成26年2月24日
医療上特に必要が認められる場合には,購入を許可する取扱いとしてい
るほか,使用させる必要がある場合には,当所から使い捨てマスクを給与
する扱いとしている。
479 高松刑 平成25年11月22日
被収容者の外部交通,殊に刑事事件手続における防御活動や訴
訟活動等の一環としての弁護士との接見・通信については,極め
て高度の配慮を要することはいうまでもなく,十分慎重な配慮を
もって行わねばならない。
平成26年2月24日
被収容者の外部交通について,その重要性は十分認識しているところ,
なお一層法令に基づいた適切な運用に努めたい。
480 高松刑 平成25年11月22日
担当職員の言動について,事実確認のうえ,しかるべき対応を
求める。
平成26年2月24日
職員による言動については,必要に応じて研修を実施する等しており,
今後とも適切な対応に努めるよう指導したい。
481 高松刑 平成26年3月19日 配食の適切性確保や食事内容の工夫には十分な配慮を願う。 未報告
食事については,管理栄養士が予算の範囲内で計画しているところであ
るが,職員及び配食係受刑者に指導を行うなど,異物混入の防止や公平な
配膳に努めたい。
482 高松刑 平成26年3月19日
冬場の寒さ対策が不十分であった場合,体調不良等に結びつき
かねないので,善処を期待する。
未報告
冬場の寒さ対策としては,衣類や毛布類の増貸与のほか,湯茶やお湯の
支給,工場におけるストーブの使用等所要の採暖措置を講じている上,高
齢や疾病等により身体機能が低下している者等には暖房設備のある居室へ
の収容等も講じているところであり,引き続き気温状況等を見ながら検討
したい。
483 高松刑 平成26年3月19日
被収容者の健康管理は,精神衛生等も含め,十分な配慮を要
し,今後も医務体制の運営には十分な配慮をお願いする。
未報告
精神科診察を含め,どの被収容者に対しても,一貫性のある公平な診
察・治療を実施しているが,今後も適正な医療の実施に当たりたい。
484 高松刑 平成26年3月19日
集会時のテレビ視聴については,洋画を増やすなど可能な範囲
での対応を検討願いたい。
未報告
映像設備に限界があるほか,多種多様の好みに適合するには限界がある
こと等から,現時点においては現状の取扱いを継続する考えであるが,意
見については今後の参考とする。
485 高松刑 平成26年3月19日
物品購入について一定の制約を設けているのは了解している
が,寒さ対策での手袋の購入など健康管理上必要なものについて
は,保安警備上支障がない範囲で善処願いたい。
未報告
受刑者の手袋の購入については,受刑者の身体状況や保健衛生の状況等
特に必要が認められる場合には,使用を許可する取扱いとしている。
486 高松刑 平成26年3月19日
性同一性障害であることが疎明されている受刑者については,
その処遇について配慮を求める。
未報告
性同一性障害等を有する被収容者が入所した場合には,その戸籍上及び
心理上の性別,外形上の変更の有無等に応じ,居室を指定するなどの取扱
いをしている。
487 高松刑 平成26年3月19日
差入れ物品が本人の手元に届くまで時間がかかっているのでは
ないか。また,差入れが不許可となった場合には受刑者の問い合
わせに対応願いたい。
未報告
差入れの許可を受けている者からの差入れについては,受付後,速やか
に各部門から交付している。また,不許可となった差入れは受刑者の問い
合わせに対応することとし,受付できない物品については,返戻等の対応
もしており,今後も法令に基づいた適切な運用に努める。
488 高松刑 平成26年3月19日
視察委員との面接が妨げられることがあってはならず,職員へ
の指示・教育の徹底を求める。
未報告
調査した限りにおいて,そのような事実は認められないが,今後とも適
切な対応に努めるよう職員に対し指導したい。
489 高松刑 平成26年3月19日
被収容者の立ち直りのため,さらなる積極的かつ具体的な対応
をお願いする。
未報告
今後も,社会復帰支援指導,受講者アンケート等の実施,外部講師や関
係機関等との意見交換を行い,一層の充実に努めることとしたい。また,
被収容者からの苦情や相談助言等は,従前から真摯に対応しており,対応
の可否についても,可能な限り回答することに努めている。今後も被収容
者に対する説明には配意していきたい。
490 高知刑 平成26年3月6日
全国統一商品である自弁物品については,価格等,被収容者ア
