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鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要(令和4年3月1日(火曜日))

【冒頭発言】

会合が予定より長引きましてお待たせいたしました。本日、G7財務大臣・中央銀行総裁会議が開催されました。冒頭、ウクライナの財務大臣の参加を得まして、緊迫するウクライナ情勢について議論を行うとともに、ウクライナ政府・国民との連帯を確認したところであります。その後、G7間でロシアへの対応について議論を行いました。
今回のG7では、制裁の協調された実施が実効性確保の観点から重要であること、我々の制裁、とりわけロシア中央銀行への制裁措置及びSWIFTからのロシアの特定銀行の排除が、既にロシアの経済や金融市場に大きな影響を与えていること、ロシア関係者団体の資産凍結について制裁の効果が最大限発揮されるよう、さらに連携していくこと、今後も速やかにさらなる行動をとること、そういうことで一致をしたところでございます。また、2014年のクリミア侵攻以来のG7によりますウクライナ支援に対するコミットメントを再確認し、今後もウクライナ支援を強化していくことでも一致をいたしました。
私からは、国際秩序の根幹を守り抜くため我々は断固として行動し、ロシアの暴挙には高い代償が伴うことを示していく必要があること、日本としてもロシア中央銀行への制裁措置について、本日の閣議を経て、直ちに適用を開始するなど、欧米と足並みをそろえて制裁を迅速に実行していること、また少なくとも1億ドル規模の借款による支援に加えて、1億ドルの緊急人道支援を通じてウクライナ政府と国民を支援することなどを説明いたしました。
引き続き、G7をはじめとする国際社会と連携して、適切に対応していきたいと考えております。

【質疑応答】

問)ウクライナの財務相からはどれぐらいの間、何分間ぐらい冒頭、説明とか、あとG7からのそれに対する対応や、どういった意見を伝えたんでしょうか。

答)時間とすればかなり長時間、40分おられました。こういう会議の慣例で、その会議の中で話された関係者の話は、自分のことは言ってもしゃべらないということでございますので申し上げませんけれども、やはり今の厳しい状況等について率直なお話がございました。
先程申し上げましたとおり、私から1億ドル規模の借款による支援を行うこと等、ウクライナ政府と国民との連携を表明したところでありますが、マルチェンコ大臣からは、力による一方的な現状変更は認めないとの強いメッセージを国際社会に与えるための制裁措置やウクライナに対する経済支援について、日本を含むG7各国に対して謝意が示されたということでございます。

問)さらなる行動をということで一致したというふうなご趣旨の発言がありましたけれども、今のSWIFTからの除外等、あとロシア中銀への制裁などに加えて、追加の制裁についても詳細話し合って、これからやっていくということが議論されたんでしょうか。

答)様々な意見が出されました。さらなる制裁措置については、予断を持って申し上げることは控えますけれども、制裁の協調された実施が実効性確保の観点から重要であること、今後も速やかにさらなる行動をとることで一致をしたところでございます。具体的中身はお話しすることは控えさせていただきたいと思います。

問)確認なんですけれども、約50分延長されたのかなと思うんですけれども、これというのはウクライナの財務大臣のご発言が長くなったからなのか、それともG7の議論自体が延びたか、どういった経緯で延びたのか教えてください。

答)いろいろ、両方あったと思います。

問)確認なんですけれども、日本政府としてウクライナ政府への支援について1億ドルの借款と人道支援をご説明されたということなんですが、これは要するに岸田総理がご発言されているものについて改めて大臣の方からG7に説明されたという理解でよろしいでしょうか。

答)そうです。

(以上)

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