建設省では、平成6年9月に「品質、環境、労働安全衛生等に関する国際規格の公共工事への適用に関する調査委員会」(委員長 大臣官房技術審議官)を設置し、ISO9000シリーズ(ISO9000sと記す)の公共工事への適用性について検討を進めています。
平成8年度からは、委員会での検討を踏まえ、実際の工事においてISO9000sによる品質マネジメントシステムを適用し、その具体的な手続き、内容及び効果を把握するとともに、適用する場合の課題及び対応策を検討することを目的として、ISO9000s適用パイロット事業を実施しています。
平成11年6月18日に開催されました「第11回 品質、環境、労働安全衛生等に関する国際規格の公共工事への適用に関する調査委員会」では、これまでの検討結果を踏まえて、平成12年度の公共工事へのISO9000シリーズの導入を円滑に行うため、以下のスケジュールで具体的な導入方法等の検討を進めることが決定されました。
また、これと並行して平成11年度のパイロット事業を通じ、ISO9000シリーズを導入した場合の対応方策について検討を進めます。
表−1 公共工事へのISO9000シリーズ導入に関するスケジュール
平成11年(1999年) 平成12年(2000年)