ンケートを行うなどして,要望に柔軟に対応する商品とされた
い。
平成26年3月6日
自弁物品は,全国統一商品であることから,価格等について施設におい
て対応することができない事項であるため,意見については,上級庁に伝
える。
491 高知刑 平成26年3月6日
職員の言葉遣いを不満とする内容の被収容者からの提案が見受
けられることから,より一層の適切な言葉遣いについて職員研修
等により意識喚起に努められたい。
平成26年3月6日
職員に対する研修等の機会を通じ,適切な言葉遣いについて,より一
層,意識の喚起を図っていく。
492 高知刑 平成26年3月6日
近隣住民の避難場所となる武道鍛錬場について,地域住民が安
心して避難できるよう耐震化工事又は建て替えをお願いしたい。
平成26年3月6日
施設の耐震化又は建て替えには予算が必要となり,施設限りでの対応が
困難であることから上級庁に対し,必要な予算を要求するなどしていく。
493 高知刑 平成26年3月6日
今後予定されている建築物の建設工事においては,外塀を取り
壊さない方法での工事を検討してもらいたい。
平成26年3月6日
建築物の建設計画については,施設限りで変更することができないた
め,視察委員からの意見については,上級庁に伝える。
494 北九州医刑 平成26年3月25日 運動を毎日実施するとともに,運動時間を増やしてほしい。 平成26年4月18日 関係法令に基づき,毎日30分の運動を実施している。
495 北九州医刑 平成26年3月25日
屋内運動の冬季ストーブについて,12月初めから設置してほ
しい。
平成26年4月18日
ストーブの設置時期については,気候及び燃料代等の予算面も考慮して
おり,今後も同様な運用としたい。
496 北九州医刑 平成26年3月25日 入浴を週3回にしてほしい。 平成26年4月18日
関係法令に基づき,適正に運用しており,夏場には週3回入浴を実施し
ているものの,1年を通して3回入浴を実施するのは,予算面等で困難で
ある。
497 北九州医刑 平成26年3月25日 食品を扱う炊事作業者は,休日も入浴させてほしい。 平成26年4月18日
炊事工場就業者の入浴については,衛生面等を考慮して,相応の対応を
しているものの,休日においてまで免業の受刑者を入浴させることは職員
配置上及び処遇公平の観点から,困難である。
498 北九州医刑 平成26年3月25日
年末年始,盆やGWなど休日が重なる様な時には入浴剤を使用
させてほしい。
平成26年4月18日
当所の浴槽は,循環方式を採用しており,入浴剤の使用により機械の劣
化,損傷を招くおそれがあるため,入浴剤の使用は困難である。
499 北九州医刑 平成26年3月25日 炊事工場において冬場は温水を使用させてほしい。 平成26年4月18日 予算上の観点から給湯設備は整備できない。
500 北九州医刑 平成26年3月25日
炊事就業者の平日の免業日には,他の工場就業者の土日祝日と
同様に,テレビの後ラジオを聴かせてほしい。
平成26年4月18日
テレビ視聴後のラジオ放送については,テレビのスイッチ切替作業等の
対応が難しいため,テレビ視聴時間を増やすことを検討したい。
501 北九州医刑 平成26年3月25日 主治医制にしてほしい。 平成26年4月18日
当所に勤務する常勤医師は,所長を除き全員が精神科の専門医であり,
診断及び治療に当たっては合議するケースが多いことから,主治医制度は
そぐわない。今後も現状の運用を継続する。
502 北九州医刑 平成26年3月25日 凍傷軟膏を休日にも使わせてほしい。 平成26年4月18日
凍傷軟膏については,常態的に工場に備付けているところ,休日におい
ては,継続的治療が必要と認められるような症状のある者に対し,職員が
居室まで赴き使用させている。今後も現状の運用を継続する。
503 北九州医刑 平成26年3月25日
工場の化学製品のフィルター作業によって発生する粉塵が目に
非常に悪いと思われるので,調査して何らかの対応をしてほし
い。
平成26年4月18日
当該作業で使用するフィルターの材質は,PET樹脂であり,主に炭
素,酸素,水素から構成されており,人体への影響はない。
504 北九州医刑 平成26年3月25日
栄養士が替り,メニューがかなり雑になっている。対応してほ
しい。
平成26年4月18日
献立については,1日のカロリー摂取量や予算等を考慮して作成してい
る。
