市街地整備

「小規模で柔軟な区画整理 活用ガイドライン」の策定について
〜都市のスポンジ化地区における誘導施設整備のための集約換地等の市街地整備手法〜

国土交通省は平成30年11月20日に、コンパクトシティの形成を推進するため、都市のスポンジ化対策の新たな制度である「空間再編賑わい創出事業」など小規模で柔軟な土地区画整理事業の活用ガイドラインを作成し公表しました。

地方都市をはじめとした都市の既成市街地で進行する都市のスポンジ化対策に取り組む地方公共団体、民間事業者等を支援します。

1 趣旨

人口減少社会を迎えた地方都市をはじめとした多くの都市の既成市街地で進行する「都市のスポンジ化」は、生活利便性の低下や居住環境の悪化など、コンパクトシティの形成を推進する上で重大な障害となっています。

今後は、駅前やまちなかなど既存ストックが集積し、都市の拠点となるべきエリアにおける都市のスポンジ化対策として、「空間再編賑わい創出事業」(注記)1や「敷地整序型土地区画整理事業」(注記)2等の柔軟な区画整理手法を組み合わせながら、小規模でも素早く空き地等を集約し、医療・福祉施設や子育て施設などの導入を図ることが有効です。

そこで、国土交通省では、都市のスポンジ化に取り組む地方公共団体や民間事業者等を支援するため、「小規模で柔軟な区画整理 活用ガイドライン」を作成しました。






(注記)1 本年改正の都市再生特別措置法により新たに創設された集約換地の特例を活用した事業。立地適正化計画に定める都市機能誘導区域において、事業計画に「誘導施設整備区」を定め、同区域に空き地等を集約し、医療・福祉施設等の誘導施設の整備を図る土地区画整理事業。

(注記)2 一定の基盤整備がなされている既成市街地内の地域で、早急に土地の有効活用を図ることが必要な地区において、相互に入り込んだ少数の敷地を対象として、換地手法によりこれら敷地の整序を図る敷地レベルの土地区画整理事業。

2 小規模で柔軟な区画整理 活用ガイドライン

本ガイドラインでは、駅前やまちなかなどの都市のスポンジ化地区において、地方公共団体や民間事業者等が誘導施設整備のために行う小規模で柔軟な区画整理事業の活用を推進するため、まちづくりの発意から計画、事業化、事業の進め方はもちろんのこと、事業と一体となって行う誘導施設の導入、そして施設導入後に持続的に誘導効果を発揮するための方策まで、一連の制度活用のガイドラインを、参考事例や留意点、工夫を交えながら示しています。

しろまる小規模で柔軟な区画整理 活用ガイドライン
〜都市のスポンジ化地区における誘導施設整備のための集約換地等の市街地整備手法〜

本編(PDF形式)
表紙・目次
1.背景、ガイドラインの使い方
2.基本事項 立地適正化計画・土地区画整理事業
3.新たな区画整理手法「空間再編賑わい創出事業」の概要
4.「空間再編賑わい創出事業」の活用について
5.「空間再編賑わい創出事業」のモデルイメージ
6.集約・再編のための各種制度について
7.賑わいの創出及び維持発展に向けて

参考資料編 (PDF形式)
参考1 「誘導施設整備区」関連 条文抜粋
参考2 「誘導施設整備区」関連 都市計画運用指針抜粋
参考3 「誘導施設整備区」関連書類 作成例
参考4 現行制度の活用事例
参考5 施設の維持管理手法事例
奥付

添付資料

報道発表資料(PDF形式)

お問い合わせ先

国土交通省都市局市街地整備課椎名、小笠原
電話 :(03)5253-8111(内線32732、32735)
直通 :(03)5253-8413

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