令和3年末現在本邦対外資産負債残高の概要

令和4年5月27日

財務省

令和3年末現在の対外の貸借に関する報告書(本邦対外資産負債残高)の概要は以下のとおりです。

1.対外資産残高:1,249兆8,789億円(対前年末比+105兆2,504億円、+9.2%)

為替相場変動に伴う外貨建て資産の円評価額の増加(+81.8兆円)や、居住者による対外資産の取得超(直接投資+16.4兆円、その他投資+8.1兆円)等により、対外資産残高は13年連続で増加した。

為替相場変動に伴う外貨建て負債の円評価額の増加(+19.5兆円)や、非居住者による本邦資産の取得超(直接投資+3.0兆円、証券投資+21.4兆円)等により、対外負債残高は3年連続で増加した。

対外資産の増加額が対外負債の増加額を上回ったことから、対外純資産残高は2年振りに増加した。

(単位:10億円)

(参考)本邦対外資産負債残高の内訳
資産	3年末残高	前年末比	負債	3年末残高	前年末比
直接投資	228,763	24,126	直接投資	40,504	316
証券投資	578,347	52,753	証券投資	471,027	44,984
金融派生商品	35,806	▲さんかく8,892	金融派生商品	35,108	▲さんかく7,241
その他投資	245,212	19,726	その他投資	292,055	11,038
外貨準備	161,751	17,537
資産合計	1,249,879	105,250	負債合計	838,695	49,098
純資産合計	411,184	56,153