505 北九州医刑 平成26年3月25日 配食だけでなく片づけも職員が立会してほしい。 平成26年4月18日 必要な場所には,配食等立会職員を配置している。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
506 北九州医刑 平成26年3月25日 行進中の掛け声はやめてほしい。 平成26年4月18日 集団行動上の必要から実施しており,今後も現状を維持する。
507 北九州医刑 平成26年3月25日
他の刑務所のように友人や知人との面会ができるようにしてほ
しい。
平成26年4月18日
刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律第111条に基づいて
適正に実施しており,友人や知人についても法令に基づき判断している。
508 北九州医刑 平成26年3月25日
日用品や本の購入をした場合,希望者のみ領収書(レシート)
の発行をしてほしい。
平成26年4月18日
領収書の発行については,膨大な事務量となり,困難であるが,金額等
については,各個人に品目,数量,金額を提示して,本人から指印を徴す
る方法で周知している。
509 北九州医刑 平成26年3月25日
優遇区分第2類,第3類の菓子については,日用品購入の様に
選択にさせてほしい。
平成26年4月18日
優遇区分第2類以上の者については,2種類から選択できるように改め
る。
510 北九州医刑 平成26年3月25日
冬場の祝日の甘味品について,冷たいジュースを出すのはやめ
てお菓子にしてほしい。
平成26年4月18日 常温でも飲める飲料などについて,検討したい。
511 北九州医刑 平成26年3月25日
男性もリップクリームの使用を許可してほしい。前回,検討す
るとの回答があったが,進展がないようなので,お願いしたい。
平成26年4月18日
訓令等に定めがあり,施設限りで対応できない事項であることから,上
級庁に伝達することとしたい。
512 北九州医刑 平成26年3月25日
購入物品の単価が高すぎる。品質も悪い。もっと早く自弁購入
品が手元に来るようにしてほしい。
平成26年4月18日
全国統一物品であり,単価・品質については,当所では決定できない。
購入事務処理については商品発注から商品到着まで最低1週間程度は必要
であり,商品到着後は,速やかに交付処理している。
513 北九州医刑 平成26年3月25日 自弁購入品の種類を増やしてほしい。 平成26年4月18日
訓令等に記載していない新たな自弁物品の種類を増す場合は,施設限り
で対応できないが,訓令等に定められた購入物品の種類については,その
必要性について,その都度検討している。
514 北九州医刑 平成26年3月25日
凍傷予防のため,自弁での使い捨てカイロの購入を認めてほし
い。
平成26年4月18日 医療上,特に必要と認められる場合を除き,原則として使用させない。
515 北九州医刑 平成26年3月25日 フレームなし眼鏡も購入できるようにしてほしい。 平成26年4月18日
フレーム(縁)なしの眼鏡の購入については,レンズが割れやすかった
り,ネジが緩みやすかったりと,購入後に修理や調整等の必要性が高まる
ことが懸念され,業者と被収容者との間にトラブルに発展するおそれがあ
るため,現時点では,特に必要性はないと思料する。
516 北九州医刑 平成26年3月25日
他の刑事施設では,就床してのテレビの視聴ができるのにここ
ではできないので改善してほしい。
平成26年4月18日
特に精神障害を持つ被収容者を収容している当所では,当該被収容者に
昼と夜の一定の生活リズムを習慣づけるため,テレビ視聴の際の就床を認
めていない。
517 北九州医刑 平成26年3月25日 将棋クラブを作ってほしい。 平成26年4月18日
講師,実施時間,実施場所等を考慮の上,導入に向けて前向きに検討し
たい。
518 北九州医刑 平成26年3月25日
将棋の駒はプラスチック製の安物でいいので,新しいものにし
て数を増やしてほしい。
平成26年4月18日 新たに整備することを検討する。
519 北九州医刑 平成26年3月25日 オセロを置いてほしい。 平成26年4月18日 講堂等に新たに整備することを検討する。
520 北九州医刑 平成26年3月25日
出所後に大学受験したい人もいるので,大学受験対策をとって
ほしい。講習の実施や大学入試用の特別備付書籍(官本)の整備
をお願いしたい。
平成26年4月18日
高校の教科書を整備することを検討する。大学受験の講習については,
指導できる職員がいないこと,また,講習を希望する受刑者が非常に少な
