しろまる国土幹線道路部会の中間答申を踏まえ、
・実施目的を明確にした上で、効果が高く重複や無駄のない割引となるよう見直し
生活対策 観光振興 物流対策などの観点を重視し 高速道路の利用機会が多い車に配慮
高速道路料金割引(利便増進事業終了に対する激変緩和)
<見直しの基本的考え方>
<具体的な内容>
・並行する一般道路における通勤時間帯の混雑緩和のため、
地方部の通勤割引を通勤時間帯に多頻度利用する車を対
象とする割引に見直して継続
・生活対策、観光振興、物流対策などの観点を重視しつつ、高速道路の利用機会が多い車に配慮
生活対策
・高速道路を利用する機会の多い車の負担を軽減
するため、マイレージ割引について、最大割引率を9.1%に
見直して継続
・観光需要を喚起し、地域活性化を図るため、地方部の休日
割引について、割引率を3割として継続
・地方部の休日割引の
割引率を平成26年6月まで
現行5割引のまま継続
激変緩和
観光振興
・主に業務目的で高速道路を利用する機会の多い車の負
担を軽減するため、大口・多頻度割引について、最大割引
率を40%として継続
・一般道路の沿道環境を改善するため、深夜割引について
割引率を3割として継続
・大口・多頻度割引の最大
割引率を平成27年3月まで
40%から50%に拡充
激変緩和
物流対策
環境対策
夜 間
昼 間 夜 間
昼 間平普通車以下 中型車以上
最大5割引
(反復利用のみ)
最大5割引
(反復利用のみ)
夜 間
昼 間 夜 間
昼 間
普通車以下 中型車以上
<地方部> <大都市部>
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時
3割引
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時
3割引
夜 間
昼 間
昼 間 夜 間平日
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時
3割引
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時
3割引
夜 間
昼 間
昼 間 夜 間
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時土日祝日
3割引
(最大割引率を9 1%に見直し)
マイレージ割引
3割引
(注記)平成26年6月まで
現行5割引のまま継続
5割引
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時
3割引
3割引
(最大割引率を40%に拡充)
(最大割引率を9.1%に見直し)
マイレ ジ割引
大口・多頻度割引
(最大割引率を平成27年3月まで50%に拡充)
: 激変緩和措置(国費)- 1- NEXCOの料金割引の経緯
民 営 化
(H17 10)
新直轄の導入やコスト縮減などで会社割引をスタート
(H17.10) (深夜3割引(H16.11〜)通勤5割引(H17.1〜))
H20.9 リーマンショック
緊急経済対策 H20.10〜 深夜5割引等の拡充(緊急総合対策:10年間(H29年度末迄))
H21. 3〜 休日上限1,000円導入(生活対策:2年間(H22年度末迄))
見直し
政 権 交 代
H21. 3 休日上限1,000円導入(生活対策:2年間(H22年度末迄))
H23. 2 料金割引計画を見直し
休日上限1 000円継続(H25年度末迄)
見直し
地域活性化などの
一定の効果
休日上限1,000円継続(H25年度末迄)
H23 6 休日上限1 000円等廃止
H23.3 東日本大震災
H23. 6 休日上限1,000円等廃止
政 権 交 代
現行許可上は
H25年度末 緊急経済対策による割引期限
現行許可上は
料金割引が縮小となる-2-
料金割引の見直しと緊急経済対策 [NEXCO]
1 従前の料金割引の計画(H20 10〜H29年度末 深夜5割引等 H21 3〜H22年度末 休日上限1 000円等)
休日上限1,000円
平日昼間3割引
1 従前の料金割引の計画(H20.10〜H29年度末 深夜5割引等、H21.3〜H22年度末 休日上限1,000円等)緊急経済
深夜5割引 休日昼間5割引 等
生活対策 H21.3〜
安心実現のための
緊急総合対策
H20.10〜
H23.4から休日1,000円など一部割引が切れる〜〜
通勤5割引
深夜3割引
大口多頻度割引 等
深夜5割引、休日昼間5割引 等
〜H19会社割引
H20 H21 H22 H23 H29 H62〜〜〜〜〜〜〜〜
2 H23.2 料金割引計画の見直し(休日上限1,000円継続)緊休日上限1 000円等
3年間
当面の間における検討を踏まえ設定緊急経済会社割休日上限1,000円等
平日昼間3割引
休日5割引
深夜5割引 等
前倒し〜〜〜〜
当面の間における検討を踏まえ設定
〜H19割引
H20 H21 H22 H23 H29 H62H25H24
3 H23 6 休日上限1 000円等廃止
《H23.3 東日本大震災 》〜〜〜〜
3 H23.6 休日上限1,000円等廃止緊急経済
平日昼間3割引
休日5割引
深夜5割引 等
3年間
休日上限,1000円等 東日本大震災に対処するため国庫納付(2,500億円)
当面の間における検討を踏まえ設定済〜H19会社割引
H20 H21 H22 H23 H29 H62
深夜5割引 等H25H24〜〜〜〜〜〜〜〜-3-
現行の料金割引と財源 (地方部)
普通車以下 中型車以上平夜 間
昼 間平夜 間
昼 間日5割引 5割引
3割引日5割引 5割引
3割引時間
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時 6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時
夜 間
昼 間
昼 間 夜 間間帯割引土日
5割引 5割引土日
5割引祝日
5割引 5割引祝日
5割引利用頻割
マイレージ割引
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時
6時 9時 17時 20時 0時 4時 6時
(最大割引率13.8%)頻度引大口・多頻度割引
:民営化時に導入した割引
(H16.11(注記)〜)
:緊急経済対策による割引
(H20.10(注記)〜H26.3) (注記)割引時間帯毎に順次導入
(最大割引率30%)-4-
見直しの方針と大臣要請
1 社会資本整備審議会 道路分科会 国土幹線道路部会 中間答申(平成25年6月25日) (概要)
<今後の料金割引のあり方>
・利用者の行動変化を引き出す割引に限定
・料金割引の効果の発現の観点からの検討が必要
・割引が認識・実感されておらず、効果の発現が不十分
・目的の異なる割引を並行して導入、本来の効果が低減
<今後の料金割引のあり方>
・各割引相互間の関係について整理する必要
・時間帯割引と大口・多頻度割引などが重複して適用
民営化時の新直轄方針の導入や建設 管理 ストの縮減などによる債務の軽減の範囲内を基本として見直すことは
<料金割引の規模>
・民営化時の新直轄方針の導入や建設・管理コストの縮減などによる債務の軽減の範囲内を基本として見直すことは
やむを得ない
・この範囲を超える規模の料金割引を政策的に追加するのであれば、具体的な財源措置を併せて検討することが必要
通勤割引 通勤時間帯に利用する全ての車が対象
であり、通勤目的利用に特化が必要
休日割引 効果もあったが渋滞も発生。割引率
を縮小しつつ地方部で継続を検討
(参考) 料金割引メニュー毎の評価
深夜割引
平日3割引
マイレージ割引
大口・多頻度割引
3割引は効果があったが、拡充分には
効果が無く、見直しが必要
効果が十分見られないので見直しが必要
他の交通機関の割引状況や利用状況
も踏まえ、見直しが必要
継続すべきであるが、他の割引との
重複適用状況の確認 整理が必要
2 大臣要請(平成25年11月21日)
・高速道路会社に対して「2つの努力」を要請
重複適用状況の確認・整理が必要
1高速道路会社が実施している既存の料金割引メニューにも例外なく踏み込んで見直す努力
2経営努力の最大限の反映-5-

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