興味深い人々がたくさんいます
大臣官房施設課施設設計官 葛原 浩美
(平成2年採用・I種)
私は,変わったものに出会うと,ついそれを選択してしまうと
いう人生を送り続けているように思う。約20年と7ヶ月前,公務
員の2次試験にも受かり,ふと目に入ったのが「法務省・機械
職」の募集。「法務省で機械職?何,これ?」と,つい電話をか
けたのが法務省との縁の始まりであった。
「機械職」というのは,法務省全体の施設整備や維持管理に
携わる部署である大臣官房施設課(当時は大臣官房営繕課)
の機械設備設計部門(施設の空調設備や給排水衛生設備を
計画・設計する部門)への採用で,対象となる法務省の建物と
いえば,刑務所や少年院や入国管理局の施設など,「他では
設計できないよ。」という誘い文句に惹かれ,お世話になること
になった。
実は,機械設備畑は1年間だけで,その後は,建築畑(いわ
ゆる皆さんがイメージする建物の計画・設計部門)を歩むことに
なるわけであるが,そんな施設課での業務は,建物のユー
ザーである他部局の個性豊かな人々との出会いの連続である。
建物を設計するということは,ユーザーの本音を引き出すこと
でもあるのだが,その作業はちょっと楽しかったりする。(本当
は苦しいけれど(笑))
こんな誘い方は変かも知れないけれど,「ちょっと変わったも
の好きの貴女にとって,法務省は期待を裏切らないと思いま
す。」(多分)