いことから,実施できない。
521 北九州医刑 平成26年3月25日
属性がMに指定されている者は,優遇区分第3類までしかなら
ないので,A指標の者と同じ優遇区分第2類及び第1類になる様
にしていただきたい。
平成26年4月18日 優遇措置に係る評価は法令に基づき適正に行っている。
522 北九州医刑 平成26年3月25日
制限区分第2種・優遇区分第2類の者に係る面会の立会いにつ
いて,「親族については,原則立会い省略」と「所内生活の心
得」には明記しているが,実行されていないことから改善してほ
しい。
平成26年4月18日
制限区分第2種の者の親族面会の運用については,原則的に立会を省略
しているが,それは,第2種だからといってすべてが立会省略というもの
でなく,当該個々人の状況等を確認しながら判断している。
523 北九州医刑 平成26年3月25日
信書の検査について,制限区分第2種・優遇区分第2類の者の
信書は原則省略と「所内生活の心得」に明記されているが,実行
されてないことから,改善しほしい。
平成26年4月18日
制限区分第2種の者の信書の運用については,原則的に検査省略として
いるが,それは,第2種だからといってすべてが検査省略というものでな
く,検査の要否は個別に判断している。
524 北九州医刑 平成26年3月25日
介助係は精神的にも辛いが休みがないのが一番辛い。365日
出役しなくてはならないので月に一度程度は代休を与えてほし
い。
平成26年4月18日
作業休日の場合でも短時間の配食業務で作業する場合があるが,その業
務については,該当時間分について休日に応じた作業報奨金を支給してい
る。
525 北九州医刑 平成26年3月25日
他の刑務所で職業訓練を受け,当所へ戻ったところ,作業報奨
金を下げられた。調査の上対応してほしい。
平成26年4月18日
調査した結果,職業訓練施設から当所へ還送後,作業等工については前
施設における等工そのままに調整されており,特に不利益な取扱はなされ
ていなかった。
526 北九州医刑 平成26年3月25日
刑務官の方によっては,受刑者に対し,高飛車で高圧的な言葉
遣いをされるとの意見が散見されるので,改善してほしい。
平成26年4月18日
被収容者に対する言辞等については,これまでも職員研修等の機会を設
けて注意を喚起しており,今後も研修等で注意を喚起したい。
527 福岡刑 平成26年3月31日
「明るい職場」,「風通しの良い職場」作りを組織として推進
するため,職員の意見・提案を受ける機会を設け,それに不祥事
対策委員会として回答しており,施設自らが職場環境の改善に積
極的に取り組む姿勢は評価できる。
未報告
平成26年度についても,「明るい職場作り」を施設運営方針の最重点
事項とし,継続して職場環境の改善等を推進している。
528 福岡刑 平成26年3月31日
医療器具CTスキャンが設置されたことは評価できるが,今後
円滑な運用体制を整えることを期待したい。
未報告
平成25年7月18日付けで,CT画像の読影を行う業者と画像診断契
約を締結し,設置後直ちに安定的な運用体制を構築した。
なお,読影診断結果を得るのに要する時間は,通常であれば約1週間で
あるが,急を要する場合には,翌日に診断結果を得ることが可能である。
おって,昨年8月から現在までCT検査をおおむね80件(1月平均約
10件)実施している。
529 福岡刑 平成26年3月31日
平成25年度2件の被収容者の自殺事例があったことから,再
発防止のための具体的方策を構築すべきところ,特に,自殺念慮
を持つ被収容者に対しては,監視強化のみではなく,精神的ケア
に努めることが必要であり,精神保健福祉士や心理カウンセラー
などを増員し,面談の機会を増やすべきである。
未報告
自殺防止対策として,現行,処遇調査時に受刑者に自殺念慮が認められ
た場合,精神科診察に付す,処遇カウンセラーによるカウンセリングの必
要性の有無を検討する,早期に社会復帰支援を行い,将来に向けた明るい
展望を持たせるなどの方策を構築しているところであるが,カウンセリン
グの機会を増やすためにも,必要な専門職員の増員等について,今後とも
上級官庁と相談していきたい。
530 福岡刑 平成26年3月31日
昨年度の死亡事案を見ると冬季に死亡しているケースが多い,
高齢者や病気治療中の者はもとより,高血圧などの持病を持つ者
に対しても,十分な寒さ対策をとる必要があり,工場や浴場など
においては,室温や湿度に十分な配慮を払うべきである。
未報告
現状寒さ対策については,病室等にエアコン又はオイルヒーターを備え
付け対応している。今後は,居室だけでなく,工場や浴室の室温等にも十
分配慮した対策を検討していきたい。
531 福岡刑 平成26年3月31日
平成25年度のレントゲン診断は夏に戸外で行われたが,炎天
下で長時間順番待ちをしたために体調を悪くした被収容者がい
た。今後の検診については日時や場所等に配慮すべきである。
未報告
平成25年度のレントゲン診断は,9月17日から同月20日まで実施
したが,平成26年度の実施時期については,本意見を踏まえて計画する
こととしたい。
なお,実情として,平成25年度においても炎天下で長時間待機させた
事実はなく,熱中症等の体調不良を訴えた被収容者はいなかった。
532 福岡刑 平成26年3月31日
HIV感染者などのプライバシーに配慮すべきである。職員に
対しては日ごろから研修を行い,不当な侮蔑,排除,差別などを
醸成するような言動をしないよう注意すること。
未報告
HIV感染者などに対して,状況に応じたプライバシーの配慮が必要な
ことは当然と考えており,改めて,職員に対しては,被収容者のプライバ
シーや個人情報の取扱いに十分配慮するよう機会あるごとに注意喚起を
行っていきたい。また,職員には被収容者の人権に関する理解を深めさせ
るため,引き続き効果的な研修の実施を図っていくこととしたい。
533 福岡刑 平成26年3月31日
支所における既決被収容者の中にも電話通信を認められる条件
を満たしている者がいると思われるので,電話通信ができるよう
に電話機器の整備などを行うこと。
未報告
条件を満たす者を収容しない厳原拘置支所を除く各支所に平成25年度
中に必要な通信機器を整備した。今後は,各支所に統一的な関係内規を整
備し,できる限り早期に運用を開始することとしたい。
534 福岡刑 平成26年3月31日
単独室の風呂で入浴する場合,後順位の入浴者には,衛生的に
も顔や髪の毛を洗う際,シャワーの使用を認めるべきであり,改
善を要望する。
未報告
単独室のシャワーは,プッシュ式等の一定の時間で自動的に停止する機
能でなく,手動で停止しなければ止まらない機能であることから,多量の
水を使用する者もおり,その取締りに苦慮しているところである。今後
は,予算的な問題もあるが,単独室のシャワーをプッシュ式に変更するこ
とも検討したい。
535 福岡刑 平成26年3月31日
大晦日におけるテレビの視聴時間を現在の午後11時45分か
ら,明けて新年の午前零時15分まで延長することを検討するこ
と。
未報告
平成25年度の大晦日から30分延長し,新年の午前零時15分までテ
レビを視聴できるよう取扱いを改めた。
536 福岡刑 平成26年3月31日
被収容者から苦情の申出に対して,結果は通知されるが,理由
が告知されないので改善してほしい旨の要望があった。審査の申
請や事実の申告については,裁決書に詳細な記述があるが,苦情
の申出については,結果を口頭で伝えるだけで理由が告知されて
いないので改善を求める。
未報告
法務大臣及び監査官に対する苦情の申出については,本省の指示に従い
適切に処理結果記載欄の理由を告知している。また,刑事施設の長に対す
る苦情の申出についても,処理結果(不採択など)に応じ,必要な範囲で
理由を告知しているが,今後も個々の申出内容・処理結果に応じて,申出
人の理解に資するような理由の告知を行っていく運用を予定している。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
537 福岡刑 平成26年3月31日
医務棟については,その性質に鑑みて虫の侵入は治療に悪影響
を及ぼすことになるため,虫の種類や侵入時期等について調査を
行った上で早急に駆除方法について検討し,駆除を徹底すべきで
ある。
未報告
本意見にあるように,まずはどのような虫が居室内に侵入しているの
か,時期・時間帯はいつなのか,侵入した虫がどのような悪影響を及ぼす
のか調査することを検討したい。
538 福岡刑 平成26年3月31日
厳原拘置支所の職員にヒアリングを実施したところ,職員数が
少ないため,当直回数が多い,有給休暇が取りにくい,超過勤務
手当が満額支給されないなどの意見があった。勤務条件の改善は
切実な要求であり,省庁一丸となって取り組んでほしい。
未報告 意見があったことについて,上級官庁に報告したい。
539 福岡刑 平成26年3月31日
本所及び田川拘置支所ともに老朽化が著しく早急な改築が必要
である。また支所の整備に当たっては職員配置合理化のために支
所の統合も検討すべきである。
未報告
本所及び田川拘置支所は老朽化が著しく,保安,処遇環境,執務環境等
の面で問題が少なくなく,それらの改築は,当所の喫緊の課題であり,今
後とも予算要求も含め,本省に要望していきたい。
540 麓刑 平成26年3月14日
平成25年8月以降,医師不在の状態が継続しており,一刻も
早い改善が必要である。
未報告
上級官庁とも協力し,医師募集活動を行っているが,いまだに採用がで
きない状況である。
541 麓刑 平成26年3月14日
職員の不適切な言動に対する意見が多いことから,職員に対す
る人権教育を充実させてもらいたい。
未報告
被収容者に対する言動については,機会あるごとに職員研修等により周
知を行っている。今後は外部者による人権教育を実施予定である。
542 麓刑 平成26年3月14日
医師の診察を受ける際,被収容者に対する職員の指導を適切に
行い,被収容者と医師との意思疎通が図れるように改善願いた
い。
未報告
職員の指導について,被収容者に誤解を生じさせることなく適切に行う
ように職員研修等を通じて指導しており,引き続き医師との意思疎通が円
滑に図れるように努めたい。
543 麓刑 平成26年3月14日
過剰収容状態が慢性化しているので,収容人員の適正化を求め
る。
未報告
上級官庁の協力を得て,他施設への移送等を行い,適正化に努めてい
る。
544 麓刑 平成26年3月14日
集会で出される菓子類について,種類や金額を増やすなどを検
討願いたい。
未報告 品目の多様化など,内容を充実したものとするように努めたい。
545 佐世保刑 平成26年3月19日
依然として職員の有給休暇取得率が低いままなので,職員定数
の増員について検討願いたい。
平成26年3月28日
今後も業務の合理化・省力化に取り組み,職員定員の増員について上級
官庁を通じて要望する。
546 佐世保刑 平成26年3月19日
刑事施設視察委員会への意見が減少していることから,視察委
員会の目的及び活動内容について,今後も被収容者に正しく教示
願いたい。
平成26年3月28日 今後も入所時の指導等により,視察委員会の説明を行う。
547 佐世保刑 平成26年3月19日
施設の老朽化により,処遇が大きく異なることは,望ましくな
いため,施設・設備の改修等について,検討願いたい。
平成26年3月28日
必要な修理,改修を行い,被収容者の生活に支障を及ぼさないよう努
め,上級官庁に予算要求等必要な措置を行っていく。
548 佐世保刑 平成26年3月19日
被収容者の職業訓練等を積極的に実施し,再犯防止に努めてい
いただきたい。
平成26年3月28日
被収容者に職業訓練を受講するよう積極的に働きかけるとともに,当所
における新たな職業訓練についても上級官庁を通じて要望する。
549 佐世保刑 平成26年3月19日
常勤医師の確保に引き続き努め,適切な医療体制の構築を願い
たい。
平成26年3月28日
地域医療機関との連携を緊密にし,常勤医師の採用について引き続き上
級官庁と協議しながら,医師採用に向け一層の努力を行う。
550 佐世保刑 平成26年3月19日
地域の活動に積極的に参加するなど,地域住民との良好な関係
の維持に努めていただきたい。
平成26年3月28日
地域の自治会活動に積極的に参加し,地域住民に対する募集参観を実施
する。
551 長崎刑 平成26年3月5日 被収容者が入歯を作れるようにしていただきたい。 未報告
官費による治療の範囲,費用の一部を負担させて行う手続及び支払い手
続を定めて,今年度から試行的に外部歯科医師による自費による歯科診療
を行うことにした。
552 長崎刑 平成26年3月5日
食事の味が薄くなったとの不満が出ている。通常食と減塩食の
2種類の食事を提供することができないか検討を願いたい。
未報告
厚生労働省の指針では成人男子の摂取量は9グラムとされており,通常
食については味付けを工夫している。また,医療上等の必要に基づき,減
塩食を給与している。
553 長崎刑 平成26年3月5日
職員の言動により,被収容者の個人情報が外に漏れたり,被収
容者に不満をもたれたりすることがないように,指導を徹底され
たい。
未報告
被収容者の個人情報に関するものはもとより,被収容者に対しては,職
務上,必要最小限限度の会話以外はしないよう職員に指導している。指導
に当たる職員に対して,被収容者から,誤解,不満をもたれるような言動
及び個人情報漏えいと思われる言動は慎むように指導している。
554 長崎刑 平成26年3月5日
共同室と単独室で被収容者の待遇に差があるのは望ましくない
ので,単独室でも可能な限り扇風機を設置していただきたい。
未報告
共同室は,複数の被収容者が同一の居室空間で共同生活しており,対人
関係の難しさに加え,居室内の暑さからくるストレスを軽減するなどの対
策の一つとして,扇風機を設置しており,現状の運用を維持したい。
555 長崎刑 平成26年3月5日
出所後の生活に資する特別官本について,自動車運転免許試験
に関する書籍等の発刊年度が古く,現在の法令に適応していない
との意見が出されている。被収容者の更生に重要な特別官本は,
可能な限り,早期に新しいものと入れ替えるようにしていただき
たい。
未報告
平成25年度末に,予算の範囲内であるが,自動車運転免許試験問題を
含めた資格試験問題集や最新の出版書籍を整備した。
556 長崎刑 平成26年3月5日
日用品販売業者が矯正協会から民間業者に変更になってから,
日用品の価格が上がった,これまで購入できていた日用品が購入
できなくなった等の苦情が出ている。各刑務所の被収容者の要望
が入札に反映できるように上級官庁と協議していただきたい。
未報告
公募により指定業者として選定された業者が,全国の刑務所で同一商品
を同一価格で販売しており,個々の刑務所では,対応できないのが現状で
ある。本意見については上級庁へ伝達することとしたい。
557 熊本刑 平成26年3月20日
被収容者を全裸にした衣体検査はやめられるよう再度提案す
る。
未報告
昨年度も更衣室において不正連絡摘発案件が発生しており,規律秩序を
保つため今後も継続することを御理解願いたい。
なお,改善更生意欲が高い者に対しては,身体検査を省略している。
558 熊本刑 平成26年3月20日
被収容者が当委員会に対してする書面の提出及び面会希望に際
し,被収容者に願箋を出させる方式はやめられたい。
未報告
願箋を提出させることで,視察委員会宛て提出する書面を所持している
ことを居室に明示し,職員が誤って中身を検査しないようにしている。事
務処理を行う手続上,面接希望者から願箋を提出させ,面接希望者の漏れ
がないようにしている。
なお,当該被収容者に何ら不利益を科すことはない。
559 熊本刑 平成26年3月20日 医療を一層改善されたい。 未報告
外部医療機関との協議会を通じ,矯正医療への協力を求め,医師の確保
及び搬送先の確保に努めている。
560 熊本刑 平成26年3月20日 職員は被収容者に対し人権に考慮した言動をされたい。 未報告
幹部職員による指導や人権尊重に関する研修を実施し,注意喚起を図っ
ているところであり,今後とも職員の意識啓発を図っていきたい。
561 大分刑 平成26年3月12日
職員が,被収容者に対して,誤解を生むような言動を行わない
よう適切な指導,研修がされることを要請する。
未報告
人権研修は継続的に実施しているが,今後も引き続き被収容者の人権に
配意した適切な言動を行うよう指導する。
562 大分刑 平成26年3月12日
工場等における人間関係の固定化を防止するため,2年程度で
配置換えを行うよう検討を要請する。
未報告 工場担当職員等の配置換は,定期的に実施している。
563 大分刑 平成26年3月12日
同性愛者向けの書籍の閲覧の可否判断については,慎重な運用
がなされることを要請する。
未報告
書籍の閲覧の許否判断は,その内容,被収容者の性向等に応じ,個別具
体的かつ慎重に行っている。
564 大分刑 平成26年3月12日
日用品の納入単価について,上級庁に対し,当所から要望を出
し,可能な限り引き下げるための行動をとるよう要請する。
未報告
施設で販売している物品は,公募による事業者と矯正局との協定によ
り,全国統一の仕様及び価格が設定されているが,意見については,上級
官庁に伝達することとしたい。
565 大分刑 平成26年3月12日
甘味品を摂取させる時間帯を夕食後に変更することに加えて,
複数の種類を設け,選択ができるように運用されるよう要請す
る。
未報告
優遇措置としての甘味品の購入については,2セットから選択させ,不
正授受等の反則防止の観点から喫食時間を制限しているが,祭日など,全
員に同じ甘味品が給与される場合は喫食時間の制限を緩和した取扱いとし
ている。
566 大分刑 平成26年3月12日
処遇上の運用を変更する場合には,被収容者に対して理由の告
知を行うよう要請する。
未報告
処遇上の運用を変更するときは,工場担当職員等からの口頭連絡や居室
棟での一斉放送等の方法により告知しているが,その理由についても分か
りやすいものにするよう工夫する。
567 宮崎刑 平成26年3月26日
本所は施設の老朽化,地盤沈下が見られ,早期改築の要望を出
すよう求める。
未報告
当所限りで対応できない事項であるが,機会あるたびに上級官庁へ要望
しており,引き続き要望していく。
568 宮崎刑 平成26年3月26日
医師の増員,協力医の確保,人員体制の充実など適切な医療・
保健体制の確立に努めていただくよう要望する。
未報告 医師の増員等については,上級官庁に要望することとしたい。
569 宮崎刑 平成26年3月26日
被収容者への指導については,適正・中立・公平な対応をする
よう,職員に対する指導を徹底いただきたい。
未報告
適正かつ効果的な被収容者処遇のため,計画的又は臨時的な職員研修を
実施しているところであるが,更なる職員研修の充実に努める。
570 鹿児島刑 平成25年9月25日
被収容者の起床時間前は扉の開閉を静かに行うよう措置を講じ
ること。
平成25年11月19日
就寝時間帯に扉を開閉する際は,扉に手を添えるなどし,不必要な騒音
を発生させないよう,注意喚起に関する事務連絡を発出し,文書及び口頭
により周知徹底を行った。
番号
委員会の意見 講じた措置
委員会への
報告年月日
内 容(講じなかった場合はその理由)
庁名
年月日 内 容
571 沖縄刑 平成26年1月20日
現在工場で使用しているたわしを改善してほしい。靴洗いの時
に外は洗えるが,中が洗えないので困っている。靴の中が洗えな
いため臭いがするので衛生的によくない。できるだけ柄のついた
たわしを使用させてほしい。
平成26年3月3日 意見を受けて柄のついたたわしを備え付けた。
572 沖縄刑 平成26年1月20日
全被収容者の血液検査(肝炎やHIVに関するもの)について
実施できるよう予算の確保に努めていただきたい。
平成26年3月3日
感染症に係る検査について,被収容者の申出により医師が診察等を行っ
た上で,必要性の有無を個別に判断しているところ,全被収容者の血液検
査については予算上の問題があるため,意見があったことを上級官庁に報
告することとしたい。
573 佐賀少刑 平成26年3月28日
提案件数が減少している。提案箱の設置個所が適当であるか,
提案箱の存在を周知できているか検討し,改善事項があれば改善
する必要があると考える。
平成26年4月28日
提案件数の減少は,収容人員の減少によるストレスの減少も要因の一つ
と思われ,提案箱の設置個所は適当と考えている。周知については,収容
開始時の指導で漏れなく周知している。
574 佐賀少刑 平成26年3月28日
平成25年度は被収容者の死亡事案が3件発生している。引き
続き被収容者の医療に配意してもらいたい。
平成26年4月28日
平成25年度は,死亡事案が3件発生したが,いずれも適切な医療上の
措置を実施したと考えている。引き続き医療の充実に努め適切な措置を
行っていく。
575 佐賀少刑 平成26年3月28日
職員の発言や態度について,苦情が寄せられている。倫理研修
を実施するなどなんらかの対策が必要と考える。
平成26年4月28日
職員研修の中で人権に関する研修を実施している他,機会を捉えて,被
収容者に対する言動について指導している。
576 福岡拘 平成26年3月28日
物品購入において,必要以上のまとめ買いを強いられており,
特に,拘置所は短期の被収容者が比較的多く,不都合は一層大き
いものといえる。この点については昨年度も意見を述べたところ
であるが,未だ改善が行われていないこと,改善へ向けた方向性
も示されていないことから,物品購入の際の不便の解消について
法務省に再度伝達されたい。
平成26年4月8日 福岡拘置所視察委員会の意見として上級官庁へ伝達したい。
577 福岡拘 平成26年3月28日
生月日黙秘者について,生月日の申告を求めず願箋での購入を
認めるということであるので,その旨職員に周知徹底されたい。
平成26年4月8日 全職員に周知徹底を図ることとしたい。
578 福岡拘 平成26年3月28日
現在,医師1名,他の職員1名,定員からの欠員が生じている
ので速やかに補充していただくとともに,職責の重大性に鑑み,
職員増員について,上級庁に伝達されたい。
平成26年4月8日 福岡拘置所視察委員会の意見として上級官庁に伝達したい。